「アサシンギルドへようこそ」
初めてAIで書いてみたガバガバ小説です。本文の一部をAIに任せ文体も調整、自力でも本文を書いて一応設定詳細は自分で考えました。AI小説は実験的な物で今後どうするかは分かりません。感想を頂けると助かります。
第一話
アサシンギルドへようこそ
人間という生き物は、自分に理解できない存在を恐れる。そして恐れた存在を嫌い、やがて排除しようとする。
カール・グロウリーはカール・ホークを名乗りヒーローとして、
そして生まれながらその事実を三十五年の人生で何度も経験してきた。
父親はパイロ・フェニックスと呼ばれるスーパーヴィランだった。爆発と炎を愛し、自分の正義を信じて疑わない危険人物である。そんな父親に育てられたカールは、幼い頃から傭兵並みの訓練を受けてきた。射撃、格闘技、ナイフ戦闘、追跡術、潜入工作、生存技術。その全てを叩き込まれ、気が付けば軍人でも通用する戦闘能力を身に付けていた。
しかし、父親の教えには一つだけ受け入れられないものがあった。
「正義のためなら躊躇するな。相手が子供でも関係ない」
その言葉だけは最後まで理解できなかった。
それでも技術は本物だった。
やがてネイビーシールズへ入隊し、数々の実戦を経験した彼は卓越した射撃精度から《ホーク》と呼ばれるようになる。しかし命令違反や独断専行を繰り返した結果、不名誉除隊となった。
その後は自作装備を持ち歩きながらヒーロー活動を始めた。
その溢れる狂暴性と野獣の様な本性は愛用の純白のプロレスマスクで覆い隠した。
額に描かれた鷹はアメリカの象徴であり自由の象徴、そして強さの証だった。
本人としては正義の味方のつもりだった。
周囲から殺し屋と間違えられることが非常に多かっただけで。
そしてある日、その人生そのものが大きく狂うことになる。
カリフォルニアの港湾地帯でヴィランを追跡していた最中、突如として巨大な飛行物体が現れたのだ。映画でしか見たことのない空飛ぶ円盤だった。
気付いた時には身体が光に包まれていた。
宇宙人による誘拐。
人体実験でもされるのか?体をくり抜かれるのか?普通の人間なら絶望しただろう。
だがカールは普通ではなかった。
「面倒なことになったな」
宇宙船内で目覚めた彼は拘束具を破壊し、警備兵を倒し、奪った武器で船内を制圧した。
銀色のひょろ長いグレイ野郎は全員息の根を止められた。
ところが脱出寸前で動力炉が爆発し、逃走艇ごと謎の空間へ飲み込まれてしまう。
そして次に目を覚ました時、そこは異世界だった。
ドラゴンが空を飛び、魔法が存在し、エルフやドワーフが暮らしている世界。
幸いだったのは装備の大半が残っていたことだ。
拳銃にライフルに工具。
通信機器、盗聴器の部品、工作用機材。
生き残るには十分だった。
転移後の一年間、カールはその戦闘能力と諜報能力を活かして冒険者として活躍した。敵地潜入や偵察任務で大きな功績を挙げ、やがて王国最高位であるS級冒険者チーム《白銀の牙》へ迎えられる。
しかし、その成功は周囲の嫉妬も呼び込んだ。
異世界人。
魔法も使えない男。
訳の分からない武器を使う変人。
そんな評価は最後まで消えなかった。
そして今日。
その全ての積み重ねが爆発した。
「追放だ、カール・グロウリー」
冒険者ギルド本部の大会議室にギルド長の声が響く。
円卓を囲む幹部達は誰もが満足そうな顔をしていた。机の上には証拠と称する書類が大量に並んでいる。
内通。
横領。
裏切り。
どれも偽造だった。
カールは数枚確認しただけで興味を失った。
「雑だな」
「何だと?」
「偽造が雑だと言った」
空気が張り詰める。
真っ先に怒鳴ったのは白銀の牙のリーダーであるガレスだった。
「貴様のような異世界人を信用した我々が馬鹿だった!」
カールは少しだけ考えた。
ドラゴンの巣を見つけたのは誰だったか。
魔王軍の補給基地を特定したのは誰だったか。
山賊王の居場所を突き止めたのは誰だったか。
答えは明白、全部自分である。
こいつらは無能で何もしていない。
だが表彰されるのはいつもガレス達だった。
今まではそれを甘んじて受けいれていた・・・他人の評価に興味はなかったからだ。
「言い残すことはあるか?」
ギルド長の問いにカールは首を振った。
「別にない」
そして周囲を見渡す。
人数、距離、武器、出入口、逃走経路。
全てを確認しろと自然と目が動いた。
軍時代から染み付いた習慣である。
「何を見ている?」
ガレスが訝しげに尋ねる。
「確認だ」
「何の?」
カールはゆっくりと立ち上がった。
「俺はもうギルドの人間じゃないんだよな?」
「当然だ!」
「そうか」
その瞬間、ガレスの顔色が変わった。
ようやく気付いたのだ。
ギルドの掟。
《ギルド内での私闘は禁止》
その保護が消えたことに。
だが遅かった。
カールは一歩で間合いを詰めると、その首を掴み上げた。
「待て!」
「嫌だ」
骨が折れる音が響く。
英雄ガレスは床に倒れ、それきり動かなくなった。
会議室が悲鳴に包まれる。
剣が抜かれ、魔法が放たれる。
しかしカールは冷静だった。
コートの内側から拳銃を引き抜く。
異世界人達には理解できない武器。
だからこそ強い。
銃声が鳴る。
そしてまた鳴る。
十分後、会議室には死体しか残っていなかった。
「俺は正義の味方だ」
誰も返事をしない。
生きている者がいないからだ。
「悪党を始末しただけだからな」
そう言い残し、カールは冒険者ギルドを後にした。
一週間後、王都地下区画。
そこは冒険者ギルドにとって最も嫌う場所だった。
密売人、情報屋、犯罪者。
そして暗殺者。
王都の闇が集まる街である。
冒険者ギルドとアサシンギルドは昔から対立していた。
冒険者達は自らを正義と称し、アサシン達を犯罪者と呼ぶ。
一方でアサシン側は、冒険者を薄汚い偽善者の集まりだと考えていた。
表と裏。
二つの巨大組織は互いに嫌い合いながらも均衡を保っている。
情報屋に勧められた時は冗談かと思った。
「アサシンギルドへ行け」
「何でだ?」
「お前、冒険者より暗殺者向きだからだ」
失礼な話だった。
しかし否定するには実績が多すぎた。
カールは黒い建物を見上げる。
王都地下区画の中心。
巨大な髑髏の紋章。
見るからに怪しい外観。
「悪の秘密結社かよ」
もっと隠れる努力をすべきではないだろうか。
そう思いながら扉を押し開く。
直後だった。
男が吹き飛んできた。
「ぎゃあああああっ!」
壁へ激突。
嫌な音。
動かない。
死んでいる。
「…………」
扉を閉めようか少し考えた。
しかし奥からさらに悲鳴が聞こえてくる。
「助け──」
ドゴォォン!
