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幻影道R 第九巻   作者: SAKI
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「ユイさんはどこへ?」その3

 ユイさんを探す為にノア先輩から聞いた情報を頼りに商業区にある水色の屋根がある廃屋へと向かう。すぐ近くがスラムのせいか妙に神経質になってしまう。


「ちょっと姉ちゃん金くれよ」


 するとどうだろういつの間にかガタイの良いお兄さん達に囲まれてるではないか。


「どこまで行ってもスラム街は変わらないか」


 私は軽く挑発して見ると簡単に拳を突き出しながら汚い言葉を吐く。


 前の私ならとっくに逃げて助けを求めていた、でも今は違う。病院内の敷地で初日だけユイさんに色んな戦い方を教えてくれた。


 私は頭が悪いから自分なりに咀嚼して人を殺さないで戦える力を手に入れられた。


 私は突き出る拳を脇で受け止めてその力を利用して前方に重心が掛かることを見極めてるもう片方の腕で背負い投げをする。


「ごめんね」


 大の字になった人の首に跨り拳を一撃を放つと簡単に気絶させられた。


「このガキがぁぁ!!」

  

 今度は二人、状況ははさみ撃ち。でもどっちも大振りだ。


 私は一気に前方に転がり空振りした二人の足目掛けて極小ナイフを投げて見事片足の膝に命中する。


「普通の人から奪ったり盗むのはいないからちゃんと真っ当に生きてください」


 最後に回し蹴りで沈めるとついには武器を所持してきた。


「クソガキが・・・これならやべぇだろ!?」


 違法武器の拳銃なんて物騒な物が流れてるのかな、後でカイト君に報告しておかないと。


 放たれた銃は完全に躱しきれない、だから私は腕を犠牲にして前に一気に駆け抜ける。


「危ない物を持ってるのは凄く凄く危なくて怪我だけじゃ済ませないよ!!」


 ユイさんから貰ったこの服、何故か銃による吸収性があるのか撃ち抜かれない。痛みも最小限で意外と使えるオシャレ服だった。


 腰にある剣を引き抜き銃を持つ腕ごと切り落とす。


「このクソガキを殺せー!!お前等の好き放題にしてもいい!!」


 どうしてこんな目に・・・やっぱり逃げれば良かったのかな・・・


 私はその後暴徒数十人を相手にすることになり時間は掛かったが何とか鎮圧に成功したのだった。

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