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三度目の宿命  作者: れんは
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よくわからないまま

私は箱入り娘だった

それは何か?と聞けば姫さまには必要ない事と言われるばかりで深く追求しなかった


城下町に魔物が雪崩れ込んでいると私付きのメイドが騎士に伝えられ終わっても私は聞く事はしなかった

いつもどうりの日常このまま本を読んで昼食を頂きー


ドォーン‼︎


「‼︎」体が大きく揺れる


「姫さま大丈夫です!問題ないのでこのままこの部屋にいましょう‼︎」


「ですが!今のは城が壊されたのでは」


「大丈夫です!きっと大丈夫なんです!誰か迎えに来るまでここにいましょう!」


メイドはドアを開けさせないためか一つしかない出入り口の真ん中に立つと祈るように私を見る

それならばと窓に行きカーテンを引いた先に見えたのはー


「そんな!!」


謁見の間が剥き出しになって目に飛び込んできた

今いる私の部屋は謁見の間全体が見下ろす位置にあり屋根しか見えないはずなのに‼︎


窓を開け乗り出すように覗き見る

後ろでメイドのエナが下がるようにと叫ぶ


良かったお父様お母様が見える!

他にも団長や騎士達も固まって立っていて怪我してるように見えない

騎士達の反対側には黒で統一された服装の男がいた


ふとその男が何か捜すような周りを見渡すと見上げて

笑った


「ひっ‼︎」


「姫さま?」


驚きで仰け反ってしまった、私に笑った?


「姫さま窓から離れて下さい!!」


「エナでも見て!謁見の間が」


エナに振り向いた私に風が纏わり付いた


「子供は今、男しかいないって聞いていたのになー誰だテメエ

」


エナが目を見開き固まったかと思うと叫びながら走っていく


「エナ?!エナ!!っそんな」


置いて行かないで


「置いて行かれたなーお姫様?」


恐々と窓に向くとさっき私がしてた体制で外から男がニヤニヤしながら私を見ている


飛んでいるわ平然と魔法使い?にしては細くない

黒い髪黒いコート瞳も黒い…


「誰だと聞いているんだが?」


「私はこの国の…エターナルの姫、ユリ エターナル」


「やはりな死んだと聞いていたが生きていたか」


「……。」


どうして国の秘密をこの男が知っている?


「俺が憎いか?見た限り自由がなかったんだろう?」


「なにをいってるんーですの?わたくし?わたくしが?」


女が先に生まれると国に呪いがかかると伝えられている殺さないといけない

最初からいなかった事にする為に

だが殺したくないだからーだから見つからず生きて欲しい

そう言って苦しい表情でお父様は教えて下さった。


泣きながらお母様は魔法で生活範囲を囲み見えないようにすると言った


弟が生まれても私は箱庭のままだった

なのに俺が憎いか?とはどうゆうことか


「姫さまー‼︎」


エナが騎士達と共に入ってきた


でも私は安心できなかった詳しく聞きたいでも

こわい知りたくない


「とりあえず挨拶して行くか」


そう言って男は私を抱き寄せると窓から飛んだ


「ひっ‼︎」


私思わず男にしがみついてしまった

ゆっくり謁見の間に降り立つとお父様と向き合う


「話が違うなー困るなー王様?」


「すまない…成人を迎えたら言うつもりだったんだ」


「成人?まだなのか?」


男は私の頬をスルリと撫でる


「そうです3日後です。」


「そうか」


どうしてそんな嬉しいって表情なの?

