25.vs海龍!?
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あと新しい作品書き始めました。
作品名は「絳亡のライズ」です、ぜひ見にきてください。
https://ncode.syosetu.com/n5327il/←絳亡のライズのURLだよ。
思えば、あの時イロナの魔法の威力を見ようとしなければこんなことにはならなかったかもしれない。
だが今更悩んだらところで仕方ない!
攻撃態勢に入る。
水の弱点は、雷。
上級魔法、雷絶!
魔法を発動すると海龍の周りにどんどんと暗い雲が集まっていく。
そして雲が集まり終わると海龍がいる下に雷を落とし始めた。
俺の雷得意魔法、雷絶。効果は雲の下に雷を術者のマナ量分落とす。
流石に無傷ではいられないだろう。
しばらくし、雷が鳴り止んだ。
海龍の方を見てみる。
「は?」
そこにはほぼ無傷の海龍が堂々と立っていた。
あれを喰らってほぼ無傷なのか!?
雷絶は雷魔法の上級魔法では下位の部類だがそれでも上級魔法だぞ。
出し惜しみなんて、してられないな。
「イロナ!これを持て。」
「え、あ、わ!」
イロナに術式が書かれている紙を渡す。
「合わせるぞ。俺が海龍の目の前に行き、魔法を使って隙ができた時に海龍の横から使え。こっちが雷魔法、こっちが海を渡る時の氷魔法の術式だ。」
「は、はい!」
「よし、いくぞ!」
「はい!」
2人同時に走り出す、俺は海龍の目の前に、イロナは海龍の横側に。
雷中級魔法、紫電!
魔法を発動すると俺の目の前から通常の雷よりもさらに早い紫の雷が海龍に向かう。
ジッ
当たった、だがやはりあまりダメージにはならないか。
なら、
紫電、10連!
今度は海龍に向かって紫の雷を10連続で発動した。
バチッ
少しだが海龍が怯む。
「今だ、イロナ!」
俺が声を発したと同時、海龍の横から魔法が放たれた。
雷上級高位魔法、迅雷。
これでもダメージを受けてなければ終わりだ、頼む、どうか喰らっててくれ。
水蒸気が晴れていく。
そこから、現れたのは多少鱗が剥がれていた海龍だった。
そしてなにかの魔法の準備をしていた。
「まずい!」
即座に氷の壁を張る。
バキィ
次の瞬間、氷の壁が破られる。
それと同時にまた氷の壁を張り直す。
それが約10回続いたあと、海龍が放った魔法が切れた。
「はあ、はあ。」
額から出ていた血を拭う。
どうすればいい、イロナはもうダメだろう。
迅雷を使ったあとだ、暫くは動けない。
クルセリアはあそこで気絶しているし、リーハは昼寝ちゅ・・・
それだ。
氷壁!
即座に氷の壁を船の周りに創る、それと同時に船の階段へと走り出した。
間に合え!
バギッ
氷壁が壊れる音がする。
くそ、張り直し。
氷壁を張り直したがまたすぐ壊れる。
くそ、このままじゃリーハのところに行けない。
ヴォン
なんとかこの状況を打開しようと考えているとわいきなり寒くなり、周りを見ると海が氷に変わっていた。
これは、氷間。
しかもこの広さ、まさか!
「イロナ!」
「ご主人様、今のうちに行ってください!私が止めます。」
海龍の隣からイロナが現れた。
おかしい、俺はイロナに氷間の術式が書かれている紙を渡してない。
まさかあの術式を覚えて氷の上に即席で書いたのか!?
いや、いまはそんなことを考えている時ではない。
イロナが作ってくれたチャンスなんだ。
「頼む、イロナ!」
「はい!」
再び階段に走り出した。
階段に着き、気絶しているクルセリアをどかして下に降りる。
「リーハ!」
「・・・なに。」
小さな声が返ってくる。
「さっきからうるさいんだけど。」
「緊急事態なんだ!」
「どういう事態なの?」
「海龍がでた。」
「・・・だからあんなうるさかったんだ。」
「頼む、助けてくれ。」
「別にいいわよ。」
リーハが寝巻き姿のまま、ベッドから立ち上がって剣を持ち階段に向かった。
「助かる!」
「・・・ねえ。」
「どうした?」
「もしかしてだけど今まで魔法で龍と戦ってた?」
「そうだが。」
「・・・はあ、まあいいわ。」
リーハがそう言うと剣を鞘から抜き出し、居合の構えをする。
「・・・終わったわ。」
「え。」
それもそのはずだ、だってまだリーハはなにもしていない。
「見てみて。」
俺がリーハに文句を言おうとした瞬間、リーハが海龍の方に指を指す。
海龍の方を見てみると、首が落ちていた。
「は?たった一撃で・・・」
「龍の鱗って硬いけど剣で切れないほどじゃないの、まあ魔法の威力を9割ぐらい減らすんだけど。だから魔法はあくまで陽動目的に使うのよ。ふあ〜〜眠い、また寝直してくるわ。」
リーハが仕事が終わったからまたベッドに戻って行った。
・・・泣きたい。
リ「それにしても、魔法だけで鱗を剥がしたなんて。すごいわね、本当なら傷一つなんてつかないのに。まあそのおかげで一撃で切れて良かったわ、あいつの鱗硬すぎて斬を何回も使うから大変なのよ。」




