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イケメンは人類の劣等種 別の再開

 黒崎龍騎。生前はイケメンという存在の価値観を変えてくれた憎き相手だ。奴に出会うまでは、イケメンはタンスの角に強めに小指ぶつけろだの何だの祟っていたが、イケメンは人類の劣等種という自分の中でそういう真理に至った。

 龍騎は見た目が良く、それでもって嫌なヤツだった。事ある毎に自慢してくる。女を沢山侍らせ、その侍らせ彼女も嫌味なヤツだった。危うく、男女平等の極意に達する直前までには。だが、イケメンは人類の劣等種という境地に至った。


 名はアランジュール・ソクラテス。

 「よぉ勇者様。いや、飯島虎白」

 うん。抑えろ。ここで感情に呑まれてはいけない。心頭滅却全ては無。奴は存在しない。適当にいなして立ち去ろうとしたが、

 「無視すんじゃねぇッ!」

 勝手にキレて襲いかかってきた。だが横で白い何かが飛んで行くのが見えた。

 「なっ!」

 アランが吹き飛んだ。

 「次は足」

 ラフィーが警告(?)をする。だがそんな警告は無視して飛んでくる。そして警告通り、アランの足が飛んだ。しかも両足。これでアランは立つことが不可能。だが、

 「アレはデコイだ」

 後ろにいた。足を斬り飛ばした方は土になっていた。

 「油断ならねぇなぁ」

 言葉の意図は分からないだが、

 「なっ!」

 アランが間一髪で何かから避ける。

 何となくエクシア斬りでアランに斬りかかった少女が名乗る。

 「吹雪型駆逐艦。綾波。記憶が正しければ」

 綾波と名乗った。だがおかしい。綾波ことラフィーは隣で鎌を構えている。

 「ごめん。こっちの方が馴染みがあるか」

 そう言うと、白髪赤目が黒髪黒目になる。紛れもなくコッチの方に違和感がある少女。綾波柚子だった。

 綾波を賢者にかけてみると、名前欄はバグ文字。だがその上に、綾波柚子とルビが振ってあった。そして、鬼神というスキルがあった。何ということだ。日本版の御三家が揃ってしまった。だがそうじゃない。


 「オラッ、行きやがれ」

 アランが魔物の大群を綾波に向けさせる。だが、

 「!」

 大群の先頭部分がサイコロステーキになる。タネはすぐに分かった。糸だ。鋭い糸だ。触れればそこから裂けるレベルの。だが綾波のスキル一覧にあるのは色んな魔物のスキルやらバグ文字やら属性系やバフ系スキルのみ。

 再びアランが綾波に仕向けさせるが、一瞬綾波の姿がぶれ、あっという間に蹂躪していった。

 「…まだまだ。残像が作れない」

 何か知らない言語を喋っている。この人は何処に行くつもりなのだろうか。

 NETABAREコーナー


 スキュラ

 この世界のオタ神だが、結構タチが悪い。

 この神の部屋は地球にあり、夏コミとかは何処ぞの強欲の魔女にコスプレして潜っている。そのため口調がそれに近くなっている。

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