そのまま髪を一房掴むと口付けて抱き寄せる

少しも離れるな言わんばかりに


「まぁ帰るとするか 王様約束は覚えているだろう?」


「頼む!待ってくれないか⁈」


「駄目だ」


さらばだ

男がコートを翻し私を包むと瞬きとともに違う場所に変わった


私が見慣れた城じゃない謁見の間

装飾が一切ない石造り


「とりあえずようこそ我が城へ

俺の名はギルバート、ギルバート エターナル」


「エターナル?あなたも?」


「何も知らないんだな…」


ギルバートは部屋に向かいながら教えてやるよって言いながら歩いて行く

慌てて付いて行こうとするとチラリと振り向きながら笑った

よく笑う人だなと思う私は笑えないあんな優しい笑みは


「人間の国同士で戦争が頻繁に起きてる時代があった

始まるとどちらかが潰れるまでするかと思われた戦争は大量の魔物が発生したとの報せで終わりを迎えた」


螺旋階段に差し掛かるとギルバートが手を差し伸べてくれた


「戦争後だ人間は武器がないと戦えない疲労と物資不足で壊滅状態になり魔物を殲滅することが出来ず少しづつ逃げては戦い逃げては戦いの繰り返し人間はもう駄目だと思った時に来たのが」


ギルバートは螺旋階段を登りきると私にニタリと笑った。


彼は石造りで暗い明るさの中でも白い

切れ長の目、曲がりのない綺麗な鼻に薄い唇

抱きついた時にわかった筋肉質な体

文句無しにかっこいいと思う


「わからないか?」


「魔族ですか?」


「そうだ だがその時初めて人間の前に現れたからな人間は絶望したそうだ」


ギルバートは階段上がって目の前のドアをくぐる。


謁見の間の殺風景と違い淡い色合いで統一された部屋に少しホッとする

2人がけのソファへとすすめてくれる

ギルバートはテーブルを挟んだ先にある同じ2人がけに座った


座ると自分が震えているのに気がついた


「あの…他の方は?どうして誰もいないのですか?」


「上層階で働く魔族はみな出払っているんだ

それより下の階は普段通り働いている

上層階に入れないように魔法もかけているから余計誰もいない」


「上層階の方はいない?」


「今日中に戻ってくるからその時に改めて紹介や城の案内をしようっと昼過ぎか昼食を頼もう」


ギルバートは空中に何か描き呟くと

その瞬間体が軽くなった感じがした


「結界が消えると食事を持ってきてくれと頼んである

ここで待っていよう」


「あの、あの!

お父様達は大丈夫なんですよね?

魔物が襲ってきたんですよね?

私はどうしてここに?」


「順番に説明するから落ち着け」


落ち着け?無理よだっていつもの日常じゃないもの

それなのに震えるほど喜びを感じる自分によくわからない


「最初の話からだが 俺が行った時には人間は虫の息で」


「俺が?えっあなたが?」


ギルバートが呆れた表情をした。


やめて何となく無知過ぎるって分かったから


「人間と魔族は世界が違う 魔族召喚とか知らないか?知らないか」


「しっ知ってます!

人間が住む世界と魔族が住む世界が違うんですよね 行き来するのに儀式がいるって」


「半分正解だ 人間が魔族を呼ぶのに儀式がいるが魔族が人間界に行くのに儀式はいらない 目的がはっきりしないと行けないが…

それで人間に答えた魔族は呼んだ人間と交流をもつんだかめったにない

架空のものとされるまでにな


住む世界が違うからか魔族と人間の時の流れが大分違う

テメ…あー君の国の四世代前に来たんだっけな」


全然知らない私が読んでいた本はなんだったんだろう?


「人間側が何故儀式が必要かと言うと魔族の圧倒的な魔力が欲しいからだ

だか実際は共存魔法ともいうが意識共有だけで魔法が使えるわけではない

反対に魔族は攻撃的な魔法が使えるが回復する魔法は使えないので共存魔法で使えるようになるメリットがある

何故か人間は回復魔力だけは強力で使えるからな


契約をして人間が使う魔法を体に取り組む必要があったんだが俺が助けようとした人間は声も出す事が出きなかった だから二重契約をした

魂も縛る名を使った魔法で」


「声が出ないのに分かったんですか?」


「名前を考えようと思ったんだか死にそうだったからな 俺の名前にしようと書き換えて二重契約だ」


そう言ってドヤ顔されてもかっこよくない


なんだか力が抜けたわ





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