第24話 ~最後の一撃(魂環)~
クー「……ありえない」
マロン「ええ、ありえないわね」
ハーマン「全く、鍛え方が足らん」
ヴァン「いや、鍛えてどうにかなるもんじゃないだろ」
作者、またもやインフルエンザに掛かりました(アホすぎる)。
もう既に今年1回掛かっているのですっかり油断していた所を他のタイプに掛かりました。
作者「……………」
マロン「駄目ね。死んでる」
ヴァン「勝手に殺すな」
チーン。
※:1/29 最後の歌詞の部分はカットして編集しました。
~半蔵とベレッカが空蝉の術と認識誤認を掛けた後の話~
「え、ちょっと半蔵! このままこの位置で爆破したら私達も巻き込まれるんじゃない!?」
「その前に回避すればいい事だろ」
「無茶言わないで! アンタはともかく私は高い所から降りられないの!」
「じゃあ何でわざわざこの場所に転送してきたんだ………」
「その方がかっこ良さそうだったからよ!」
「威張っていう事か!」
「だってぇー!」
自力で降りられないのにわざわざ爆発するエグゼィの上に転送してきたベレッカを叱る半蔵。冷静沈着な忍として通してきたのに思わずツッコんでしまった。
「……仕方ないっ」
「ひゃあ!?」
自力で降りられないベレッカを足払いからのお姫様抱っこをし、爆発する前に詩織の元へ降り立った。
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~メタン水素爆弾が爆発し、重貴がスタンバイする所から~
「『聖闘士』発動!」
ピカーっとこの世界に召喚された勇者特有の自己能力UP魔法を発動させた重貴。ご丁寧にポーズまで取っている。何気にジョ○ョっぽい。
「……その自身を光らせる術を使う必要はあるのでござるか?」
「んあ? ……無い!」
「無いのか!?」
「無い。単に恰好良さそうだから。それにそろそろフィナーレだろ? 使わなきゃ色々損する気がする!」
「終演に向かってるのは確かだが、わざわざ目立つ様な行為をする必要は無いでござるよ……眩しい」
勝手に転送装置に向かおうとする覚助を止めるのに失敗し、一緒に転送されてきた御剣がやたら光り過ぎて直視できない重貴に尋ねると無意味な回答をされてついツッコむ。
その後、爆発で凸凹になったエグゼィを重貴の重力魔法で地面へ叩き潰す。
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~佐夜と新によってトドメの一撃を叩き加えられ、潰させそうになっているエグゼィの場面~
『~~~~~~~~~~~~~zpqまいkwぅjんdcn#っ!』
このままでは拙いと感じたエグゼィはすかさず地面へ潜ろうとする。
が、
ガキィン!!
『tmk!!!?』
地面からほんの1~2センチで透明な壁に阻まれて地面に潜る事が出来ない。ここだけかと思い、他の場所からも捜索するがどこも透明な壁に阻まれて地面に潜れない。
「ふっふっふー。速攻魔法『見えない壁』!」
※:速攻魔法『見えない壁』。これにより上空の2人の攻撃が終わるまで対象者は隠れて回避する事が出来ない!
