春日坂高校漫画研究部
今回紹介させて頂くのは「春日坂高校漫画研究部」です。
読み始めた経緯は「更新された連載中小説」で自作の上にあったから(汗)
まずは作者による「あらすじ」の引用。
【吉村里穂子、高校二年生。リア充の兄妹に挟まれたオタクである。小説書きのキタちゃん、毒舌マリちゃん、イケメンオタクの五味に囲まれた漫研の日々。オシャレも恋も大学からでいい。そう思っていた彼女に三次元ボーイズが襲いかかる】
総合評価が高い(発見時で3200前後)ので、正直なところ紹介する必要があるのかどうか迷いました。しかし条件を充たした上で面白いんですから紹介しないわけにはいかないでしょう!
特筆すべきはテンポのいい会話と文章のあちこちに鏤られたユーモアのセンスです。女子高生の一人称ということもあり会話文で押していくのですが「改行過多の勢いだけで読ませる小説」とは異なります。必要な描写を丁寧に書き込んだ上で省ける文章を極限まで削り落としているという印象を受けました。ときどき「ん?」となる箇所もありましたが、ぐいぐいと先を読ませる力があるので気にならないでしょう。上手く表現できませんが「書けない」と「書かない」の違いを見せ付けられたような感じですね。
物語や登場人物は「あらすじ」に要約されている通りで、ドタバタ日常系ラブコメディーが好きな方には一押しです! ※記事作成時の感想であり完結までの面白さを保障するものではありません。 N
※どうやらこの作品も書籍化されたみたいですね。一読者としては嬉しい限りです。




