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よくあるTL小説  作者: かなりあ
3章:who's nightmare
26/31

1-4

「うっはあ〜! ご飯だあ〜!」


 両腕を天井に付きあげ、大きく伸びをする。大変だったけど、やりきった充足感もあるなあ〜!

 大学生の頃のお昼といえば、頭を使った疲労感はあったけど身体はバキバキだったし、面白くない授業だと睡魔が来てたからなあ…。好きな授業は時間も忘れて頑張ったりしてたけど。


「きょっおのご飯は〜」


 メニューに書かれた文字は読めないけど、絵を見るにオムライスのようだ。受け取り口に並べば、昨日と同じように前後の人に距離を作られてしまう。

 仲良くとは言わないまでも、普通に会話するくらいにはお近づきになりたいなあ。そのほうがお仕事もしやすそうだし。


「ずいぶんとご機嫌ね」

「窓拭きの達成感でテンション高いかもしれないです」

「かもしれない…?」


 アレッタ先輩は疑いの目で凝視してくる。


「あなたって割と…ひょうきんよね…」

「そうですか?」

「ええ。とっても」


 あれ…? “割と”から格上がってません?


 先にお盆を受け取ったアレッタ先輩は、細かいことだから大丈夫よ、気にしないで。と付け足し、そそくさと空きスペースへと移動する。


 んー、まいいか。目くじら立てることじゃないし、ひょうきん者の自覚もあるしね!


 一歩遅れて先輩の後を追い、隣りに座ってご飯を食べ始める。

 昨日からここのご飯を食べているが、どれも美味しい。衣食住がちゃんと保証されていると、仕事の熱も入るってもんですよ。



 さて、ご飯のあとは魔法の鍛錬をしますよー!


「え、するの?」

「え、しないんですか…?」

「昨日加護がなければ魔法は使えないって結論になったじゃない」


 確かになった。なったけど…!


 私の不満が表情に現れていたのか、アレッタ先輩は嘆息した。


「まあ、やりたければやればいいんじゃない?」


 というわけで仕切り直しまして、魔法の鍛錬を開始する。やることは昨日と同じ、グラスに水を入れて、それを動かす魔法を練習します!

 魔法への憧れは簡単には消えませんよ!






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