表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
X-MAN  作者: BOZAK
2/2

重ねられた舌

日本の首都、東京では最近人攫いが横行している。行方不明者のほとんどが連日報道されている猟奇的殺人事件の被害者となって発見されていた。被害者の共通点は2つで分かれている、1つは司法で裁ききれなかった者や裁こうとしなかった者、もう1つは薬物中毒者や自傷行為を行う者だった。全員の共通点は命を粗末にする者だ。ゲームの参加者には生還する者も稀にいる

犯人の情報は年齢性別国籍すべてが不明で、ネット上ではX-MANと呼ばれ知られている。


X-manの事件簿2

警視庁捜査一課ではXMANについての捜査が開始した。そんな中、新たな被害者が発生する。


被害者 武内勝(タケウチマサル)男性

職業 裁判長

被害者 中山透(ナカヤマトオル) 男性

職業 弁護士

被害者 武内美佐子(タケウチミサコ)女性

職業 専業主婦


2025年4月に裁判が行われた、内容は轢き逃げによる少年殺害についてだ。被告人は武内美佐子、この裁判での裁判長を勤める武内勝の妻だ。美佐子の弁護を努めるのは1流弁護士の中山透だ。裁判の結果は無罪、轢き逃げ事件の被害者である少年の過失となり閉廷となった。本当は美佐子の前方不注意により事故を起こしそのまま逃走というのが事実だが、透と勝が手をまわしその事実を隠蔽。遺族は泣き寝入りする形となった。


2026年1月4日

3人は謎の地下室で目覚める。

勝の首は壁に足かせのようなもので固定され目の前には大きな装置があり尖ったパイプがこちら側に向いている、透の頭にはヘルメットのような装置が被せられ、美佐子は舌をテーブルに釘で打ち付けられている状態で目覚めた。3人は叫びながら助けを求めた、するとそれに気付いた犯人がスピーカーで話す。

「お前達はこれからゲームに参加してもらう、これは命を賭けたゲームだ。武内勝、君は愛する妻のため、自分のキャリアのために公平な判断をすべき時に私情で目をつぶった。お前の目の前には装置があるだろう、制限時間以内にゲームにクリアしないと目の前の装置が起動しパイプがそのつぶり続けた目を貫く。助かる方法はお前の右目の中に鍵がある、手元にあるメスで鍵を取りだし首の固定を外せ。中山透、君は事実を隠蔽した、どうやら頭に異常があるようだ。制限時間を過ぎると被っている装置が起動し頭を圧縮し潰す、助かる方法は、武内夫妻のどちらに装置の鍵を飲ませた。手元にナイフがあるだろう、それで胃を切り裂き鍵を取り出すんだ。最後に武内美佐子、君は裁判で嘘の証言を言い続けた、何枚も重ね続けたその舌を噛みちぎれ。

舌には爆弾を埋め込んだ、舌どころか頭も無事ではすまないだろう。3人へ、部屋から出たければヒントは今までと同じ行動を取り続けるんだ。制限時間は3分だ、game start」

勝は暴れ続けた、「ふざけるな、目を切るなんて冗談じゃない!」一方、透は冷静だった、痛みを伴わず殺せば助かると考えていたからだ、美佐子は暴れようにも舌が痛み動けない。最初に行動にでたのは美佐子だった。思い切り舌を噛み、一気に半分も溝ができた、痛みに悶えながらも手で溝に指を入れ舌を引っ張り舌を千切った。その瞬間透がナイフを思い切り美佐子に振り上げ喉に刺した。息ができなくなった美佐子は痛みに耐えきれずそのまま失神し体をガクガクと震わせるだけとなった。ナイフを抜き取り腹に縦に切り込みを入れ内臓を取り出す、一部始終を見ていた勝は涙を流し足をバタバタさせながら叫ぶ、「ふざけるな!何てことをしやがるクソガキ、殺してやる!美佐子!美佐子!」

透が勝に言う「そもそもあんたのせいだろが!あんたがこんなババア無罪にすっからこうなったんだろうが老いぼれジジイ、俺は関係ねえ、しね!」透はナイフを思い切り勝の目に刺した、刃は脳に刺さり勝は動かなくなった、この間に時間は残り1分30秒となる。

美佐子の胃を切るが鍵らしき物はない、勝の腹を裂き胃を取り出し切ると小さな鍵があった。透はヘルメットの鍵穴を探し鍵を差し込みヘルメットを外した、制限時間が終了し美佐子の物だった舌は爆散、勝の両目にはパイプが刺さる。ヘルメットも作動したが透は無傷だった、すると部屋のドアのロックが開く音がする、透は部屋に近づきドアノブを捻るが開かない。よく見るとロックは3つあり解除されていたのは1つだけだった、透が叫ぶ「どうなってるんだ、ゲームはクリアしたろ!ふざけるな開けろ!」ドアノブを捻りながら無理やり開けようとする、だがドアはびくともしない。スピーカーから音声が流れる「俺は言った、[[[部屋から出たければ]]]ヒントは今までと同じ行動を取り続けろと、お前達は裁判で結託した、今回も結託すればよかったんだ。3人で力を合わせれば助かっていた、ドアは3人の生命維持装置と繋がっていた、制限時間終了と同時にロックが解除される設計だった。生き残りはできた、君が夫妻のかわりにナイフで切って助けてあげればよかったんだ。勝が目を切れないなら代わりにやってあげればよかった、胃の中の鍵は吐き出してもらったらよかったんだ、お前は選択を誤った。命の大切さについて理解できていなかった、だがこれでわかったろ?命があれば3人の命があれば外に出られた、自由だった。GAME OVER」

部屋の電気が消える。透が叫ぶ「やめろおぉぉ、殺してやる!殺してやる!死にたくない!死にたくない!ああああ゛ぁあ゛ぁぁ゛」

ゲームは終わらない、惨劇は繰り返される。

歴史は繰り返す、それが人間だ。

重要なのは努力ではなく選択だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