その後の話
「葵いってくる」
「いってらっしゃいあなた」
神人戦争が終わってから約5年たった。
相変わらず世界は戦争のダメージから回復しきれていない。
だが、世界は変わった。
以前と比べると、平和だ。
人々が協力し合っている。
俺は今、復興のために働いている。
それだけで十分幸せだ。
おっと、そろそろみんなの話もしようか
まずは葵だ
戦争終結後、基地に戻って俺とささやかではあるが式を挙げた。
まだ満たしてないのに気が早いって話をしていたよ。
今では、お腹に子供を宿している。それも双子だ。
男の子には拓未と名付けようと提案してくれた。
女の子には泉と名付けることになった。
とても幸せな家庭を送っている。
中川は雫さんと結婚した。
プロポーズの言葉は今思い出しても笑みがこぼれる。
僕がお兄さんの代わりに君を守りたい。だから僕と…結婚してくだしゃ‼
噛んだんだ。
雫さんもそれまで大上が死んで悲しんでいたんだが、その時ばっかりは大笑いした。
子供はまだできていない。
雫さんがたびたび
私は欲しいんですけどね
と葵に相談しているらしい
中川はというと
出産のときぼくが死んじゃいそうだよ
と言っていた。
こっちはこっちで楽しそうだ。
教授はちょっとわからない軍…のようなところで働いている。
持ち前の技術をいかせるいい仕事みたいと葵は言っていた。
今度は悪用しないでほしいがな。
軍に行くとき、ハカセもついて行った。
助手ということらしい。
下手するとハカセは助手では収まらなくなるんじゃないかと言ったら
我が輩を舐めないでほしいであります‼
と違ったいみでとらえてしまった。
思い出すとずいぶん昔のことのように感じられる。
それだけあの戦争は強大だったんだと思えた。
死んでしまった大上は英雄となり、父さんは事実上、歴史上の大罪人となった。
拓未のことはだれにも知られていない。
そんなことがあったといっても物語の中での話になりそうだ。
そうそう、俺の神の力も戦争が終結すると同時に使えなくなってしまった。
使い道がないのであってもなくても困らないのだが、あの力がなくなると父さんや母さんのつながりがなくなってしまったように思えて悲しくなった。
話すところはこんなところかな。
俺もみんなも、あの戦争は忘れない、死んでいった仲間も忘れない。
そして俺は、生まれてくる子供たちに、新しい物語を紡いでもらおうと思う。
死んでいった父さんのように強く生きていけるように。
END
鈴仙Rです
これで本当に新人戦争は完結です。
全開でほとんどしゃべってしまったので今回話すことはあまりありません
短いですがお許しいただきたいです
最後までお付き合いいただいた皆様には感謝感激です。
今回は完全自作なのでクオリティは良いとは決して言えないと思っていましたが、たくさんの肩に読んでいただけてとてもうれしかったです。
本当にありがとうございました
なお、ここで紹介しますが、次回より新たな小説
「オタクな僕とオタク嫌いなアイツ」
の投稿を開始します。
すでに一話事前紹介で投稿していますのでよろしかったらそちらでもお付き合いください
それでは、これにて
ありがとうございました




