第17話 ~決戦・その6 一撃~
今回はちょっと私情の都合で早め&ちょっと短めで投稿します。
「ふんっ! はっ! ほっ! オラァ!」
「ぬっ!? くっ! やっ! ハアッ!」
ガッ───ガガッ! カァン───キィン!!
魔王城内の一角で、正義と『暴君』が剣と拳で凌ぎを削り、
「これでどうじゃっ!?」
「ふぬあああああっ!!」
『魔導士』が多種多様な魔法でベリアルに攻撃を仕掛け、それを躱し、いなし、更に吸収しながら『魔導士』の攻撃を凌ぐベリアル。
最初は2対2で戦っていたのだが、即席で組んだ正義とベリアルの連携は悪く、最悪(一応)味方に何度も攻撃してしまう羽目になった為、1対1で戦う事にした。
そしてそれは魔将軍の『暴君』と『魔導士』の2人にも同じことが言えた。
両者とも将軍なので変にプライドが高く、これまた何度か『魔導士』の魔法が『暴君』の背後に直撃しまくったので、この2人も仕方なくそれぞれ勝てそうな奴と相手になった。
正義と『暴君』の力はほぼ互角とあって中々均衡は破れず、ベリアルと『魔導士』の場合『魔導士』が真面に戦っていない(ヒット&アウェイ)故、ベリアルも中々攻めきれずにダラダラと時間と体力だけが過ぎていく。
そんなこんなで30分が過ぎた時、急に自体は急展開を迎えた。
物理的に。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴg────────
「な……何だ?」
「魔王城が揺れている……おい、まさかっ!?」
「俺達が中にいるってのに嘘だろ、おいっ!?」
「は、早く避難じゃ!」
「「「言われなくてもっ!!」」」
今、4人の心は一つになった(笑)。
「「「「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」」」」
うねりを上げながら内部崩壊&変質する魔王城内を全力疾走する4人。
実は先ほどまで戦っていた場所は魔王城内でも強固な部分で窓もない場所だった為、4人は脱出できそうな出口、もしくは窓系の類を探しつつ走っていた。
「あ、あそこ! 向こうに窓が………って、待てこら!」
そして偶然窓を見つけた『暴君』だったが、それ幸いと『暴君』を置いて3人はその窓に向かう。
がぽっ──────
「「「あっ…………」」」
我先にと窓に集中した結果、正義とベリアル、そして『魔導士』の3人が同時に窓を潜ろうとし、見事につっかえた。
「ど、どっけええええええええええ───────!!」
「「「や、やめ────────」」」
だが窓につっかえた3人の背後から『暴君』が謎のオーラを纏いながら3人に迫る。その『暴君』の背後にはもう通路が潰れていてどんどん追い込まれていく。
ドッ───────
そして窓につっかえる3人に『暴君』が猛烈な勢いのまま突っ込み、
────────────バァン!!!
「「「「おあああああああああああっ!!?」」」」
そして4人はそのまま巨大ゴーレムの脇腹あたりから落下する。
ちなみにその光景をリオに目撃されるがすぐに視線を逸らされた。
扱いが雑すぎるわ!
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ガンッ! ガン、ガン! ガキィン!
(くっ、流石に空中で戦う羽目になるとは思わなかったぜ……)
約250mから落下しながら『暴君』の攻撃をひたすら凌ぐ正義が思わず心の中で愚痴る。
正義が落下中の動けない状態を見た『暴君』がこれ幸いとばかりに攻めてきたのだ。何とか勇者としての能力を駆使して凌いでいるが、早く何とかしないとヤバい気がした正義。
そしてその予想は的中する。
「てめぇが地上に降りる前に殺してやる」
先に地上に降りた『暴君』は先ほど見せた謎のオーラを再び纏い、それを呼吸すると同時にそのオーラを体内に取り込む。
「がああああああああああああああああっ!!!」
すると気が狂ったのか、『暴君』が髪を逆立てて咆哮する。目もギラついている様で、まるで、
「『バーサーク』か!」
『暴君』の今の状態に警戒した正義は落下途中であるが、剣を構え体勢を整える。
((勝負は一瞬っ!))
互いに次、接触した時、勝負が着くと確信し、必勝の構えを取り、正義はそのまま落下、先に地面に降りていた『暴君』は逆に飛ぶ。
「『閃光雷瞬撃』!!」
「『バーサーク・ヴィ・ボルケーノ』!!」
正義は光と雷を瞬撃に乗せた一撃を、『暴君』は闇と炎を拳に乗せ、両者が激突する。
ガッ───────────
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ドォ────────────────!!!
「「「「「「きゃあああああああっ!!?」」」」」」
「今度は何っ!?」
チャアが巨大ゴーレムをふっ飛ばして1、2分もしない内に元々魔王城があった場所で何やら爆発音がしてその衝撃波で剛の配下達&チャアが叫ぶ(何故かは分からん)。
「あそこってセイギ(&敵さん)が落ちた場所……だよね?」
「ええ、何やら派手に戦っているみたいですが、どうやら決着が着いたみたいですよ」
「どっちが勝ったの?」
「さあ? そこまでは行ってみないと分かりませんね」
「さやや達の事も気になるけど……あそこで敵が勝ってセイギが死んでいたら(縁起でもない)背後から襲われる危険もあるし……こうなったら先に見にいこっか?」
「ええ、一応ヴァン(というか透)にも周囲の警戒をお願いする様、頼んでおきます」
リオ達が居る場所から正義がいる場所はそんなに離れてはいないので、慎重に進む事にした。ちなみにチャア達は一旦ここで別れた。みんなでぞろぞろ行ったら狙われる可能性も高くなるので。
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あとがきなんちゃら↓
ヴァン「いや、ちゃんと書けよ!」
透「ああ……隊長がおざなりに……」
文章に思わずツッコんだヴァンに透がワザとらしく眩暈の振りをする。
ヴァン「つかよ。俺も下に降りていいか?」
透「今は駄目です。隊長の不在を狙って敵……世界破壊者がこの艦を乗っ取る危険があるので」
ヴァン「ちぇ」
透「子供ですかっ」
多分次も短めになるかもね?




