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綺麗な花には祭りがある

6月くらいにある世界の祭りを調べた結果

見つかった祭りがこれでした。

お花だし、主人公がこれからもっと

大きくなったら楽しめるようになるかしら…。

そう考えたけど、8歳ではまだ早い…のか?

なお、またも今回は短めです。

次回は薔薇祭り本番です。

ディアモンドの月が終わり、エメラルドの月が終わりに差し掛かる頃。私は知らなかったと言うか、参加した訳ではないので知らないのも仕方がない気もするけど、地球で言う所の5月下旬から6月上旬にかけてアムルーシュで盛んに行われているのがルフレット祭りだ。ルフレットとは地球で言う所の薔薇だが、ティシュヴァンフォーレではルフレットと言う名前だそうな。

こう言うのは世界共通と言うべきなのか、薔薇はティシュヴァンフォーレでも女性に大人気の花で、アクセサリーのモチーフやドレスの柄、ハンカチの刺繍などによく使われている。栽培も盛んで庭に植えている貴族も多く、美しいルフレットを競うコンテストや庭自慢にルフレットの美しさを足したりとその辺りは地球と扱いは同じなようだ。

お母様も『もうそんな時期なのね、今年はどんな香水が出店に並ぶのかしら』とかカレンダーを見ながら言っていたから、ルフレットに関しては異世界の薔薇で間違いないだろう。

多分地球でも薔薇祭りっていう名前の祭りがあるからフォルトニア様も盛り込んだんだろうしね。



ルフレット祭りが近付くとフィーリルトン学園でも上級生のお姉様方がにわかに色めき立った雰囲気でルフレット祭りを楽しみにしているのが判る。まあ、そうだよね、11歳や12歳くらいになったらアクセサリーやドレスの話題に花が咲くのは判らない気がしないでもない。

私?薔薇、もといルフレットの花は授業で静物画を描いたりする時に花瓶に飾られたのをよく描いていたし、お母様やデルフィーナ姉様と一緒に庭に植えられているルフレットのお世話を手伝ったりしたから、この世界でも人気の花なんだなぁ…ってイメージだ。そもそも、8歳の女の子にルフレットの花に関係するアクセサリーやドレスの話題を振る方がおかしいでしょ。

私がもう少し大きくなったら話題にちゃんと乗るかもしれないけどね。まだ先の話と言うやつだ。

カトリーナ様やオルテンシア様も興味はなくもないが、まだ私たちには早い気もする、と口にしていたしね。



それとなくお祭りの前と言うのはわくわくするものだが、薔薇に関連したものとかには詳しくないので調べるべきなんだとは思うけど、ちょっと前向きにはなれなかった。そんな日の夜、久しぶりに夢でフォルトニア様に会った際に説明をしてもらった。



『こんばんは、少しお久しぶりですね。』


「フォルトニア様、薔薇祭りなんて地球でもあったんですね。」


『そうですよ、地球にもありましたので取り入れてみました。内容も地球のものに似せてあるのですよ。』


「なるほど、薔薇自体は地球でも女性に人気だから判る気もしますけど…。私、あまり詳しくなくて…。」


『大丈夫ですよ、私が解説しますからね。』



フォルトニア様の話によれば、アムルーシュのソルグレージュと言う街で薔薇祭り、もといルフレット祭りが行われるらしい。通称ルフレットの谷とも呼ばれる場所でもあるらしく、その季節になると準備で賑わうとかはちょっと見てみたいな。何でもソルグレージュは最高級ルフレットが名産であるらしいからだった。ソルグレージュのルフレット祭り自体はエメラルドの月中旬からムーンストーンの月初旬にかけて行われるが、メインイベントはムーンストーンの月第1週のジンの日から賢者の祝日の3日間に渡って開催されるのだそう。

毎年ムーンストーンの月第1週のジンの日(地球で言う所の金曜日)にはルフレットの女王を囲んでのコンサート、賢者の祝日にはその年に選ばれたルフレットの女王と民族衣装を着た地元の人たち約3000人のパレードが行われている。なかなかに規模が大きいな。

去年はエメラルドの月17日からムーンストーンの月9日にかけてルフレット祭りが開催されたが年によって多少変動するのだとか。ソルグレージュ中心部から少し離れた場所にはルフレット畑が広がっていて、ルフレット祭りの期間中にはルフレット摘みを経験することも可能なんだって。やりたがる人いるんだろうな…。

特にルフレット祭りを主催する農園で紹介されているルフレット畑では民族衣装を着た人と一緒にルフレット摘みを体験することが出来るのが人気だ。後、野生のルフレットは棘があるらしいけど、品種改良したルフレットは棘がないので安全なんだとか。



何だろう、割と本格的に取り入れられている祭りみたいだ。扱い的にはイベントだからメイン会場があり、ステージみたいなものもあるから出し物とかもあるのかな。

ステージ周辺の道には出店がたくさん並んでルフレット製品・ソルグレージュの刺繍・木彫りの細工や銀細工・ルフレットの冠などが売られていると言う。冠は女の子や女性に大人気だと言う話だから当日私も見てみようかな。出店ではルフレットオイルや香水、ルフレットのジャムやデザートなんかもある、との話を聞いた辺りで眠気が襲って来た。ああ、これは夢の中から布団に戻る兆しだ。フォルトニア様は『ではお祭りを楽しんで来て下さいね。』と言っていたので、もうすぐ訪れるルフレット祭りとやらをお母様とパトリシア姉様と一緒に楽しんで来よう。そう考えながら、私は再び穏やかな眠りへと戻って行き、目が覚めたのは翌朝だったのは健康な証なのかもしれない。カレンダーを見るとルフレット祭りまで残り3日程となっていた。





簡単な用語解説


ジンの日、賢者の祝日

賢者が曜日に対応する精霊を

一週間に当ててみた結果

月曜日から日曜日まで精霊の日に

なったのを世界でそのまま採用している。

元になっているのは知っている人も

多いかもしれないが、聖剣の伝説的な

ゲームから引っ張って来てます。

月曜日⇒ルナ

火曜日⇒サラマンダー

水曜日⇒ウンディーネ

木曜日⇒ドリアード

金曜日⇒ジン

土曜日⇒ノーム

日曜日⇒賢者の祝日


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