第26話 ~そいつの名前は~
剛「もう既に分かってはいると思うが、この小説を含め他のなろう小説などの内容は実在する現実の物や設定などとは一切関係無いからな。特にアイワナはネタ要素が多いから注意して読んでくれ」
ハーマン「一体誰に向けて言っとるのだ?(ふんふんっ)」
今回はちょっとシリアス回(?)です。
「ん~~~~~~♪(もふもふ)」
「んんん~~~~~~~~♪(ふがふが)」
「……暑苦しい」
両サイドからリオとアニカが佐夜に抱き付いている。一見仲良い感じに見えるが状況が状況だけにそれどころではない。
「お二人とも、マスターが困ってる。離れろ」
「「嫌っ」」
「嫌って……」
「「「「仲良いなぁお前等」」」」
ステージ【レボリューション】の最後の面で拾った戦略的多目的制御体系アンドロイド【サフラン(佐夜が命名)】が何故か佐夜をマスター呼びしながらリオとアニカを引き剥がそうとするが拒否られ、佐夜達に同行している同じ3組の男子達から生暖かい目で見られている。(=_=)こんな感じ。
ついでにいうとサフランの姿は例のセーハイ戦争に出て来るセイ○ァさんにロボ要素を詰め込んだ容姿をしていてまるでコス○スっぽい。
ちなみに拾った時このロボは色々破損していたから今まで出番が無かった上、当然戦闘用なので名前なんてのも無かったので応急処置として佐夜が錬成術で外装や千切れた配線などを周りの金属で修復したら何故か佐夜をマスターとして認識してしまった様だ。とはいってもあくまでも応急処置なので後でゼロに直してもらう必要があるので今は戦闘を期待出来そうにない。
そしてこの4人(?)と他の男達が今、どこにいるのかというと例の渦の中にある分岐点の1つだ。
最初、まだデス残機が残っているメンバーを集めて渦の中に入るとそこにはこの世界のステージと同じ11つの分かれ道があり、それぞれ手分けして進む事になったのだがそこに何故かアニカも勝手にやってきて参戦し、リオと佐夜を取り合う始末に。
で、当然佐夜をマスター扱いしているサフランも佐夜に着いてくるので仕方なくそれの護衛(という名の犠牲ww)としてモブ男子数名を連れて来ているのだ。
フォン、フォン、フォン、フォン─────(不穏な音)
「………何かどこかで聞いた事のある音だな」
「何かの警告音か?」
「どんどん近付いて来る?」
するとどこからか聞いた事のある不穏な音がする。が、実はこれレボリューションで流れた音で佐夜以外の者達は当然知らない。
「っ、え……こ、この音ってまさか!?」
「どしたのさやや?」
そしてこの音がもたらす者の正体にいち早く気付いた佐夜は凄い焦る。何故なら全方位から聞こえるので何処から奴等が来るのか分からないからだ。
♪~~~♪♪♪~♪~~~~~~~~(デンデンデンデン)
「「「「「ぎゃあああああ、何だアレ!?」」」」」
「「ひゃあああああ!?」」
「悲鳴はともかく抱き付くな! 走って逃げろ!」
そして音の正体である3体の青鬼達が嬉々としてやって来てモブ男子達は当然、リオ達も初見なのでそのあまりの気持ち悪さに佐夜に抱き付いて悲鳴を上げる。とにかくこのままだと逃げれないのでサフランにリオとアニカをポイッと投げ渡し、急いで逃げる。
「……そういやあの青鬼達、ズラ被っていたな?」
「お前アレ知ってんの!?」
「ああ、アレは青鬼と言ってな────」
モブ男子達の中に1人、青鬼をプレイした事がある奴が走りながら他の男子達に説明する。その内容は当然佐夜達の耳にも入る。
「………でもそういやレボリューション内で遭遇した時は皆ハゲ(通常タイプ)だったぞ?」
「みんなってどのくらいいたんだよっ」
「軽くざっと30体……以上?」
「そんなにか!?」
久しぶりの男子トーク(?)に佐夜はちょっと「あぁ、心休まるわぁ」と思いつつモブ達の問いに答える。
「で、でもよ。今俺達を追って来ているのはカツラ被った3体だけだろ? それなら銃で倒せるんじゃね?」
「無理! だってアレには当たり判定が無い!」
「嘘だろ!? じゃあどうやって倒すんだ!? 多分アレがボスだろ!?」
「……ボスなら当たり判定はあるかも?」
「じゃあいっちょやってみるか? どうせ入り口にセーブあったから何度でもTRYできるしなっ」
と、佐夜の忠告を無視した男子達は一斉に引き返し、銃を乱射しながら青鬼達に向かっていく。
デュクシュ!
【GAMEOVER!!】
だが当然そんな無謀をすればデスるのは当たり前田のクラッカー|(意味不明)。
「おー? 当たり判定あったねー?」
「無茶しやがって」
無駄に男子達の活躍で一応当の青鬼達には当たり判定があった事が分かり、サフランに抱き抱えられている2人が感想を言う。
「このままではいずれ追いつかれてしまいます。マスター、ここは私にお任せください!」
「あたっ」
「ふみゅ!」
「あ、おい!?」
すると男子達が一瞬で挽肉(言い方が悪い)にされたのを見てサフランはこのままでは自分のマスターまでもが死ぬと思ったのか、リオとアニカをポイし、最初から所持していたであろう『エクソカリバー(ソ?)』を抜き、青鬼達の元に向かう。
確かアイワナ時空と化しているこの世界では銃以外の攻撃方法は特殊攻撃方法以外さほど効果は無かった筈。佐夜は制止させようとするが当のサフランは間もなく青鬼達と接触する。
ザシュ! ザシュザシュ!!
