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小蟷螂の愚痴

 番外編

 吾輩は蟷螂である。名前は、サイス。


 吾輩はよして私はあの綾波とかいう蟷螂の子。あまり出番は無いけど、これでも綾波のお墨付き。

 他の兄弟姉妹もいるけど、特に制約はない。というか皆様自由に本能のまま動いている。意思を持っているのは私だけ。それで兄弟共のまとめ役。


 綾波が何か人の体になってたけど喋らない。

 ただし、不定期に脳に直接、司令を送ってくる。それで兄弟達の采配(?)をする。それをこなせば基本的に自由。だが兄弟達は本能的に餌を求めて彷徨うだけ。で、レベルとかいうのを上げて成長する。


 私は意思がある。ある日、進化の件でピキーンと質問を送ってみた。すると速攻で帰ってきた。なんとなく、どことなく嬉しそうだった。

 曰く、パラメーターというものを見て、どういう進化をしたいのか考える。それで、魔物を選んで仕留めて食べる。それで具体的に考えたいなら、賢者を大賢者に進化させる。すると、いつものパラメーターとは別のパラメーターが出てくるようになるとの事。その他色々な情報がいっぺんに脳に流れ込んで来る。正直頭が痛い。


 綾波は私に意思があるのが嬉しいらしい。

 それで、人形になるにはって聞いてみたけど、

 「わかんね。気が付けば人形になってたし。ようわからん」

 って返ってきた。続けて、

 「蟷螂だもんな。蜘蛛とか蛇だったらまだ可能性はあったろうに」

 って返ってきた。何故、そこでその名前が出てくるのか聞いてみたけど。

 「蜘蛛だとアラクネっていう種族があるし、蛇だとラミア。どっちにしろ、上半身人間だけど、完全には人形にはなれない」

 って返ってきた。


 ある日私は進化を果たした。

 ひとまず、目に入るものは全て倒し、防御力、攻撃力、素早さのパラメーターが上がりそうなものを口にした。それで、倒し方にも拘ると、進化先にも影響が出るとの事なので、倒し方にも拘ってみた。

 結果、「侍蟷螂」という別名のブレードインセクトというものに進化した。綾波にも報告したら、大変、喜ばれた。


 ある日、綾波がこれからしでかす事を教えられた。

 一度、文明を崩壊させ、文明を再構築させるというもの。去り際に何かを仕込まれた。


 文明の崩壊が始まり出した。地脈が、よく知ったオーラに変わっていき、途中、一部の兄弟か進化し、町の方に進撃していく。

 でも、内心、それどころじゃなかった。あのとき、何かを仕込まれたときから、何かモヤモヤする。それが気になって、仕方無かった。

 もう15日だよ。夏休みもっと伸びろー

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