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出会うは別れのはじめなり。

 朝、目を覚ます。

 水魔法で顔を洗い、

 背を伸ばす。

 空気中の水蒸気を

 掌の上に集め顔を洗う

 あちらでは出来なかった事だ


 小屋を出て、

 ラジオ体操をしていると、

 フェンとオーク達が

 揃って並んで

 ラジオ体操をしている。


 軍曹も後ろの方で

 それらしき

 体操をしている。

 なんてシュールな光景だ


「確かに、これは身体中の、筋が、伸びますな。」


「目が覚めます、ご主人様」


「だろ?」


 その後、アキレス腱や、

 二人組になり

 背筋を伸ばす運動、

 柔軟体操を教えてみた。

 どうやら好評なようだ。


 王様達と朝食を済ませて、

 のんびりしていると、

 街の塀の中から

 屑鉄屋がやって来たので、

 どうしようもない屑鉄を

 持って来てもらうように、

 お願いをした。


 話が終わる頃には、

 薬屋も来たので、

 王城から持ってきた薬やら

 ポーション類を

 一通り売って貰った。


 様々なポーション類の

 適切な使用法をフェンと共に

 しっかり聞いたり、

 この世界の事を教えて貰った。

 通貨はどうやら

 大陸内の国家ならば

 共通で使えるようだ。


 色んな話を聞いてるうちに、

 屑鉄屋が来たので、

 屑鉄を買い取り、

 軍曹の改造をする。

 屑鉄屋が持ってきた

 錆びた武器や防具等の

 酸化鉄等を魔法で

 還元し鉄に戻す。


 俺の魔力で還元し

 ウネウネと動く

 鉄の塊を見て

 オークキングのおっさんや

 屑鉄屋のおっさん達は

 若干引いていた


 魔力で金属を軟化させ

 ウネウネさせ

 粘土のように

 形を決めて固形化する魔法は

 魔法のあるこの世界でも

 メジャーな魔法では無いらしい。


 軍曹の八本の脚と

 頭胸部は鉄に替えた。

 関節部も鉄の球体にしたことで

 多少機動性も上がったようだ。


 まだ多少鉄が残ったので

 腹部に鉄線でコイルを造り、

 魔石に魔力を電気に変える

 付加魔法を付け加えた。

 この電磁石で移動中の

 近くの砂鉄や

 役に立ちそうな金属を

 集めてくれれば良いのだが。


 昼飯を食べたあと、

 のんびりしていると、

 空模様がどうも

 怪しくなってきた。


 道具をしまい、

 ベッドのある

 小屋の屋根の庇を伸ばす。

 床が濡れないように

 小屋の周囲ごと

 10センチ程上げる。


 軍曹の車庫?も造り、

 雨宿りの準備も終了。

 フェンと共に小屋に入り、

 入り口を雨が降り込まないように

 10センチ程上げておいた。


 熱帯雨林のスコールのような

 あちらの表現で言うと

 バケツをひっくり返したような

 どしゃ降りになった。

 王様は門の宿直室に

 雨宿りをするようだ。


 ヒマつぶしに

 光魔法を練習してみる。

 周囲の光を集める

 イメージをしてみる。


≪光魔法≫を修得しました。


 天井に光源として設置。

 明暗により点灯時間の長さにより

 魔力の消費が上下するようだ。


 光魔法を指先に収束、

 レーザービームの

 イメージで撃ってみる。

 何段階か変身する

 基本戦闘力53万のあの方の技だ。

 雨粒を弾き飛ばしているようだ。


 光魔法を円盤状に展開してみる。

 同じく七つの玉を集める漫画の

 脇役の人の技のイメージで。

 切れたよ、どうもレーザーが円盤内で

 反射し回転しているようだ。


 それを雨が降り続く

 草原に飛ばしてみる。

 円の直径の幅に

 草原が刈られていく。

 芝刈りが楽っぽいな。


 光の剣をイメージする。

 宇宙の刑事のイメージだ。

 教室の使用済みの蛍光灯で

 真似したあれだ。


 壁を突いてみた。

 光の範囲に穴があく。

 切ってみた。切れた。


 拳の形に紅く光らせる

 俺の拳が光って唸る

 勝利を掴めと

 轟き叫ぶかもしれない


 10メートル先にある

 半径5メートルの空気を

 直径50センチに圧縮し

 遠くに飛ばし開放する。

 爆風がかなりの威力だ



 魔法って万能っぽい。

 魔力で岩を浮かべたり、

 液体を操作したりするって

 向こうの世界じゃあ、

 きっと魔術師か如何様

 超能力者扱いだよな。


 向こうの世界で、

 人前でやれば隔離され、

 研究所か何処かで

 下手をすれば解剖される?


