↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/241

第18話 ~決戦・その7 顛末~

PCが壊れました………

とりあえず今回(次回も?)はネットカフェからの投稿になります。

そのせいで遅れたといっても過言ではないです。

すみません、いいわけです。

では、どうぞ。


「リオ、正義さんは確かこの辺に落ちてきた筈ですよね?」

「んー、だと思うけど───────むむっ!?」

「ど、どうしましたリオっ?」

 ユフィと一緒に正義を探していたリオが、ふと何かが近付いてくる気配を感じ、身構える。


 ぴょん、ぴょん、ぴょん────────


「カカカカカカカカカッ」←カンガルー?

「むむむっ!?」

「か………カンガルー……で、しょうか?(何でこんな所に?)」

 崩壊した建物の間から出て来たのはカンガルーっぽい魔物。ぴょんぴょんとリオの方へ近づいてきた為、リオは懐に手を伸ばす。クナイでも取り出すのか?


「さささっ!」

「っ!(パクッ) バリバリバリバリ──────」

 だがリオが懐から取り出したのは以前、幻想界【レニアナ】の地下遺跡で出会った鹿にもあげた『煎餅(減塩)』の残り。

 どうやらこのカンガルー(?)、お腹が空いて人に近付いて来ただけの様だ。

 ※:実際の『カンガルー』が煎餅を食べるとは限りません。


「さ、さあリオ。いつまでも遊んでないで早く正義さん達と合流しますよ」

「あ、うん。バイバーイ」

 なんだかんだでカンガルーもどきと戯れていたユフィはふと我に返り、リオを諭してカンガルーと別れる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「……何をやってんだ、あいつ等は………」

 亜空間に漂う艦『ベルガイア』。そのブリッジのモニターでリオ達の戯れを見ていたヴァンが溜息を付く。


「いや、それよりも隊長、あのカンガルーもこの世界の生き物ではないみたいですよ?」

「あ、そうなん? じゃあ、アレも適当に回収しておいてくれ」

「はい、了解です」

 どうやらあのカンガルーも他世界から転移してきた動物らしい(多分物質界)。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「あ、ユフィさん、あそこ!」

「え? どこですか?」

 謎のカンガルーと戯れて癒された(所要時間約10分)2人が我に返り、正義の捜索を行っているとリオが先に見つけた。


「ほら、あそこ」

「え? リオ、もしかしてアレ……ですか?」

「多分ね。ほら剣もその近くに落ちてるし」

 リオが指差した先には、頭から腰まで地面に埋まって動かない正義の姿があり、その異様な光景を見たユフィは若干引く。


 閑話(とりあえず)休題(正義を救助)───────


「ぷはっ!? はぁ、はぁ、はぁ………」

「あ、起きた」

 地面に埋まっている正義をユフィの召喚術(応用)で引っこ抜き、回復(ヒール)を掛けてリオがツンツンしていると、正義が急に魚の様に跳ね上がり、死にそうな顔で呼吸を荒くする。


「俺、後先考えずに突っ込んだ事を深く後悔している。死ぬかと……いや、死んだと思った………」

 ぜぇ、ぜぇ、と、息を整えながら自分のやった事を後悔した正義。


 『暴君』のバーサークの一撃に対抗すべく、正義も落下のスピードを乗せた一撃を『暴君』にぶつけた。

 で、その結果、攻撃の勢いそのままで地面に上半身が埋まったのだ。


「そういや奴(・)はどこいった?」

「あいつ?」

「ああ、俺が地面に埋まるほどの攻撃をした将軍の一人なんだが………」

「でもこの辺には多分セイギ以外いないよ?」

「そうか、じゃあ吹っ飛んだのか消し飛んだのかもな」

「い、言い方が物騒ですね………」

 周りに生体反応も死骸も見当たらないとはいえ、少し怖い言い方をする正義にユフィが少し引く。


「それでセイギ、さやや達は一緒じゃないの?」

「ああ、俺はここ……というか魔王(真桜)の部屋に向かう途中で将軍達に出くわしてな。後から来た愛沙を先に行かせたから、その後佐夜達がどこにいて、どうなったかはまだ知らねえんだよ」

