第3話 夢
「…なんだここは?」
唐突過ぎて申し訳ない。…だが俺だって混乱しているんだ。
睡眠によって体力の回復を試みたハズの俺だったが、気がつくと辺りは真っ暗で何もない……重力も無いようで、体が浮いているような感じだ…。
ん?睡眠……なんだ夢か。ならこの独特のフワフワ感を存分に味わうとしよう。
とりあえず俺は適当に移動して見たのだが、本当に何もない。物や人以前に、壁や天井…床すらないのだ。
宇宙ってこんな感じなんだろうか?某金メダリストの言葉を借りると超キモチイィぞ。
…フワフワする事約10分。
……実際はそんなかかってないかもしれないが……
飽きた。
なんなんだ本当に?このフワフワ感も慣れてくると大したことないぞ。
しかも暗いだけで何もない… ただ浮いているだけ… 暇すぎる。数学と争えるほどの暇さだ。
しかし、他にやることもなかった俺は、また縦横無尽にフワフワしてみた…その時だった。
……またあの声が聞こえてきたのだ。
「…もう少し」
前よりもはっきりと聞き取れる。この声の主はここに居るのだろうか?
「…鍵を…」
鍵……?あっ!?戸締まりを忘れたかもしれん。
…なんとまぁ…変なタイミングで不安の種を産み出してしまった。
「…急いで…」
よし。分かった。急いで戸締まりを確認してくるぞ。泥棒でも来たら大変だからな。
……そういえば、ここからはどうやって出るのだろうか?
あぁ…それが出来なくてフワフワしていたんだった。
「…時間が……無…い…」
なにっ!?泥棒の魔の手はもうそこまで迫っているのか?それはまずい……俺のブタさん貯金箱が粉々になってしまうかもしれん。
俺は焦っていた…… どうやらこれはただ事ではない。自然と覚める夢でも無さそうだ… 急がないとなにやらマズそうな気配が漂っている…
そのとき、ふと、何か遠くで光ったような気がした…… いや、光っている。
俺はその光の方へと向かっていった。
暗闇の中の一筋の光……なんて言ったら聞こえはいいが…
正直、なにをどうすればいいのだろうか?
光の出ている場所にたどり着いたはいいが、何もない… ただ小さな穴から光がもれているだけだ。早く帰って戸締まりを確認したいのだが……ん?…戸締まり?
そうか。「鍵」だ。
よく見てみると光が出ている穴は鍵穴に見えなくもない。ここに鍵を入れるのか。しかし…そんな鍵なんて……え?
なんだろう?ポケットになんかある?
………鍵………だった…………しかもぴったり合う…
うっわぁ!不思議!
…なんて言ってる場合ではない。俺は急いで鍵を差し込んだ。光が溢れてくる……
「…つながった。」
もう聞きなれた声がする…
「あんたは何者なんだっ!?」
俺は叫んだ。が… そこから意識が遠のいていった………。
秋田犬ですm(__)m
今回から本編突入………の予定だったんですが…
登場人物が未だに主人公と「声」しか出てこないと言う状況で…(声って登場人物ですか?)
セリフもほとんどなくモノローグだらけで…
深くお詫び申し上げますm(__)m
…なんだか後書きで言い訳ばかりしているような…
…でも、いつかはきっとまともな使い方をします。
登場人物紹介とかやります。…人物が出れば。
次回こそは、本編に入ります。絶対に。
…次回がいつになるか分かりませんが…
楽しく読んでもらえれば嬉しいです m(__)m