前へ目次 次へ PR 51/87 #1 届かない距離 後編 「夏輝くんも、そこはやっぱり自分の気持ちを貫くよね」 美月さんがうなずいた。 「昔、月姫様が日彦様とは別の男神様に言い寄られたことがあって。その男神様は美男でとても強くて、それでも月姫様の心は揺るがなかったの」 「なんだ……月姫様の話か」 「で、琴梨ちゃんがそのシチュエーションに憧れるって言ってた」 「あの子は恋愛脳だからな……それに人の話聞いてないし」 あれだけ自分を必死に保っていたにもかかわらず、情けない事に俺は美月さんの一言一句に翻弄されていた。 ⛩️⛩️⛩️ いよいよ物語も終盤になりました。 夏輝が神力使いとしての使命に目覚めていく中で、この辺がカラッと雰囲気変わりますよ!