「そうですか。じゃあ佐夜さん達はどこに行ったのでしょうか?」

 3人で首を捻って魔王城があった敷地内を捜索───しようとした直後、


「ちょっと待て、俺と俺がふっ飛ばした(?)奴の他に、後2人居た筈だけど見なかったか?」

 そういや落下中、ベリアルと『魔導士』の姿を見なかったなー、と正義が2人に聞き、


「私は見ておりませんが、リオはどうです?」

「あー、そういやゴーレムが生成された時、外に放り出された数は4人だったね。でもここに来る途中、周囲には誰もいn─────」


「『沈黙(サイレンス)』!」

「「「っ!?」」」

 ユフィは戦闘に集中して見ておらず、リオの方はちゃんと4人を見ていたが、今ここには後の2人の姿はいない事を言おうとした瞬間、突如どこからか沈黙(サイレンス)魔法を使われて、3人の声が出なくなった。


「やれやれ、ようやくベリアルを始末して戻って来てみれば『暴君(こぞう)』の姿が見えないとはな………」

「──────っ」

 姿も気配もない所から現れたのはベリアルと戦っていた『魔導士』。どうやらベリアルと将軍同士の戦いに勝ったらしい。

 正義はともかく、何が起きてもおかしくない状況下で、何の対策も警戒も怠っていたリオとユフィは歯噛む。色々な世界を調査しつつ旅をしてきて、色んな奴らを見てきてある程度の耐性があった筈の2人は完全に油断していたので、後で怒られる事必至だ。


(ユフィさん。………絶対この状況、隊長見てるよねー?)

(ええ、そしてゼロがこの事知ったらダブルで怒られるでしょうね)

(うう……。隊長怒ると怖いんだよ~~)

 『沈黙(サイレンス)』を使われているので念話で会話するリオとユフィ。不利的状況なのに全く危機感がない。むしろ呑気すぎるわ!


「言葉が紡げなければ(詠唱の事)魔法(・・)は使えなく、そして『喚起』と『暴君』、『キメラ』を倒した後でなら体力の消耗も激しい故、無茶はできまい。─────【四属(ガラファン)・大蛇(カブラ)】」

 そう言って『魔導士』は両手で魔法を行使し、火・水・土・風(雷)の四属性の大蛇がわらわら出現する。


(くそ、さっきの奴で魔力がほとんど残ってねぇ……。やれるか?)

(う~ん。ここで退却するのは簡単だけど、ここで逃げたらこのお爺ちゃん、さやや達の所に行っちゃうよねー。出来るだけやるしかないよね)

(待ってください。正義さんはまだお疲れでしょうから、最初は【アイギス|(小規模)】で時間を稼ぎます。リオはその間にアイギスの範囲外であの爺様を無理なく引き付けておいて下さい。)

(おk~)

 疲労困憊の正義を回復させるためユフィが小規模の【アイギス】を出現させ、リオはその間にアイギスの範囲内を出て大量の大蛇(約30匹程度)と『魔導士』に向かい合う。

 ※:ちなみにユフィの場合、招来は言葉に出す詠唱が必要なのだが、召喚(・・)なら詠唱はいらず、無詠唱でいけるのだ。


「ふん。何をするのかと思ったら、出て来たのは小娘一人かっ」

 リオとユフィの事を知らない『魔導士』が鼻で笑う。

 まあ、普通に考えれば少女(?)一人で大量の大蛇&将軍と戦うのは無謀以外の何物でもないが、そこはリオがこの世界の人間ではないのと世界管理協会の一員として色んな世界を冒険してきた経験と、その経験を元に身に付いた能力(ちから)がある故に、リオは大蛇に睨まれたり、将軍に笑われたりしてるが、そんな事は気にせずゆっくりと歩いて大蛇達の元に向かう。


「小娘一人では腹の足しにもならぬが……行くがいい我が大蛇達(しもべたち)よ!」


 パチンッ!


 ジュラララララララララ────────×30匹(くらい)


 将軍『魔導士』が合図をした直後、リオを見つめていた四属性の大蛇達が一斉にリオやユフィ達に襲い掛かる。


「あ、声が出る。もう効果が切れたんだ」

「リオ、余所見していないで戦闘に集中してください」

「はいはい」

 だがそんな『魔導士』を余所に、小太刀を抜いたリオが呑気にそんな事を言う。余裕なのだろうが、余所見はいけないとユフィに指摘される。


「ほいっ、ほいっ、えいやぁ!」


 ズシュ、ズシュ、ズシュ───────


「「「「「ジュラララ!?」」」」」

 そしてリオに襲い掛かった大蛇達だったが、リオは冷静かつ余裕で避けつつ、一匹一匹にクナイ(爆弾付き)を鱗の隙間を狙って投げ、また大蛇の攻撃を空中で避けつつクナイを投擲。


