220:遺跡-17
新年お年玉サービス三話目です(キリッ
「さあて、早速来たか。」
俺の≪嗅覚識別≫が周囲から続々とモンスターがこちらに集まっているのを感じ取る。
匂いの感じからして最初に敵が来る通路は……あっちか。
「「「蹴りこ……」」」
「よく来た。そしてさよならだ。【ブラストスイングⅡ】」
俺は大量のプロトキリングたちが通路から広間に入って来るタイミングを見計らって吊り天井を避けつつ接近、入ってくるのに合わせて武器を≪装備変更≫で魔鎚・黒潰丸から試作型爆裂錫杖に変更し、≪両手持ち≫を使いつつ【ブラストスイングⅡ】を発動。
「「「ガガガピピ!!?」」」
部屋に入ってきたプロトキリングたちをまとめて爆炎で薙ぎ払って吹き飛ばす。
うん。流石に前回よりもレベルも装備も強化されているから一撃で行けるな。
「っと。」
と、ここで頭上の吊り天井が落ちてきたので≪四足機動≫で回避し、次にモンスターが来る通路を探るが……うん。全方位から来るし部屋に入って襲ってきたのから順に倒すべきだな。
「「「撃ち殺せ―!」」」
「「「……。」」」
「「「キキィ!」」」
「おお、千客万来だな。」
そして俺の前に別々の通路から大量の敵が現れる。
うん。これだけあれば元は取れるな。
「それじゃあ行きますか。【ダークエンチャントⅡ】【ブレスハント】【ロングエッジ】」
俺は武器を魔鎚・黒潰丸に戻すと三種類の祝福を発動して強化を施す。
すると、魔鎚・黒潰丸の周囲に濃密な闇のオーラとどちらかと言えば黒っぽい光がいくつも現れた後に打撃部が両手剣並の長さに変化する。
「『おらぁ!』」
「「「!!?」」」
そして俺は変化したメイスを≪両手持ち≫の状態で一閃。
俺に攻撃を仕掛けるために接近していたが≪大声≫で動きが止まったフロートアームズやミスリルバットたちを一網打尽にしつつ消費した以上にBPを回復する。
「おらおらぁ!」
そこからさらに後方でこちらに向かって遠距離攻撃を仕掛けていたオートシューターたちの攻撃を弾き飛ばしつつ接近して再び一閃し、オートシューターたちをまとめてなぎ倒す。
うん。【ロングエッジ】状態は片手で持つには重たいが両手で扱えば攻撃力の高さも範囲も十分すぎるくらいだな。
「「「ギュギュル!」」」
「うおっ!っと!お前らまで来るのかよ!」
と、ここで俺に向かって岩で出来た蔓が何本も伸ばされてきたために俺はしばらくの間回避に専念することになる。
蔓の根元を見るときちんとアースフラワーがいるので、どうやらアラームの罠はどうやっているのかは知らないがアースフラワーまで呼び寄せる効果があるらしい。
「ちっ、面倒だな。【ダークエンチャントⅡ】【ハウリング】【獣人化:ウルグルプ】『グルアアアァァァ!!』」
「「「!!?」」」
俺はアースフラワーの蔓と吊り天井を避けつつ祝福を発動し、闇属性の衝撃波を辺り一帯に撒き散らしてやる。
すると、アースフラワーよりもミスリルバットなどがバタバタと落ちて行くがこれは気にしない。
「「「ギュ……ギュオオオォォォ!!」」」
で、≪大声≫の終わりに当然の様にアースフラワーはカウンターは放つがこれもこちらには届かないで問題ない。
最大の問題は……
「のわあああぁぁぁ!?」
≪大声≫のせいで吊り天井が大きく揺れてぶつかり合い、何個かの吊り天井が破損して落ちてきたことの方が問題だったりする。
どうやらここの吊り天井は破壊可能だったらしい。いやー、危ない危ない。
「ま、別にいいか。」
ただこれで戦いやすくなったのも事実なので、俺は一番近くに居たプロトキリングを正面に見据える。
「さあ、どんどん来い!」
「ガガガピピ!?」
そしてプロトキリングを叩き潰しながらそう宣言した。
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「オラオラオラァっ!」
そこからは怒涛のラッシュだった。
俺は飛び込みの≪蹴り≫から≪両手持ち≫のメイスによる攻撃で普段は敵を叩き潰し、数が増えてきたら【ロングエッジ】や【ブラストスイングⅡ】、【ハウリング】付き≪大声≫で一掃する戦術をとり、満腹度が減ってきたらミスリルバットをメインに≪噛みつき≫で攻撃して【獣人化:ウルグルプ】を維持すると言う戦法を取る事によってやられる前にやれを実現していた。
なお、アースフラワーについてはHPが多い上に通常攻撃もカウンターも厄介なので、適度に≪大声≫で削ったところでキリングディグメイスの【クラッシュスイング】でトドメを刺して処理するようにしているし、剥ぎ取りに関しては回避ついでに行うようにしている。
「ふう。【スモールサンクチュアリ】【ダークヒールⅢ】」
ただそれでも避けきれずに少しずつダメージが蓄積していくので≪装備変更≫で武器をキツネトリイに変更し、【スモールサンクチュアリ】からの回復祝福で近接攻撃専門なフロートアームズやプロトキリングたちの動きを封じつつHPを回復する。
「【ブレスハント】【ロングエッジ】【ダークスイングⅢ】」
「「「!!?」」」
ただ、こうやって祝福を立て続けに使用していると≪BP自然回復≫でも補いきれない程のBPを消費することになる。
なので俺は続けて消費したBPを補給するために装備を魔鎚・黒潰丸に変更してから三つの祝福を起動し、膨大な量の闇を纏って最早メイスとしての形が見えなくなった黒潰丸を一閃して文字通りに周囲の敵を一掃する。
そして回復したBPはこの攻撃で消耗したBPよりも明らかに多い量。
うん。成功だ。
「『さあさあ、どんどん行くぜぇ!』」
そこから俺は≪大声≫で動きを止めつつ手近にいた敵に襲い掛かった。
で、何体倒したかは分からないが、やがて敵が湧かなくなったところで俺は剥ぎ取れるだけアイテムを剥ぎ取ると帰還石を使って王都へと帰還した。
いやー、レベル差補正も有って本当に良い稼ぎだったわ。
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Name:ヤタ
Skill:≪メイスマスタリー≫Lv.41 ≪メイス職人≫Lv.40 ≪四足機動≫Lv.41 ≪噛みつき≫Lv.39 ≪嗅覚識別≫Lv.41 ≪闇属性適性≫Lv.38 ≪蹴り≫Lv.38 ≪鉄の胃袋≫Lv.38 ≪BP自然回復≫Lv.32 ≪大声≫Lv.36 ≪両手持ち≫Lv.20 ≪装備変更≫Lv.18
控え:≪酒職人≫Lv.27 ≪器用強化≫Lv.35 ≪握力強化≫Lv.36 ≪筋力強化≫Lv.36 ≪嗅覚強化≫Lv.35 ≪方向感覚≫Lv.33 ≪投擲≫Lv.38 ≪掴み≫Lv.40
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感想でも指摘されていましたが、実力さえあればこの手の召喚系罠は稼ぎに使えます。
昔からの伝統ですね。
01/02誤字訂正