 雨と混じり

 泥に近くなった

 土で向こうの世界で

 放送されていた

 アニメのロボットの姿に

 ゴーレムを作ってみる。

 魔神 黒鉄 戦争男

 最初の機動戦士等々

 色々と創ったり、

 壊したりしていると日が暮れた。


 雨の為、

 部屋の中で夕食を食べる。

 オークの王様がいる

 宿直室の方から

 何やら恨めしそうな、

 視線を感じるが、

 気にしないようにする。


 フェンと軍曹に魔力を補充して、

 まったりしているうちに

 瞼が重くなってきた。


 ◇◇◇


 翌朝、空が気持ち良く

 晴れたので、

 朝の食事を終え、

 食糧やら調味料も貰ったので、

 家具類は

 アイテムボックスに仕舞い

 オークの王様に挨拶をして

 人間の町に行く事を告げる。


「世話になったな、王様。また気が向いたらくるぜ」


「世話になったのは、こっちの方だ。ありがとう」


「あの小屋やら風呂はそのまま置いてくから、あとは好きに使ってくれ」


「あぁ、判った。」


「その廃坑になった鉱山とやらは、南に行けば良いのか?」


「あぁ、あ、その鉱山の中は有毒ガスやら魔物やらが出ているらしいから、気を付けろよな?あの山の麓に、廃村が有るから、その奥だ」


「あぁ、じゃあ行くわ、またな」


 そう言うと、

 俺とフェンは軍曹に乗り、

 気さくなオークの王様の

 城を旅立った。

 オーク達が揃って笑顔で、手を振る。

 名残を惜しむかのように

 徐々にスピードを上げていく。


 ワサワサと

 ワサワサと

 気さくなオーク達との

 思い出載せて。

 ワサワサと

 ワサワサと

 黒鉄軍曹と旅路を辿る。


 出会うは別れのはじめなり。


 ◇◇◇


 軍曹の上でぼんやり

 通りすぎていく

 風景を眺めていると、

 廃村が近づいてきた。

 崩れた壁、

 草蒸した畑、

 崩れた井戸、

 石で造った道から

 雑草が育っているが、

 廃村になってから

 過ぎ去った時を物語っている。


 廃坑に一番近い廃墟を改装する。

 土で穴の空いた壁を閉ざし

 屋根の穴も塞いでいく。

 ここで取り敢えずひと息

 昼食をとる。


 昼食を終え、

 廃坑に入る。

 酸欠にならないように

 風魔法で廃坑の奥の奥の方まで

 届くように空気を入れ

 換気をする。


 風魔法に刺激されたのか、

 魔物が混乱して、

 穴から出てきたようだ。


 アリの巣の近くを

 水撒きすると

 アリが大量に出てくるように


 軍曹が八本の脚のうち、

 前脚4本で綺麗に

 魔物の群れを凪ぎ払う。

 フェンと俺も高ステータスを生かし

 剣などで止めをさしていく。


 ひとまず廃坑から出てくる

 魔物達の群れが

 落ち着いたようなので

 軍曹を入り口に置き、

 廃坑に脚を進める。


 フェンが先俺が後ろで

 前後に光魔法で照らしながら、

 壁に鑑定をかけながら

 廃鉱を探索していく。


その後、チョ・ハッカイと名乗るハイオークが率いる、難攻不落のハイオーク王国が存在した。筋肉の適度なトレーニングとおいしい食事、ケガのしにくい柔軟な身体、教育の行き届いた高度な知能を有する事により、オークからハイオークに進化する者が爆発的に増えたと言う。またそのオークの多くが「アンコ」型ではなくキレッキレッの「逆三角」型のマッスルタイプだったと言う。如何なる切欠で彼等が進歩したのかは伝わっていない。「民〇書房『猪は豚の夢を見るか?』より」


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