 ドンッ、ドドドドドドドドd────────


「「「「「「「ジュアアアアアアッッ!!!?」」」」」」

それを繰り返すこと数回、そして順に最初に投げたクナイが爆発し、鱗と鱗の間にクナイが挟まっている為、ゼロ距離で爆発しダメージを受けた大蛇達がこぞってのた打ち回る(うねうねするやつ)。そののた打ち回る姿はまるでミミズみたいだ。


「【光の(ライト)大槌(ハンマー)】!」

「ひゃっ!?」

「きゃっ、リ、リオ!?」

 するとすっかり油断していたのか、『魔導士』からの攻撃をギリギリでガードしたリオがそのままユフィが展開したアイギスの上部に激突し、ユフィが一瞬怯む。


「お、おい、リオ。大丈夫か!?」

「な、何とかー」

「全く、だからあれほど言いましたのに」

「メンゴメンゴ」

「言葉が微妙に古い!」

 ガード&受け身をしたのでそこまでダメージが入っていないリオだが、全く反省していないリオにユフィが溜息を付き、死語で返すリオに正義がツッコんだ。


「~~~~っ! 貴様等いい加減にせんかぁ!」 

「「「っ!!」」」

 さっきから話が脇に逸れまくった事に流石の『魔導士(爺さん)』も遂にキレた。当たり前の話だけどね。


「さっきからワシを無視ばかりしおってからにっ。貴様等には密かに習得していた究極魔法をくれてやるわぁっ!!」

 そう言って『魔導士』は今まで温存していた魔力を大量に消費し、巨大な真っ黒の球体を出現させた。


 その巨大で真っ黒な球体の正体は─────

≪おいおいおいっ! こんな所で【ブラックホール】を出現させる奴がいるかぁ!? つかお前等じゃ対応できないだろ!?≫

≪早急に緊急転送の準備に入ります。ユフィさん、リオさん、正義さん。その場からあまり動かない様に!≫

「う、うん!」

「分かりました!」

 リオとユフィはこういう事に慣れているのか撤退する準備に入る。


 だがここで、スマホを持っていない保護対象者(ゲスト)の正義が透の指示を聞いていない為、あの【ブラックホール】を何とかしようと一歩踏み出した。


「ん? あれって………」

 が、ここで正義がある事に気が付く。


 その視線は『魔導士』の上、生成している【ブラックホール】


 ─────の更に上、そこにベリアルがいた。


 ─────何故か全裸(・・)で。


「ん? んな!? 貴様っ、確かに殺した筈じゃのに!?」

 正義の視線が自分の上に向いている事に気付いた『魔導士』も、殺した筈の男が生きていた事に動揺する。動揺し過ぎて全裸についてはスルーらしい。


「ああ、あの死体か? あれは偽物(ダミー)だ。死んだと思わせるためにあえて見えない攻撃を喰らいつつ、近くにあった別の死体を改造し、俺様の服を着せたのだよ。どうよ? あのズタボロ感。凄くりあるだったろ?」

 『リアル』というこの世界に無い単語をドヤ顔で言うベリアル。全裸で。


「くっ……」

「爺さんの癖に中々すばしっこく、普通に殺そうとしても魔法分身などで身代わるから殺しても意味なかったからな。だが────」

 自分で作り出した【ブラックホール】の生成中であまり身動きが取れない『魔導士』の爺さんが歯噛み、ベリアルがこれまでの苦労を語るが、一度区切り、


「これに大量の魔力を吸われている上に身動きが取れない。もはや俺から逃げるだけの魔力は残ってないよなぁ?」

 ニタリと魔族特有の嫌な笑顔で言う。


「ならばいっそ、未完成の【ブラックホール(これ)】開放してワシ諸共、闇に飲まれるがいいわ!」

「「「っ!!」」」

 突如ベリアルに追い込まれた『魔導士』が取った行動は、未完成の【ブラックホール】をその場で開放し、魔王領どころかこの世界全て消し去ろうとした。

 リオとユフィは『【ブラックホール】の解放』という現象がどういうものなのかが分かっていてスマホを取り出して身構える。ちなみに協会のメンバーが持っているスマホには緊急脱出アプリが入っていて、それを使用することによって亜空間に出る事が出来るのだ。


 また話が逸れたが、『魔導士』が生成中の【ブラックホール】を解放しようとしている。実際に見た事は無いがそれがどういうものなのかを大体知っている正義ですら迂闊に近寄れず、また残っていた大蛇達も【ブラックホール】とベリアルの出現によって出方を窺っている。


