軍曹が
廃坑を進む。
サクサク進む。
コウモリに似た魔物やスケルトン、
ネズミに似た魔物にゴブリン、
コボルト等が
有無を言わさず集団で襲ってくる。
話し合いの余地は全く無いようだ。
あの街のオーク達と
一体何が違うのか?
あのオーク達は言ってた、
知性的なのが魔族
そうでないのが魔物。
ゴブリンやらコボルトにも
知性的な魔族がいるのだろうか?
カオスだな、この世界。
知性があるのか無いのか
喋って見るまで分からないとは
いや?ちょっと待て
知性があるなら
身なりやオシャレ感やらが
違ったりするのだろうか
鉱山に魔力を流す。
潜水艦のソナーのように
魔力の流れ具合で
鉱山の構造を把握する。
鉱山の壁、床、天井等の
鉱石の分布具合から、
廃坑回りの鉱石の
分布具合を推測する。
鉄とミスリル等が
鉱石として発見、
流石に掘り残しの
ミスリル鉱は少なかったが
鉄鉱石と共に回収しておく。
ゴブリン、コボルトの武器は
石斧、剣、槍など様々だった。
石で出来た武器、
鉄で出来た武器等
様々あった。
魔力で武器を形成したのか、
人間の武器を真似たのか、
人間から奪ったのか、
拾った武器類を
振り回しているだけなのか、
謎が多い。
知性が無いから、
振り回しているだけなのか。
人間の武器を
見て真似て造ったのなら
判断する知性があるはずだ。
素手より武器や得物を
もった方が良いと
判断出来るって事は
知性がある証拠じゃね?
自分にあった武器を
探して選んで作ったのか?
凄い謎だ
実に興味深い。
さて廃坑で回収した鉄鉱石や
ミスリル鉱石を精製し、
軍曹を改造するために
入り口まで戻る。
ミスリルは魔力の伝導率が高い。
ミスリルをあちらのロボットの
導線の様に回路を組むか?
軍曹の意識を切って、
軍曹から魔石を取出し、
脊髄のように身体の中心に
魔石に還元した
ミスリルで、
魔力を身体全体に
スムーズに伝導させる為の
神経経路にあたる
経路を付け、
関節部も鉄と魔石で造り、
その回りを鉄で覆う。
これで取り敢えず
ひとまず軍曹は完成かな。
ミスリル経路により
魔力で本体全体を
カバーできるようになったので、
最初の岩製の身体に比べると
動きがとても速いし滑らかだ。
岩製だと歩く度に
随時欠けるので
一々身体を再生させたり
岩をアイテムボックスから
補充したり周囲から集めたり
余計な動作が
どうしても増えるからな
腹部もすべて鉄製に代えた。
脚部はミスリルを芯に、
鉄で覆っている。
軍曹の身体を
鑑定をしてみた
【メタルスパイダーゴーレム】
軍曹の種族も
進化?変化したようだ。
「これからもよろしくな、軍曹」
ぽんぽんと軍曹のボディーを
軽く叩きながら語りかけてみた
「はい、殿」
フェンでもない
声がどこからともなく聞こえた
一応フェンに聞いてみる
「ん?なんか喋ったか?フェン?」
「いえ?今喋ったのは軍曹ですよ?ご主人様」
「はい、こちらからもよろしくお願いいたします、殿、フェン様。」
「様はいりません、同じご主人様に作られた、姉妹なのですから」
「ん?姉妹なの?姉妹って事は軍曹も牝?」
「女の子に、牝は可哀想ですよ?ご主人様」
「お、おう。ごめんな。」
混乱してしまったようだ
いやだって見た目が蜘蛛だし
ゴーレムだもの
いきなり女の子扱いは
流石にハードルが高いよな
「大丈夫です、殿」
「身体の調子はどうだ?問題はないか?具合が悪いところは無いか?」
「はい、魔力の伝わり方も以前と比べてとてもスムーズですし、身体の動きも滑かです。口が付いたので、こうやって、殿とも話せます。誠にありがとうございます。」
「喋れるようになったのは、こちらとしても想定外だ。何か問題有れば、遠慮なく言ってくれよ?」
「はい、殿。」
喋る乗り物って
