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春先色々、悲喜こもごも、え?違う?

前回に引き続き、サブタイトルに

悩んでは何度入力し直した事か…。

直ぐに決まる時と決まらない時があります。

大体は思い付きでサブタイトルが

決まるのですが、すんなり決まらない

と言うか、悩む場合がほとんどです。

なお、いつも通りにぐだぐだな

日常回になっております。

アメジストの月の半ばには賢者の祝い日があった訳だけれど。私はオルテンシア様とカトリーナ様、3人でゆったりまったりとお茶会を楽しんだ日でもあった。お茶会が始まる前に、日頃の感謝を込めてお父様、お母様にまずはプレゼントを渡し、フェリクス兄様、デルフィーナ姉様、パトリシア姉様へは親愛を込めてプレゼントを贈った。ティシュヴァンフォーレでは父の日や母の日がないので、その代わりとして私は利用している気もする。いつかそのうちに両親に感謝する日、みたいな日が来たりしないかな。フォルトニア様にまた会った時に、そう言う日がないかって話をしてみよう。次にいつ会えるかは全く予想はつかないけど。


アメジストの月の半ばにあるイベントは無事に終わり、もう数えるほどの日数で今月も終わろうとしていた。もうすぐアクアマリンの月が始まるが、アクアマリンの月は去年もあったように、フィーリルトン学園の卒業式が執り行われる月でもある。去年は現在中等部に進学して、多分元気にやっているであろうテオドール先輩が卒業したんだっけ。私たちは今年のディアモンドの月に入れば4年生となるのだが、来年の今頃にはまた卒業式に思いを馳せる可能性はある。まあ、卒業式も入学式も人生のうちでなかなかの一大イベントだから、気にしない方がおかしい。フィーリルトン学園には成績が優秀な人も多いから、あまり進級出来なかったとか、留年した、とかは聞いた事がない。パトリシア姉様は少し前まで、割と成績がギリギリだったけれど、最近はそうでもない。トップに食い込むとまでは行かないが、真ん中よりは上くらいなので、平均的だとは言える。以前は座学よりも実技ばかりに力を割いていたからであって、元々勉強が出来ないと言う訳ではないからだ。まあ、力を入れる部分をちょっと間違えてしまうのは、そちらが楽しいからだったんだろうけど。だが、実技をおろそかにしろと言う訳でなく、どちらもしっかりバランス良く学ぶ事が大事なのは先輩方や先生達も普段から私達にそう言っているし、教えてくれているしね。バランスって大事だなぁ…とは思うので、食事や運動も気を付けたい。食べ過ぎとか運動不足で体調崩したりとかしたくはないし、適度な運動と食事って大事だよね。

そう言えば、まだティシュヴァンフォーレに来て、食べ過ぎたり運動不足で体型が変わってしまったとか、メタボリックシンドロームとかの話は聞いた事がないな。いや、まだ私の周りには物凄い体型の人とかは見かけてないけど、ぽっちゃりだなーって言う人は何人か見かけた。洋菓子店の店長と、私の主治医である先生はどちらかと言えばぽっちゃりな体型をしていた。それが何だって話だけど、お医者さんでぽっちゃりな人って普段見かけないから、ちょっと珍しいような気もする。それだけこの国はみんな健康的な人が多いって事なのかな。まあ、病気の人が少ないのは良い事だけど、一人もいないって事はないだろうし、医療方面はどのくらい発達してるのかまでは知らないので、主治医の先生か、リーゼロッテ先生にでも今度聞いてみよう。きっとその辺りについての情報は何かしら持っている筈だし。