「どうせ死ぬのなら貴様等ごと、この世界ごと消し去ってくれるw─────」

「それはねーよ」

「─────っ!?」

 『魔導士』がいよ決して【ブラックホール】を開放しようとした瞬間、上空にいたベリアルが開放寸前の【ブラックホール】をガって掴み(?)、開放を阻止した。とりあえずこれでこの世界が消し飛ぶ危険は無くなった。

 実体の無い筈の物を掴んだ上、更にそれを制御された事で今度は『魔導士』の方が沈黙した。


「これだけの魔力量だ、頂かなきゃ勿体ないぜっ」


 ジュウウウウウウウウウウウ───────


「うわっ、何やってんだアレ?」

「ブラックホールを……食べている?」

「いえ、厳密に言えば『【ブラックホール】になる寸前の魔力の塊を捕食している』と言っていいでしょう。………異常で非常識な光景ですが」

 今までにも魔力を供給や吸収するといった現象は度々目撃してきたが、まさかあんなものから吸収するとは思わなかった3人。実際その光景にかなり引いている。


≪……いくらゼクターの奴でもこんな事まではしないぞ≫

≪……流石、魔族…といった所でしょうか?≫

 亜空間の『ベルガイア』内からモニターで見ていたヴァンと透も引きまくる。


「ぐっ……ぎさまぁっ!」

「おっと、今更回収しようとしてももう遅ぇぜ? 既にこいつの所有権は俺にある」

「んなっ!?」

 慌てて『魔導士』が【ブラックホール】を魔力として回収しようとするが、ベリアルがそのブラックホールをひょいっと摘んで『魔導士』の手から退かす。


「どうやら決着が着いたっぽいね」

「ああ、不本意な結果だg───ってうをぉっ!?」

「正義さんどうかしましたk───あれは……チャアさん達?」

「みたいだね。気配を消しながらゆっくりと歩いてくるから気付かなかったー」

 ベリアル達の方はもう安心したとばかりに後方を見ると、先ほど別れたばかりのチャア達が気配を遮断しながらゆっくりと大蛇達に近付く。


 そして───────


「くそ、なら先ほど召喚した【四属(ガラファン)・大蛇(カブラ)】に分けた魔力を回収すれ……ば?」

「どうやらそれすらも出来ないようだな」

 【ブラックホール】がダメならその前の大蛇から吸収しようとした『魔導士』だったが、大蛇の方に目を向けると、そこにはどこから現れたのか、大勢の少女達に蹂躙されている大蛇達の姿があった。


 ちなみに最初にチャア達に気が付いた正義から、大蛇達に目を向けた『魔導士』までの時間はたったの10秒ほどだ。その隙をついてチャア達は一斉に大蛇達に襲い掛かり、一気に殲滅していったのだ。


 シュウウウウウゥゥゥゥ…………


「そしてこれも俺様が頂いた。……さて覚悟は出来ているか?」

「ま、待て! は、話せば分かる────」

 『魔導士』が悪党が命乞いする時のテンプレセリフを言い、リオが「フラグが立った」と『魔導士』を指差した。


「まあ、覚悟が出来ていようが出来ていなかろうが関係ないが、なっ!」

「きゃぷれっ!!?」

 そしてそのフラグはすぐに回収。ベリアルがそのまま落下しつつ、『魔導士』をそのまま叩き潰して『魔導士』の爺さんは無残な姿になった。

 

 それとどうでもいい話だが、『魔導士』を叩き潰したベリアルの恰好は全裸で、尚且つそのポーズが片手と片足が地面に着く、いわゆる【ター○ネーター(序盤)】っぽい光景だなーと正義は思った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 あとがき~~↓

ヴァン「だから適当過ぎるって!」

ゼロ「それもいいが、何で今回俺とお前なのだ?」

ヴァン「知らん!」

ゼロ「………。それはそれとして、だ。今回作者の投稿が遅れたのは単にPCがぶっ壊れたらしい」

ヴァン「なら修理か、買いなおせばいいじゃん」

ゼロ「ああ、だがHDも飛んだらしくてな。一から思い打しつつ打ち直したから遅れたらしい。ちなみにまだ買いなおしていなく、今回はネットカフェからの投稿らしい」

ヴァン「そ、そうか。作者も色々と大変だな」

ゼロ「ああ、こんな所にまで俺達を出すくらいだからな」


 オチは無いよ?


出来るだけ早くPCを復旧させていこうかなと思います。ではまた次回。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。