ナ〇トライダーみたいで
なんかカッコいいよな。
魔物?知性が有るようだし
魔族になるのか
「ごめんな、最初から口を創ってやれば良かったかな。」
「いえいえ、最初の頃は、考えることもあまり有りませんでしたので。この身体に使われてるミスリルと鉄のお陰ででしょうか、メタルスパイダーゴーレムになったからなのか、今は思考がとてもすっきりしています。改めまして、ありがとうございます。」
「おう。それでな?女の子なのに軍曹って、名前はまず無いか。何かもっとかわいい女の子らしい他の名前にするか?」
「え?いえいえ、せっかく殿に付けて頂いた名前を変えるなんて、とんでもない!軍曹が良いです、私の名は軍曹以外あり得ません!!」
「お、おう。まぁ本人が気に入ってるのならいいか」
でも女の子に軍曹って…
「以前も言いましたが魔族にとって、名前は特別な物なんですよ?ご主人様。名付けによって魔物から魔族に変わるものも、居るらしいです。」
「そうなのか。じゃあ、廃坑にいたゴブリンやらコボルトも名前を付ければ、魔族に変わるものもやっぱりいたりするのか?」
「はい、そうですね。名前を付ける者の魔力、どれくらい魔力を振り分けるかによっても、変わると思われますが。」
「んーそしたら、朝までいたオークの国は、名前付ける習慣があったから、魔族なのか?」
「おそらくは、そうなのでしょうね。魔力を調整する訓練をしているものと思われます」
「へー、なるほどねー。まあ、フェンも軍曹も姉妹仲良くやってくれ。フェンがお姉ちゃんか、時間的にはあまり変わらないが。」
「よろしくお願いいたします、お姉さま」
「よろしく、軍曹」
「それじゃあ、あの小屋に戻るか。」
「はい、ご主人様」
「了解しました、殿」
一人と二匹?はのんびりと帰る。
ぼんやりと想う。
あぁ、また知らない間に、
見知らぬこの世界に
つながりがまた増えたようだ。
あぁ、もう戻らなくても、
こちらで生きていけそうだ。
友人?仲間?部下?眷族?が
既に成り行きとはいえ
出来てしまったからなぁ。
今更こいつらを無責任に放り出して、
あちらに帰れないよなぁ。
人ではないよな。
友魔?仲魔?
コンゴトモヨロシク的なあれか?
向こうの世界に連れ帰っても
フェンはまだしも、
軍曹は絶対に隠せないよなぁ。
こちらからあちらの世界の
自分の家族に
連絡出来れば良いのだが。
空間を越えて連絡する?電気?の力?
は空間越えられないだろうしな。
電波?そんな遠くまで
何光年も先まで届くような
高出力の電波を
この時代で
俺が生きているうちに作れるのか?
まず無理ぽいよな
魔力?向こうで受けとる手段が無い。
念話?うちの家族に
霊媒師も超能力者もいなかったはず。
詰んでるよな。
持ってきたスマホもとっくに
電源きれてたしな。
電源が有っても、
電波はまず繋がらないよな。
電波が中継衛星も無しに
この惑星系恒星系がまずもって
抜けられないよな
電波基地局もないし、
電波が空間隔てるものを
越えられるとも考えづらい。
まるでロビンソン・クルーソーか、
「南の島のフ○ーネ」だわな。
そもそもこの星で
地球を発見した所で
地球に辿り着けるほどの宇宙船を
製作し飛ばさないと
地球にはとてもたどり着けないし
それをこの状況から創るには一体
何年かかるんだ?
あのガンダ○も
最初は未成年だけの
漂流するテーマも
入ってたらしいけど
まぁ仮面ライダーも本来は
改造人○物だったのに
いつのまにやら
改○人間ではなくなったよな
そう言えば
閑話休題
蝋燭とか石鹸とか木上の小屋とか。
地球から助けが来るのは
ほぼ絶望的だが
まぁ魔力が有るだけ、
便利でかなり好環境だよな。
後はステータスが高いことだな
強力な仲間もいるし
へい、キ〇ド