姉のベレッカと共に役に立つモノを持っているシャルル(男の娘)がドローで引いたカード『見えない壁』でエグゼィが地面に潜るのを防いだ。もしシャルルがいなかったら確実に逃げられていただろう。
「……中々便利だなそれ」
「そ、そんなに物欲しそうに見られても私以外にはこれ使えませんよ!?」
太刀を仕舞い、「いいなぁ~」と物欲しそうに見る詩織に見つめられ、シャルルは慌てて説明した。一応詩織こと信長が昔の人間だという事は知っているので奪われない様にしないといけない。用心用心。
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~佐夜と新によるエグゼィの押し潰し中~
メタン水素爆発と重力負荷、そして物理+闇属性攻撃により、当然ながらエグゼィからは千切れた肉片やエグゼィが地面に逃げる事を諦めて横へ避難する為に分裂した小さい個体がエグゼィ本体から湧き出てくる。
「……本当に小分けにして逃げようとするとはな」←半蔵
「流石俺の佐夜だぜ♪」←覚助
「貴様の物ではないだろ佐夜は。というか、佐夜は女子だったか?」←詩織
「いえ、確か私と同じではなかったかと」←シャルル
「どこの世界にも性別不明な奴はいるのね……」←ベレッカ
「~~~~~~~~~っ!」←地面に突き刺さってもがくリベッタ
「それより早くりべった殿を助けないとまた死ぬでござるよ?」←御剣
「じゃあ俺が抜いてくるわ」←聖闘士中の重貴
「「「「「眩しい!?」」」」」←半蔵・覚助・詩織・シャルル・ベレッカ
「(´・ω・`)」←重貴
「はは……」←御剣
そこにこれまで援護していた者達が集合しリベッタを救出しつつ、分裂して逃げようとするエグゼィの分身達を殲滅していく。当然魔法や異能力は使わずに剣(刀)や銃などで丁寧に潰していく。
「……ちょっとこれ数が減らねえぞ」
「ああ、このペースだと全部潰しきる前に本体が潰されて有耶無耶になる」
「そうなるとどうなるんですか?」
だが全然減るどころかどんどん湧いてくる肉片……及び分身に覚助、いや皆少し焦り、半蔵がシャルルに尋ねられる。
「本体が完全に潰されれば当然そこには小規模の爆発が起きるだろう。そうなると当然この辺にある肉片(分身)も遠くに飛ばされる。となれば、1つでも残ればそこから再び再生される」
「じゃあどうすんだ、あっちはもうそろそろ終わるぞ!?」
既に佐夜達の攻撃はエグゼィを凹んだボールにしており、何時本体が倒されても問題無い。いや、今倒されると問題だけど。
「じゃあ今からあるごのーとに連絡とって─────」
と、詩織が手付きがおぼつかない感じでスマホを操作しようとする。要は肉片を潰す人手が足りないから応援を寄こして貰おうというものだ。
「────その必要は無いぞ織田の!」
「っ、その声は!?」
が、その前に聞こえてきた声に詩織は振り向く。
「覇奏流『三十六計・万晩』!」
応援の挨拶はせず、声の主である椿姫こと義輝は背後から巨大な白い手(どう見てもマスターハンドです)を召喚し、一気にもぐら叩きの要領で肉片を潰していく。さながらミンチを練っているかの様だ。
「皆さん、私達もいましてよ!」
「委員長!? それに結局みんな来たのか!?」
椿姫が先陣を切っている中、次に聞こえたのは3組の委員長こと花蓮だ。そしてその周りには戦闘員のクラスメイトが全員いた(OP達も含む)。どうやらモニターでこちらの様子を見ていた様で人手が足りなくて困っているのを見て全員で来たようだ。
「皆の者よ。これより最終指令を下す。全員、世界喰いを完全に滅せよ!!」
「「「「「「「おう!!」」」」」」」
そして一緒に来た女騎士のルルセナ先輩がスキル『仕切り』を発動し、皆でエグゼィを完全に殲滅しに向かった。
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~世界食い・エグゼィが完全に消滅する瞬間~
『私……は…………た…だ……生きたかっ……ただけnの…に………………』
「………え?」
その小さな悲鳴は佐夜だけに聞こえ、エグゼィは消滅した。
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「ふぅ~~~~」
「終わったぁー」
世界食い・エグゼィが消滅し、一応念の為潰した場所から少し離れた場所で一息付いた佐夜と新。
今、この場には数人を残して残りは周りを探索している。理由は先ほど半蔵が言っていた肉片の残骸が遠くまで飛んで行っている可能性を考慮しての事だ。もしエグゼィの意思が残っている肉片に宿っていたら今はともかくいずれ再生する危険性があるからとの事。
「お2人共、ご苦労でしたわ!」
「……何で委員長が偉そうなんだろうかね? ともかくご苦労さま」
すると2人を労おうと花蓮と優李が声を掛けてくる。優李はともかく花蓮は何で腰に手を当ててふんぞり返っているのだろうか?
