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幻影道R 第九巻   作者: SAKI
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エクストラ「異形の傭兵」 その1

近未来区 商業区


 奴等は今頃安く買った捨て駒襲撃の防衛で忙しい、俺達を見つけることは難しいだろう。ユイには予め忠告をしておいて良かった。


 俺等は当初の目的である“近未来開発区の商業区”を破壊させてもらおう。


 クラフトとは挟み打ちでの強襲と挟撃をする作戦だが一つ問題点がある、近未来区の商業区は一級冒険者や騎士団がわんさか集まる程重要な区画と情報がある。


 それなのに街のど真ん中で偽装魔法を纏った黒装束なんてものが来たら検問所に引っかかる。


「・・・なにも――― 」


 案の定捕まった俺だが特に任務に支障は無い、小型ナイフを喉元を裂いて殺すと中にいた蛆虫が湧いて出て来る。


「貴様、何者だ!?」


 中には知らない兵器を持つ人間多数の近未来武装、それならば派手に行くとしようか。


「邪魔だ、お前らのせいで俺が忙しくなるだろ・・・」


☆★☆★ 十分後


 思ってたより強くないか・・・俺の情報に謝りがあったようだ、修正しよう。


 門番であろ奴等がこんなに弱い訳がない、ここは重要な機関でもあるのに対してこんなにも脆弱性があるものだろうか?断末魔の声に色んな人間がわらわらと駆け付けて応戦して来る、全く知性や統制の欠片もないのか。


「こんなにも近代的な武装をしているのにも関わらずそこら辺の冒険者や騎士団の方がマシとはな」


 確か中には魔導学院の卒業生も混じっていると思うが本当なのだろうか?


「エンブレムフレア!!」


「コールドブレス!!!」


「アトミックアスタリスク!!!!」


「奇形術・無!」


 情報は本当なのだろうか??こんな程度で卒業生?ユイならもっと火力の高い炎を燃やせる。


「氷砕」


 少し氷で固めた拳で炎魔法を弾き水魔法は凍らせ、地魔法は凍らせた水魔法の盾で相殺し、呪術は魔力球で打ち消す。


「なんなのこいつ!?」


「連携技を一連の動作だけで全て弾き返したのか!?」


 こいつらは本当に卒業生・・・なんだよな?俺が数年前に戦った奴は意外と猛威を振るったが一秒視線を切ってしまい死んだ。それに比べればまだまだだな。


「思い上がりは良くないな、卒業生だからと言って鍛錬を欠けばこの程度のものか」


 俺は光魔法で一番最初に覚えるらしいフラッシュと唱えると一面が雪のように真っ白くなる。


「ま、まぶ――― 」


 一人目、視線を咄嗟に腕で防ぎ背後からの一撃で即死。


「め、めが・・・きゃあぁぁぁぁ!!?」


 二人目、判断力を欠けて視界が消えて奴の腰にあるレイピアをひったくり心臓に深々と突き刺す。


「く、くそ!!!避けられて・・・・」


 三人目、怯みはしたが応戦はした・・・だが肝心の距離をミスり大剣を空振り俺は躊躇無く腕を斬り落として足に太めの釘を突き刺して倒れることもできずそのまま死ぬ運命となる、喉は煩くなるので凍らせた。


「私には効かない、はっ!」


 唯一影響を受けなかった口元まで隠れたストール巻いた女性、だが忘れてはいけない。


 呪術は唱えるのに必要な時間が魔法と比べて二秒多い、至近距離まで詰められては元も子もない。


「ぐっ!?」 


 出来た奴だが武器選択をミスったな、小刀は引き抜くに若干時間が掛かる。胸元にある煙玉を使えば視界こそ防げたものの愚かな選択だ。


「どんな時でも冷静を欠いてはいけない、良い教訓になるだろう」


 ストールを掴み首を一気に締め上げる、苦しそうに藻掻くが無駄な抵抗だ、締める手を緩めて即座に首を一気に回す、一回転させると首を更にねじ込み首ごとへし折り顔が取れる。


「ふん」 

 

 取れた顔を踏み砕き脳味噌を撒き散らして絶命させると一般の平民は一気に顔を真っ青にする。


「くっ!!怯むな!!奴は一人だ包囲して叩くんだ!!」


 一人のつまらん騎士団団長が雄叫びを上げると疾風怒濤の如く押し寄せてくる、さて何人生きられるか検証開始だ。

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