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第1話 時をかける少女

 澄んだ空がきれいな放課後の高校屋上。

 頭のてっぺんに昇った太陽が、その光を地上に強く照り付ける。

 俺は一人の女の子と向き合っていた。


「麻衣さん、好きです。俺と付き合ってください!」


 瞬間、向き合う女の子――麻衣の顔が赤らむ。

 その赤らみは決して夕陽のせいではない……はず。


 言ったぞ!

 思いを伝えたんだ!

 その刹那――


「ヘ……ヘ……ヘーックシュ!」


 麻衣がくしゃみをした。

 麻衣の顔が一層紅潮する。

 告白された恥じらいじゃない、羞恥で、だ。

「ご、ごめん洋祐君、もう一回!」

 そう言うと、目の前の麻衣は屋上を全力疾走した。

 すると、麻衣の身体が黄金色に輝く。


 ――ピカッ!


 麻衣の身体が輝くと、俺には一瞬眩暈が起きた。

 この感覚にはもう慣れている。

 俺は前に向き直っていた。

 目の前には、さっきまでと同じようにやはり麻衣が立っている。


 ――はあ、もう一回やるのか……


 俺は明確に状況を理解していた。

 そして、もう一度麻衣を真正面に見つめる。

「麻衣さん、好きです。俺と付き合ってください!」

 麻衣の顔が赤らむ。


「わ、わたス……」


 麻衣の顔が一層紅潮する。

「……噛んじゃった! ごめん、もう一回!」


 ――早く答えを教えてくれ!


 目の前の麻衣は再び屋上の中を全力疾走した。

 麻衣の身体が黄金色に輝く。

 俺はヤレヤレ顔を隠せない。


 そのタイムリープ、俺にはバレてるよ…マイさん!――

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