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閑話休題
急いで家に帰ると、とりあえず布団に駆け込んだ。
そのままふと時計を仰ぎ見る。
「14時14分」
なあんだ。
両親が帰って来る6時まで、まだ4時間近くある。
僕は起き上がると部屋を出る。
僕の部屋にはテレビと机とベッドが一つずつあった。
勿論、本棚やクローゼットは別にあるし、棚もいくつかある。
問題は机の上にあるゲーム機の配線だ。
両親は僕がズル休みをするたびに、テレビに繋いである配線を抜いていく。
隠し場所は毎回変えてるみたいだけど、朝のバタバタした時間にグルグル巻しまってるだけの物だ。
早くに起きて、布団の中で息を潜めていれば、「どの棚や箪笥が音を立てたか」なんてすぐに分かる。
ああ、今日はあのへんだな。
苦も無く配線を見つけた僕は、テレビに向かっていた。




