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原因

 正直、どうしょうか悩んだ。

 滅びは案外すぐそこ。魔物の異常な出現。地震の大きさと頻度。

 

 例の場所。

 何やら精神統一をしているギルを横目に謎エリアへ入っていく。

 しばらく道は続き、ある一つの空間に出た。何故この空間が造られたのか分からない。だがそこには、一度目の崩壊について記されていた。それが全ての原因だった。

 何をどうするか思考しつつ、神柱的なヤツを探す。


 一度目の崩壊の原因。それは外部からではなく、内部からの接触が原因だった。

 崩壊を迎える前は、高度な科学技術があった。当時の科学者の一人は、世界の外を観測し、そこから人が変わったように研究を続けた。それで、世界の外の物質を入手し、研究をし、崩壊が起こった。

 今現在、神柱になっている神は、破滅を予感し、方舟を創った。今も生命が存在しているのは、その神の方舟のおかげだ。

 間もなく、魔物で溢れかえり、方舟以外の生命やら文明を塵に帰した。

 魔物の荒波が収まった頃、方舟が世界の中心へと到達し、当時の魔物の6割を削り、世界の再生が始まった。

 生命は無事、繁殖を繰り返し、文明以外は元に戻った。

 神は昔の文明についての記憶、知識を生命の記憶から消去し、農耕、建築の記憶を刷り込んだ。

 方舟は迷宮へと姿を変え、最後の文明の痕跡を消した。


 原因は世界の外の物質が地脈に流れ込み、この世界の地脈が拒否反応を起こし、自己防衛として崩壊が起こった。

 当時、二つの解決策があった。世界を自分のエネルギーで包み、地脈の汚れを浄化する事。もう一つは、地脈そのものに自分のエネルギーを流し込み、汚れ諸共地脈のエネルギーを押し出す事。

 前者は、途轍もなく時間がかかり、後者は、世界の形が変わる恐れがある。


 ようやく神柱をみつけた。

 だが、そこにはなにもない。

 恐らく、エネルギー切れを起こし、執念で自分の肉体そのものをエネルギーに還元し、今もすぐ崩壊が起こっていないのは、今も魂が執念で世界の崩壊を防いでいるのだろう。


 神はこの世界を愛し、この世界の為に消滅しようと思っているのだろう。

 いい志だ。感動的だな。だが、無意味だ。

 現に自分が消えかかっている。目的も果たせずに。

 一番の誤算は、繁殖する速度が早すぎた。

 先の方法でも、世界には何らかの負荷がかかっている。その上、世界が生命という容量に耐えられなくなりつつある。邪神Sが、ゲームみたいなシステムを作り出したのは、世界にかかる負荷を軽減させる為だろう。だが、それも無意味だった。


 ノルマは果たした。

 誰に向けたか解らない解説と考察をしてる間に準備も整った。


 始めよう。

 やっと終盤。

 (頭の中でシナリオはまだ続いてるけど)

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