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幻影道R 第九巻   作者: SAKI
83/83

「エピローグ2」

☆★☆★ ■■■■


 少女達の物語に舌を打つ神は足を組み直して溜息を吐く。


「項目を追加してものんびり暮らせるなんて腹立たしいわ」


 ユイちゃんは私のモノになる予定だったのに、どうしてあんなのが“必須条件”なのかしら。


 神はユカリのデータを削除を試みるが弾かれてしまった。


 ユイを独り占めする為には絶対必要と書物に記され頭を悩ませる。


 問題なのはそれだけじゃない。この世界線の二人の関係が変だし、何より知らない情報が増えてきている。


 ユイを複製の連絡する研究チームの報告が減ってきている。


 何か書物の中で企みがある気がする。ユイちゃんの為に結成した研究チームの成果はあまり芳しくない。やはり所詮は人間か。


 ユイちゃんとユカリを両方殺害してバラバラに研究させた回数は最早覚えてない。

 

 それなのに完全複製のユイちゃんが出来上がらないのは奴等が無能だからか、或いは何か問題が?


 考えることは沢山あるけど当分は監視が必要かしらね。


 ユカリはこの世界でも死ぬのだろうし、ユイちゃんは果たして友好的な人間だと良いな。


 人間がこんなに魅力的だと思ったのは初めて。妹が死ぬシーンはとても美しく何度でも殺してあげたくなる。


 うっとりする彼女を横目に本を抱えて寝室へ。


 早くユカリは死んでくれないかな。邪魔だし、縛ってるのにそれでも変わらない、まるで主人公みたいなしぶとさね。


 いつまで持つか楽しみ。

 

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