表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SLUMDOG  作者: 朝日龍弥
七章 キズ(前篇)
52/425

捕虜

暴力的な描写があります。

苦手な方はご注意を。

「大変だ~!」


 頭を抱えながら、カールソンは端末を食い入るように見つめていた。


「ちょっと端末ばっか見つめてないでこっち手伝ってちょうだい! あなた曲がりなりにも衛生兵でしょ?」

「コナーさ居ねぇ分、衛生兵でねぇあてらも働いてるが。カーくんもはよせぇ!」

「皆さんなるべく急いでください!」


 一人焦りを浮かべるカールソンの横で、レオンが三人の負傷者を担いで駆け抜けていく。


 慌ただしく撤退しながら負傷者を運んでいる第三部隊の面々に、カールソンに構うものはいない。


「大変なんだってば~!」

「何事ですか、ハイ。後ちょっとで拠点ですよ?」


 隣で狼狽するカールソンに嫌気がさしたヨダは、大きく溜息をついた。


「ちょっとヨダ、これ見てよ! これ!」

「一体なんなんです?」


 ヨダが端末を覗き込むと、直ぐにその顔を引きつらせた。


「これは……不味いかもですねぇ、ハイ」


 端末には、第三部隊に所属している者の名前が並んでいる。その中で、ショウとソルクス、そしてコナーの名前が暗くなっていた。それが意味すること。


 ヨダが考え込んでいると、カールソンはいてもたってもいられず声を上げた。


「リッキー! 今から動ける人員で分隊を作って戻ることは可能!?」

「はい!? 何言ってるんですか! 無理ですよ! 仮にできたとして、戻ってどうするのですか! 撤退速度も下がりますよ!?」


 リカルドのもっともな回答に、カールソンはどうしようと一人連呼していた。


「馬鹿なことは言うもんじゃありませんよ。少人数で戻ったところで、自殺行為にしかならないです、ハイ」

「で、でも――」

「なんかあったけ?」

「あの場に残った三人の小型無線機の反応が途絶えました」


 ヨダの言葉に全員が固まった。


「そ、そんな! では早く戻らねば!!」


 咄嗟に引き返そうとするリカルドを、小さい手が遮った。


「リーくんそれはできね。さっき自分で言ったで」

「し、しかし!」


 ラウリの意見に、ネイサンも同意する。


「今は拠点に無事たどり着くことだけを考えましょう! 無線機の反応がなくなっただけよ! あの三人が死んだという事にはならないわ!」

「ですが、都合よく三人の無線の反応がなくなるなんて!」

「落ち着いてください。他の人にあなたの不安が伝播しますよ?」


 不安がぬぐい切れないリカルドに、ヨダは一度冷静になる様に促す。


「一度拠点に戻り、態勢を立て直しますかねぇ、ハイ」

「なら、決まりだで。はよ、急がんと!」

「そうだよね! あの三人がやられるわけないよね……」


 そう言ったカールソンは、一抹の不安を抱えながらも、自身の仕事に専念し始める。


 第三部隊は隊長不在のまま、帰還することとなった。


「まさか……ね」


 ヨダの頭に最悪がよぎった。




    *     *     *




 麻袋を被せられたまま、ショウ達は一人ずつ担ぎ上げられた。草木をかき分ける音から、扉の音がし、靴音がはっきりとわかる場所へと移ったのがわかる。


 ――屋内か……


 ボディーチェックが行われ、隠しナイフを没収される。全て見るのが面倒になったのか軍服の上着は持って行かれ半裸状態になった。椅子のようなものに座らされ、後ろ手に拘束し直されて初めて麻袋を乱暴に取られる。


 ショウは端から端まで見渡した。ソルクスとコナーの姿は無い。拘束された手を動かしてみるが、もがくとロープが擦れて手首に食い込んでくる。


「いってーな! もっと丁寧に扱えっての!」


 ソルクスの声が右側から聞こえてくる。左からも男どもの声が聞こえてくることから、左側の部屋にはコナーがいるのがわかる。古い作りの家だろうか、小窓はあるが割れている。天井にも穴が空いており、S派の兵が歩く度に床が軋んでいる。


