地図に載らない集落
人里、というより集落に着いた。
うん。普通に皆様友好的そう。だけども、雑魚い。それで人口も少ない。村長曰く、最近は魔物の襲撃がほとんど無くなっているから人口を増やすべく、おせっせに励んでいるが、食料問題で結局ピンチらしい。それも相まって、将来、この集落は消えるだろうと地図には載らないらしい。うん。可愛そう。
時は深夜。
集落を偵察し、畑にある細工を施す。
それで、一つ思ったのが、この集落の住民は負け癖根性が染み付いている。それでもって美形がめちゃくちゃ多い。シンプルに爽やか系イケメンからイケメン婆ちゃんまで多種多様。それで全体の割合として、女子の比率が圧倒的に多い。まぁ、初日だけの感想だが、ここの女子は逞しそうである。何か、所々で矯声が聞こえるし。男子の精気が持たなさそう。
しばらく滞在しよう。
ここに滞在して、早一週間。集落の皆様と大分打ち解けた。まぁ、村のショタっ子達がユニコーンを見てビクビクするのは何か解せない。まぁ、男子がヘナヘナじゃしょうがないか。男子諸君に精力を付けてもらうために、エセスタミナ丼とか、ウナギの蒲焼きを振る舞ったりとかしてるが、結局、俺の料理スキルが上がるだけで、男子ヘナヘナ問題は解決しない。
そして、気付いたことがいくつも出てくる。まずは娯楽が無い。まーコイツら昼間からおせっせに励んでるからね。それでなんの捻りもないおせっせ。ここの住民の精神をリニューアルする必要がある。それで、喜怒哀楽。要するに感情が見えない。全員が全員ヘラヘラしている。それはある意味怖い。
おっと。これはでかい魔物の集団だ。ふん。ちょうどいい。コイツらの色々を直す必要がある。
だんだん見えて来たようだ。ほら、何か皆様、覚悟を決めちゃってる顔してるし。何か正座しだしてる人いるし。祈ろうともしない。ただ、運命を受け入れるのみって顔してるし。
最前列が見えて来た。そろそろか。鉄虫糸技。巨爪。ウル○ァリンクローの一振りで魔物の大半が、どちゃくそ大雑把な三枚おろしになる。集落の皆様が唖然とする。当たり前だ。
気付けば中部の魔物集団が目の前にいた。だが騒ぐほどではない。鉄虫糸技。サイコロステーキ。これでもちろん、魔物の大半がサイコロステーキになる。これを喰らってサイコロステーキにならなかった者はいない。
そして、最後尾はスラッグレールガン。砂鉄ほどの砂粒でも効果は絶大。あっちゅうまにモザイク規制が必要な姿になる。大雑把な三枚おろしもサイコロステーキも必要だが。
さて、どう来るか。
………無反応。
蟷螂繋がりで、蝕みの女王倒したと思ったら何か人型になって復活した。思った事はただ一つ。あの人型形態の何処に女王要素があるのか。




