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9.服が嬉しい元近衛さん

ミスがあったら遠慮なく言ってね

服屋に来た。

なにやらリーハがすごく浮かれていた。

「レグルス!レグルス!早く行きましょ!」

「分かっているから少し落ち着け。」

そんな会話をしながら服屋に入った。

服屋に入ると俺は見慣れた光景を見た。どうやらこの服屋は貴族が着ている服を模しているらしい。

「リーハ、こんな服でいいのか?」

「・・・ぃゃ」

「?」

「いや!私普通の服がいい。」

「そうだな、なら古着屋でも行ってみるか。」

「うん。」

服屋を離れた。

忘れていた、リーハが貴族を嫌ってるとレグリスの記憶で知っていたのに。気をつけないとな。

そんなことを考えながら古着屋に着いた。

古着屋に入るとそこには1人の老人がいた。

「いらっしゃい、なにをお探しかな。」

「リーハ、どんな服がいいんだ。」

「うーん、動きやすい服がいいわ。」

「ならば体に密着するのがいいでしょう。そこのお嬢さん、身長はおいくつですか?」

「158よ。」

「分かりました、少々待っててくださいな。」

老人はそういい奥に行った。

数分後

「お待たせしました。」

老人が手にいくつかの服を持って戻ってきた。

「冒険に行くと思ったのであまり派手な服は選んできませんてました。もし派手な服が良かったら言ってください。」

「いえ、大丈夫よ。気が利くのね。」

「光栄です。」

リーハと老人が短く会話をするとリーハは老人が持ってきた服に目を通し始めた。

「うーん、どれがいいかしら。レグルス、決めてくれない?」

「リーハ、こういうのは自分で決めるべきだと思うぞ。」

「だって自分じゃどれも良すぎて決めれないのよ。」

「それならお前の綺麗な白い髪と紅い目に合う服にすればいいんじゃないか?」

「き、綺麗!?」

リーハが少しオドオドし始めた。

俺なにか変なこと言ったか?

「コホン、た、確かにそうね。どうせならこの髪と目に合った服がいいわ。店主、この髪と目に合った服ってある?」

リーハが老人にそう質問した。

「ええありますよ。少し派手になりますけど大丈夫ですかな?」

「・・・大丈夫よ。」

「分かりました、少々待っててくださいな。」

老人はまた奥に行った。

老人が戻ってた。

持ってきたのは黒を基調とし、所々に赤の線が入っているちょっとしたドレスのような服だった。

「持ってきました、この服は数年前あなたと同じ白い髪の冒険者が売ってきた服なのですがいかがでしょう?」

「レグルス、どう思う?」

「いいと思うぞ。」

「分かった、それにするわ。店主、お会計。」

「はい、金貨2枚です。」

「あ」

リーハが焦った顔をしながらこちらを見てきた。

金がないんだな、仕方ない。

俺が老人に金貨2枚を渡した。

「はいまいど。」

「レグルス、ありがとう。」

「別に感謝しなくていいぞ。それと店主、ここに更衣室ってあるか?」

「はい、ありますよ。」

「なら使わせてくれ。」

「いいですよ。」

「感謝する。よし、リーハ着替えてきてくれ、お前は今ほぼ俺の上着だけだしな。」

リーハにそう言うと買った服を持って更衣室に行った。

少ししたあと、リーハが更衣室から出てきた。

あの服を着て出てきたリーハは美しいという言葉以外で表現出来ないほど美しかった。

「うむ、似合ってるぞリーハ。」

「ほ、本当?」

「ああ本当だ。」

「そう、ならいいわ。」

リーハが照れながらそう言った。

・・・可愛いな。

「よし、ならば次は鍛冶屋にでも行くか。」

「え?」

「?」

「どうして?」

「どうしてってリーハ、お前って拳より剣の方がいいだろ?今まで剣の方がいいとか文句は言ってなかったが俺はリーハには剣の方が合っていると思うしな。」

「そ、そう。でもお金はどうするのよ?いい剣ってのは金貨50枚くらいするのよ。」

「そんなことを心配してたのか。リーハ、忘れたのか?俺がどんな身かってのを。」

「・・・!」

「そうだ、俺は元王族だ。だから追放される時金庫から大量に金を持ってきた。だから心配するな。ということだから早く鍛冶屋に行くぞ、リーハ。」

「もう、それならもっと早く言っとくんだった。」

少し不貞腐れていた。

何故だ?



次回18:00予定

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