誰かが天井へ突き刺さった。
どう見ても死んだ。
「何なんだ?」
受付嬢が疲れ切った顔で答える。
「本日はレアニス新人選抜試験です」
カールは納得した。
いや、納得したくなかったが理解した。
王国最強のアサシンチーム。
《レアニス》。
そしてそのリーダーの異名は狂犬女王。
広間へ進む。
そこには大量の負傷者と死体が転がっていた。
その中央で、一人の女が楽しそうに笑っている。
ウェーブのかかった赤髪。
整った顔立ちにモデルのような体型にキャバ嬢の様な風貌。
高級娼婦の様な品のある高そうな派手な服装
そして野獣の眼光。
スキルは触れたもの全てを別次元に飛ばす「ハイ・ディメンター」。
その衝撃は次元さえも消し飛ばし、あらゆる物を破壊できる。
「次ィ!」
女が叫ぶ。
「私を楽しませられる奴はいねぇのか!」
カレン・オルタニア。
狂犬女王と呼ばれるアサシンギルドのエース。
噂以上だった。
「面白そうじゃねぇか」
思わず口に出た。
するとカレンの視線がこちらへ向く。
数秒。
互いに見つめ合う。
先に口を開いたのはカレンだった。
「おい、マスク野郎」
「何だ赤毛」
周囲が静まり返る。
普通なら死刑宣告に等しい返答だった。
しかしカレンは笑った。
「面白ぇ」
死体の山から軽やかに飛び降りる。
「名前」
「カール・グロウリー」
「強いか?」
「かなりな」
猛烈な笑みが浮かぶ。
「なら試験だ」
カレンは拳を鳴らした。
「私を楽しませろ」
広間の空気が変わった。
壁際ではレアニスのメンバー達が見物している。
黒髪のおさげ少女ティナ。
茶髪のボーイッシュな来夏。
銀髪の少女セレン。
全員が面白そうにこちらを見ていた。
「また始まった」
来夏が呟く。
「今度は何秒かな」
ティナが眠そうに言う。
「でも強そう」
セレンだけは少し期待していた。
その視線を感じながら、カールは周囲を観察する。
柱。
天井。
照明。
距離。
武器。
逃走経路。
軍人だった頃からの癖だった。
戦う前に環境を把握する。
それだけで生存率は大きく変わる。
「始めるぞ」
カレンが姿を消した。
常人では目で追えない速度。
だがカールは避ける。
半歩だけ横へ。
次の瞬間、背後の石柱が粉砕された。
「避けるじゃねぇか」
「避けられる攻撃は避ける主義でな」
カレンが笑う。
再び踏み込む。
蹴り。
拳。
肘。
猛獣の連撃だった。
カールは受け流しながら距離を取る。
そしてポケットからボールペンを取り出した。
「降参か?」
「まさか」
投げる。
空中でボールペンが閃光を放った。
自作の閃光装置だった。
「なっ!?」
カレンの視界が一瞬だけ潰れる。
その隙を逃さない。
カールは猛然と突進した。
プロレス歴三十年の全体重を乗せたタックル。
そしてバックをとってのバックドロップ。
「おおおおおっ!」
轟音と共にカレンの身体が床へ叩き付けられる。
誰もが息を呑んだ。
狂犬女王が。
初めて転んだのである。
静寂の後カレンは笑い出した。
「ははっ……!」
笑いはどんどん大きくなる。
「ははははははっ!!」
立ち上がり、埃を払う。
「合格だ」
広間がざわめいた。
「今日からテメーはレアニスの連絡役だ」
「連絡役?」
「そうだ」
カレンは楽しそうに笑った。
「面白ぇからな」
こうして元S級冒険者ホークことカール・グロウリーは、王国最強のアサシンチーム《レアニス》と行動を共にすることになる。
この出会いが後に王国全土を巻き込む騒動の始まりになることを、この時の彼らはまだ知らなかった。