やがてアクアマリンの月に入ると、冬の気配ももうすぐ終わるのかな、と言うくらい暖かい日の時がある。月の始めの頃くらいはまだ寒いかなって日が多いけど、半ばを過ぎるとだいぶ暖かい日が増えて来る。地球の日本換算で言えば3月の半ばくらいになるが、その辺りから体感的に気候が暖かくなり始めるので過ごしやすい日が増えて、少し気分も晴れやかな感じに思えて来るんだよね。こう、寒い日が続くとやる気も削がれるけど、過ごしやすい季節になると、何時もより勉学に打ち込める…ような気がする。何となく、なんだけどね。冬は外より屋敷の中にいる事も多いんたけど、今くらいの時期は庭に出たり、散歩したりなどをする時間も出て来るので、発見もあったりする。今はどんな花が咲いているのかが判ったりとか、目に見える範囲だと木々や花に自然と目が行くと言うか、観察したりするよ。観察するのは大体が写生の為って事が大多数だ。たまにではあるけど、気が向いたらスケッチブックを持って絵を描いたりする事があるんだよね。今の季節で地球と類似性がある花が咲いているのを見た時に覚えていたものを、幾つか挙げておこう。アイスランドポピー、ガーベラ、カンパニュラ、カレンデュラ、クロッカス、シクラメン、サイネリア、スノーフレーク、ストック、デイジー、ヒヤシンスなど、多すぎてキリがないくらいだった。全部ある訳ではないだろうけど、たくさん見知ったものがあったのは嬉しい限りだ。


アクアマリンの月の中旬から下旬にかけての事だが、スケッチブックに様々な花の絵を描いて、それを色鉛筆やクレヨンで塗ったりして、休日を過ごす事がある。私が普段暮らしているお屋敷の裏庭は、屋敷の裏手にある森林と繋がっていて、人の手が入り、定期的に兵士の人や猟師さんが見回っていたりするので、危険はない。そもそも、お父様の話だと、裏手にある森には魔物はほとんどいないらしいので、いるとしたら野生の動物くらいではないだろうか。それに、森に立ち入る際は衛兵も連れて行っているので、問題はない筈だ。ディートリッヒとヘラルダも一緒だし、夜までいる訳じゃないしね。そうして、たくさんの花を写生しては色をつけて行く。色を塗るのは簡単にしかやらない。腰をすえてやるには、森の中でやると危険が生じるので、お屋敷に帰ってから、ちゃんと色鉛筆なり絵の具なりを使って色を塗っている。スケッチブックには何枚か、花の絵が描かれているが、私は絵が得意と言うほど腕前が良い訳じゃない。せいぜい人より少しは上手に描けるかな、くらいだ。素人の域を出るような絵が描ける訳ではないので、趣味で何となく描いているに過ぎない。完成した絵は、まずはお母様に見せてから、お父様やデルフィーナ姉様、パトリシア姉様に見せたりするのだが、上手く描けた、と普通に褒めてもらえるだけならまだ良い。お父様の場合だいぶ対応が違っていて、ちょっと悩む所だ。いや、前から娘に対して甘やかし過ぎと言うか、過保護気味だなとは思っていたけれど、まさか描いた絵を見せたら欲しいと言われるとは思わなかった。しかも、その絵をわざわざ額縁に入れて部屋に飾ったりしている。飾るなら、もっと上手い画家の人とかに描いてもらったものを飾れば良いのに…。


「せっかくミレーナが描いてくれたものなんだ。飾っておかないとな。ん?これも成長記録の一環だぞ。」


と、言って書斎に飾っていた。書斎にはハインリッヒやヘラルダ、お母様くらいしか来ないけど、飾るようなものじゃないのになぁ…。何だか、他のちゃんとした絵画と比べると、恥ずかしくなるから早めに額縁から外して欲しい。いや、マジで。多分そう言ってもなかなか取り合ってくれないから、これこそ気長にじっくり腰をすえて説得しなきゃいけないんだろうな。

そんなどたばたとしたアクアマリンの月も終わって、ディアモンドの月が始まる。気付けば月が変わっている、と言うのはやる事が詰まっていて、それなりに充実していたからだろうか。まあ、充実していないと言えば嘘になるし、ある意味私はリアルが充実しているリア充なのかもしれない。恋人や彼氏がいなくても、充実していればそう断言して良い…筈だ。そもそも、リア充と言う言葉が10歳から出て良いものなんだろうか。その懸念は一旦どこかに置いといて、今月についての話に戻ろう。


