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執筆速度と生産量

 どれくらいの更新速度が望ましいのか?

 そんな質問を受けて更新方法に関する小手先の技はともかく、どれくらいの生産量が平均的なのか調べてみました。※もちろん作者の環境や作品の内容によって分量は異なってくるので参考程度にどうぞ。


 各インタビュー記事の内容を整理すると以下です。


・速筆→二週間~二十日前後で一作品(十二万字前後)

・平均→一ヶ月前後で一作品(十二万字前後)

・遅筆→四十日~一ヶ月半前後で一作品(十二万字前後)

※例外ですが三日で一作品や一ヶ月で原稿用紙千三百枚(四十万字強)という方もいました。


 ただインタビューを受けるような有名作家さんは基本的に筆が速そうなので、これが作家の平均的な執筆速度かと問われると結構微妙です。それにシリーズの続刊と新シリーズの一巻目では費やす時間も異なるでしょうからね。


 また一作品を書き上げるまでの時間ですが、これは初稿完成までと考えられるので、この後に改稿されたものが完成稿となります。初稿より二稿や三稿の時間が多くなる作者はいないかもしれませんが、プロットに基づいて気の向くまま筆を走らせる状況に比べて、改稿というのは他者の意見を取り入れて矛盾や説明の過不足を直すので、一文一文の修正にかかる時間は人によっては増えるかもしれません。



 さて、ここまでは仕事で書いた場合の生産力です。個人活動ではないので一定期間内に必要な分量を書くのも当然かもしれません。では趣味として書いている作者の生産力はどれくらいなのでしょうか?


・公募に投稿している作者

 年間で新作を三~四本+落選作の改稿作(複数)が平均くらいでしょう。

 ただこの算出にも以下のような問題点があります。


①ペンネームを変更されると同一作者か判断できない。

②作品名を大幅に変えられると新作か改稿作か判然としない。

③基本的に一次選考通過以上でないと雑誌またはWEB上に掲載されない。


・ネット上に小説を掲載している作者

 こちらについては完全にお手上げです。とはいえ一時的な集中投稿による更新速度はともかく、年間四十万字(三~四作書いた場合の分量)を安定して書ける作者は少ないように感じました。ちなみに月平均にすると三万三千字強なので、ペースとしては週一更新で八千字強、週二更新なら四千字強くらいになります。


 短期的に見ると物足りない数字に感じるかもしれませんが、この生産力を維持して書き続けられる作者はあまりいないんですよね。更新頻度は書き手の連載方法(一話の長さ)によるのでなんとも言えませんが、生産量としては年間四十万字程度を達成できていれば、平均を超えていることも踏まえて読者に飽きられることのない分量と呼べるのではないでしょうか? N

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