「「「っっ!?(声にならない声)」」」
「………え?」
だが結果は逆でエクソカリバーで斬られた青鬼達が怯む結果となった。
というのも話は簡単で、人間を含む生物達は一部を除き(NPCから自我に目覚めたそうすけ達など)アイワナ時空の影響を受ける。つまりアンドロイド等のロボットはアイワナ時空の影響を受けていないのだ。故にロボットの攻撃は普通に通るのだ。だが当然そうなると生物の様にデスれない為、1度死んだら普通に終わりなのだ。
「っ! ボーっとしてる場合じゃない。みんな、援護射撃だ!」
「「「「「「「おう(はい)!」」」」」」」
最初、無双していたサフランの様子を見ていた佐夜達(戻って来ていた男子達も含む)だったが、何時青鬼達のキレた反撃が来るか分からないので急いでサフランの援護に移る。当然サフランはロボ故にサフランに当たるとマズいので佐夜はサフランにヒットアンドウェイでサフランが一瞬引いた時に撃つ事を指示する。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・。
・・・。
「「「~~~~~~~~~~~~~~~っ」」」
「はぁ、はァ、はぁ………」
「い、意外に体力あったな……」
「危うくサフランさんが死ぬ所だったぜ」
戦闘が始まり30分後、サフランの代わりに割って入りながらデスりつつ、ようやく3体の青鬼達が沈黙した。
「大丈夫か?」
「は、はい……。流石に完全制御ではないので焦りましたがみんなのお陰で破壊は免れました」
「そっか」
といっても流石に当のサフランも片腕をもがれたり、応急処置しかしていないボディでの戦闘での負荷で駆動箇所がいくつか破損してしまっている。これでは流石にサフランは次には進めないだろう。
「ぅ……ぅぅ…………」
「お、おいこっち来てこれ見ろ!」
「「「「「?」」」」」
すると突然倒れた青鬼達を見張っていたモブの1人(いい加減名前出してあげようよ)が1体の青鬼が変化した事で皆を呼ぶ。
そこにはまるでジャ○ーズのアイドルみたいなイケメンが青鬼から変化し倒れていた。見た感じ外傷は殆ど無いが衰弱が酷い。
「おい大丈夫か、しっかりしろ!」
「ぅ……ぁ………ぁぁ……?」
すかさずモブの1人が抱き起すがかなり危険な様子。
「………駄目だ。これじゃもう助からない」
「「「………」」」
瞳孔が完全に開き、意識が消えかかっているイケメンを見てモブの1人が目を瞑る。例えポーションや回復魔法や気付け等、最終手段の『神玉』を使ってももう長くは持たない。
おそらく青鬼と化している間、寿命的なものが使われ尽きかけているのだろう。流石の神玉でも寿命までは伸ばせない。ドラ○ンボールと同じだ。
「ひ……ひろ……し…………に………」
「な、何だって!? おい、しっかり意識を持て!」
意識が消えかけその命が絶たれようとするほんの数秒、残されたほんの少しの気力を振り絞り、イケメンは右手に握っている『銀の鍵』をモブではなく佐夜の方に差し出す。佐夜もそいつの意思をくみ取り黙って受け取る。
「ひろ……し…に………こ…れ…………を渡……し………t………」
「っ!」
「「「「「「っ」」」」」」
佐夜がひろし宛に渡された『銀の鍵』を受けとるとそのイケメンは最後まで言えずに力尽きた。分かりやすく伸ばした手が力無く地面に落ちる。
「これが命が消えるって事………」
再起動し、初めて(かどうかは知らないが)人の死を見たサフランはどこか懐かしく悲しい気分になった。
・・・・・・・・・・・・・・・。
「佐夜、俺達は一度こいつ等とサフランを外に運ぶけどお前はどうする?」
感傷にしばらく浸っていたが何時までもこうしてはいられないのでモブの1人がたった今死んだイケメンとイケメン同様に青鬼化から解放された他の男女2人を外に持っていく事を言う。おそらく負傷したサフランを連れ帰るついでに死んだ者達をちゃんと埋葬してあげたいのだろう。
「……俺達は先に進むよ。こうしてる間にも時間は過ぎているしな」
「……そうだね。リオも行くよ」
「アニカも行く」
「そっか、分かった。けど無理はするなよ。千デスまで死ねるとはいえ、何が起きるのか俺達には予想もつかないしな」
「そっちも気を付けろよ」
「マスターも気を付けてください」
そう互いに心配しつつ佐夜達3人は他の者達が待つ合流地点へ向かった。
正直この小説内では人が死ぬ場面とか殆ど無い様な?
まぁ、あえて省いている部分もあるけれど今回はちょっとひろしに関係あったから書きました。
果たして死んだイケメンがひろしに託した『銀の鍵』とは一体?
ではまた。