今月、ディアモンドの月は地球換算で言えば4月にあたる。地球の日本でもそうだったように、今の時期は入学シーズンでもある。先月卒業式があったばかりだが、そう考えると早いものだ。今年も新しく1年生が入学して来ると同時に、私たちは4年生となる。フィーリルトン学園では、入学が8歳からとなっているので、4年生は今年11歳を迎える子供が進級をすれば自動的にそうなる。余程の事がなければ小学生で進級出来ないとか、留年とかはないと思う。日本では義務教育だったけど、ティシュヴァンフォーレでは違うので、勉強も出来る人と出来ない人の差異があって、それなりに進級するのに苦戦する人が…多分探せばいるだろうけど、探す気にはなれない。うん、そんな人のアラを探したりするのは気分が良くないし、やっぱり止めておこう。とにかく、フィーリルトン学園では大体の人が進級をはたすのがディアモンドの月となる。私やオルテンシア様、カトリーナ様、ジュスティーノ、ルシウスも今月から4年生だ。それで何かが突然たくさんの部分とかが変化したりはしない。まあ、多少身長が伸びたり、体重が変わったり、体型に変化があったりとかはするかもしれないが、少しずつ変わるものなので、去年も言った通り一気に変化するのはおかしいって話だ。時間の経過が早ければ、気が付いたらだいぶ身長も体重も変わってた、とかになるかもだけど。一気に数年後、とかはないので、そこは仕方がないと思ってもらおう。誰に言っているんだか、とも自分でも思うけどね。そう言えば、春って事はもうすぐティシュヴァンフォーレでもキルシュブリューテが咲く頃だ。毎年の事になるんだけれど、今年もいわゆるお花見と言う名のお茶会が行われる。庭に咲いたキルシュブリューテの花を見ながらのお茶会で、毎年私は友人であるオルテンシア様と、カトリーナ様を迎えてお菓子や色んな料理を楽しむ和やかなイベントだ。これまで、私の友人はお二人しか呼んでないが、そのうちルシウスやジュスティーノもこの輪に入るかもしれない。あくまでも可能性の話だから、先の事は判らないけどね。お茶会は今年も何事もなく終わり、次に季節を感じるのは、花が散り始める頃になるんじゃないだろうか。地球で言う所の桜の花は多分今月の下旬には散るとは思うので、その時期が来たら、新緑の季節に入る。春は春でそれなりに楽しいので、まだ咲いているキルシュブリューテの花を部屋から眺めながら、普段通りにお茶を飲む。お花見が終わったとしても、こうして部屋からも花が見えるのが、この季節の良い所だ。春先には出会いと別れがある、とよく言うが、卒業式と入学式を指し示しているのだとするならば、私たち初等部の卒業式は再来年に行われる。その時、同じクラスにいたクラスメイトとは一旦お別れとはなるだろう。中等部に行けばクラスが変わるのでまた割り振りがやり直される事になるみたいだし。出来れば、いつも一緒にいる4人と同じクラスになれば良いんだけど、まだ先の話になる。お茶を飲み終わって、時計を見ればまだ夕食まで時間があるので、本を読む事にした。一冊は鉱物図鑑で、もう一冊は動物が主人公の話だ。最近は動物と人間の友情を描いたり動物同士の友情だったりとしたテーマの本が周りで何故か流行っている。昔に日本でも読んだ飼い猫と野良猫の話と似てるのは、フォルトニア様が話を輸入してくれたのだろうか?その辺もまた、聞いてみるしかなさそうだ。来月に控えた新緑の季節まではまだ時間があるけれど、過ごしやすい季節になると、外を見るのもいつも以上に楽しく感じる。夕日が見えたら、それを窓越しに風景画を描くのも良いかもしれない。秋ではなく春先でも、絵を描きたくなるものなんだな、と実感するディアモンドの月の終わり。私は部屋にスケッチブックを取りに行く為に席を立つ。絵が得意じゃなくても、描くのは楽しい、と思いながらこの風景を描こうとスケッチブックに鉛筆を走らせるのだった。

特に真新しいイベントなどはなく

多分来年辺りにあるんじゃないかと

思います。

薔薇祭り的なイベントとかをまた挟んだ

方が良いのか、他に何か別のイベントを

挟むのか…。

予定は相変わらず未定なので

気長に待って頂ければと思います。

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