「それより佐夜っち、ボブも似合うね」
「そうか? 俺としてはいっその事、一回バッサリ丸刈りにしたいんだけど」
「「「「「「それはダメ」」」」」ですわ!!」
「ぅわ、ユニゾン」
佐夜からまさかの丸刈り発言に2人どころか周りに残っていた連中からもダメ出しされる。
「皆さん。お疲れさまでした」
「ところで何の騒ぎです?」
すると今度は上空で待機&警戒していたティーナとアニカも合流し、事情を聞きに来る。
当然佐夜が丸刈りするなんて発言なんかするもんでアニカは衝撃で泡吹いて気絶し、ティーナは「い、いいんじゃないでしょうか?(苦笑い)」を頬をヒクヒクさせる。
「ぅ、うぐぁ………っ!?」
「っ!? おい、新の様子がおかしい!」
「「「「「え?」」」」」
するとその時、新と会話していた重貴が新の異変に気付き、皆を呼ぶ。
「どうした新!? どこか痛むのか!?」
「うぐ……っ、い、いえ、痛みはありません」
「じゃあ苦しいのか?」
「だ、大丈夫です」
「全然そうは見えないけど?」
どう見ても新……というよりはヘルゼムルの様子がおかしいのだが、どうやら痛みや苦しみは無い様だ。どういう事だろう?
「ふ、ふああああああああああああああっ!!?」
「「「「「「!?」」」」」」
すると新が叫んだと共にヘルゼムルが新から離れ、一瞬膨らんだ。
そして、
フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ──────×1万以上
「これ…は………」
「魂?」
「あ、これってアニカの中にいた人達の霊か?」
「そう…です。元凶を打ち倒して役目を終えたから解放……してるんですよ」
フワフワ浮かぶ霊達に佐夜達は困惑する。だってこれ、どうすんの?
「この世界で産まれて死んだ霊達はいいとして問題は他世界から来た者達はどうするんだ?」
「あ、そっか。中には元の世界に還りたいって言う奴もいるかもしれないしな。でもどうするべこれ?」
少なくともこの中には送還術を使える者はいない。布に掛かれている送還術符やアプリは生者にしか効果が無いからどうしようかと考える。
リオ「(・∀・)~~」
「あ、いますよ。ユフィさんです。ユフィさんなら死者の霊も元の世界に還せる筈です」
「あ、そっか。そういやアルフィーニでもやってたな」
「それよかボクは上記の顔文字が気になるんだけど?」
「何であの方、ニヤニヤしてるんですの?」
「知らん」
リオが何やっているのかなんて今はどうでもいい。
という訳でユフィを呼びました(何故かリオも付いてきたけど)。
「さややー♪」
「今はじゃれてる暇は無い!」
「ぶぅ~」
……ホント何がしたいんだこいつ?
「……そういう事ですか。分かりました」
わざわざ来て頂いたユフィにティーナが軽く説明をし、ユフィは胸元で手を組み呪文を唱える。
「異世界に迷える魂よ。我が導きにて元の場所へ還りたまえ『リウ・エ・レイソン』!」
そして呪文を唱えると共に超巨大な魔法陣が出現。
パァァァァァァァァァァァァァァァァ────────
巨大な魔法陣の出現と共に光が溢れ、それまでウロウロしていた魂達は動きが止まり、螺旋状に描きながら空へと昇って行く。
その幻想的な光景はまるで──────
「どう見てもスマ○ラSPのエンディングだろこれ」
「あぁ、状況は違うが光景は似てる」
「ついあの歌を口遊みそうだ……(うずうず)」
「早く帰ってゲームやりたい……」
と、あのゲームを知っている物質界出身の男子達はついテーマソングである『灯○の星』を歌いそうになるが、
「お前等先に言っておくけど歌うなよ? ぜ~ったいに、歌うなよ?」
「フリなのかな?」
「違う!」
念押ししているのにリオにこんな顔(´・ω・`?)で言われて否定する。固定名詞はギリギリだと思うが歌詞は拙いって。
「とりどりn─────」
「だから言わせねぇよ!?」
「ナフスッ!?」
で、耐え切れずに歌おうとした奴をツッコミで止めさせる。
そんな馬鹿な事をやっている間に1万もの彷徨える魂達は全て天や、元の世界に還されて次の生を待つだろう。
次は良き人生を歩める様、祈る事しか出来ないが、協会や機関はそんな被害に遭う人達を出来るだけ少なくするのを目標に頑張しかないのだ。
クー「……作者が死んでるから代わりの告知をする」
マロン「ええ、あと2話で7章が終わるわね」
ヴァン「長かったな」
マロン「何気にクリスマス回とか入ってたもんね」
クー「………早く本編に出たい」
ヴァン「まぁ、俺達は8章で出れるから我慢だ」
マロン「いいなぁ……」
で、ではまた次回で会いましょう(インフルの為、更新が遅れる恐れがありますが)。