 乱暴にドアが開かれ、コナーを拘束していた、男が入ってくる。オールバックが特徴であるこの男への周りの態度から、リーダー格である事は間違いない。


「随分と粗末な隠れ家だな」

「ほぉ? 随分と強気じゃねぇか。お前がガキどもの頭か?」


 ショウは表情を変えず、口を閉ざす。


「まぁ、そんなことはどうでもいい。他にもお前には聞きたいことがあるからな」


 そう言うと、男は既に壊された小型無線機を取り出し、ショウの目の前に突き出した。


「まず最初の質問だ。こりゃあ一体なんだ? 見た事ねぇ品だ」


 男の問いに、ショウは沈黙を守る。


「そうか、答える気はないか」


 鈍い音がし、ショウの顔は衝撃で右に流れる。強打を受けたショウの頰は腫れ、口元が切れる。


「答えないと、どうなるかわかったよな?」


 ショウは元の位置に顔を戻し、下から男を睨みつけた。


「答える義理はない」

「お前状況わかってんのか? 答えねぇとぶち殺すぞ」

「俺たちを捕虜にしたんだろう? 戦時条約で保護することになっているはずだ」

「ああ。戦時条約ね。よくわかってんじゃねぇか。えーっとぉ? ショウ・マクレイア?」


 ショウの首に提げてあるドッグタグを確認し、それを引きちぎった。


「戦時条約なんぞ誰が守るかよ。俺たちはそんなものには縛られない」

「……」

「立場は理解したか? 理解したところでもう一度聞くぞ? これはなんだ? 見た所無線みたいだが、

この世界中に発信されている電子パルスの中で使えるのは固定大型無線機か、ごついトランシーバーだけだ。こんな小型の無線機どこで手に入れた?」


 この男の言う電子パルスとは、舎密(せいみ)が作ったと言われる物だろう。あらゆる電子機器に作用し、特に無線や航空機器は大きな痛手を受けることとなった。その影響はA派も受けており、空軍は事実上絶滅したと言っても過言ではない。


 実装されたばかりの小型無線機やドローンは、舎密が新たに作成したものであり、当然S派の兵はこの存在を知らない。


「さっさと答えちまった方が楽になるぜ?」

「……」

「まだわかってないみたいだな。おい!」


 男がドアの前に立っている二人の男を呼びつけると、リーダーの男に代わり、ショウの顔や腹を殴りつける。ショウは腹に受けた一撃で、胃の内容物を吐き出す。何度も殴られ、瞼が切れ、鼻腔から出血し、口腔内を切った。


「ゲホッ! ゴホッ! うっ……」

「少しは喋る気になったか?」


 男は、片手でショウの髪を掴み、俯いた顔を強引に上げさせる。男はナイフを取り出し、これ見よがしにショウに見せつける。


「じゃあ違う質問だ。お前らの部隊は一個小隊規模だったか? お前らの部隊以外の戦力は? あと、砦とデンバー基地を落とした時の事も聞きたいねぇ。当然参加していたんだろう?」


 ショウは屈んでいる男の顔に血の混じった唾を吐きかけた。


 男は動きを止め、目を細めた後、ショウの胸から腹にゆっくり撫でるように軽くナイフの刃を滑らせる。


「ぐっ……うぅ……」


 ショウは歯を食いしばり、痛みに耐える。荒くなる呼吸を整えながら、変わらず男を睨みつける。


「フン。お前とはまた今度遊んでやる。安心しろ。俺は行くが、お前の相手をしてくれる奴は他にもいる。俺はお前の大事なお仲間と遊んでくるからな」

「お前らの思い通りにはならない」

「フッ。いつまで強気でいられるか、見ものだな」


 リーダー格の男が出て行くと、新たに三人の男が入ってくる。これから起こることを想像し、ショウは舌打ちをした。




    *     *     *




 左側の壁から聞こえてくるショウの声と拷問を受けている音を聞き、益々苛立ちがこみ上げてくる。だが、こんな時こそ、表情に出してはいけないと言うことをソルクスは知っていた。こういう奴らは、こちらの反応次第でつけあがらせることになる。隣から聞こえてくる音を遮断し、ソルクスは逃げる事に全神経を集中させる。


 ショウと同様に拘束されているソルクスは、ロープから手を引き抜こうと手を捻ると、器用に関節を抜き、紐抜けに取り掛かる。手首に食い込もうが血が出ようが御構い無しに、取り掛かっていた。


「お前! 何してる!?」


 ロープの擦れる音がし、不審に思った見張りが銃を抜きながら近づいてくる。それが目に入り、ソルクスは動きを止めた。


「別に何もしてねぇーよ」

「おい。こいつ、ロープじゃ抜けちまうぞ」

「はぁ? どうするよ?」

「何かあったか?」


 見張りの二人が話していると、リーダー格の男が入ってくる。


「ア、アダラさん。それが――」

「ああ、なるほどな」


 アダラと呼ばれたリーダー格の男は、懐から手錠を取り出し、見張りの一人に放り投げる。


「以前友人から貰ったもんだ。ガキの手にも合うだろうよ。ロープと一緒に付けてやれ」


 ソルクスはロープに加えて乱暴に手錠をかけられる。


「あー、畜生が」

「よかったな。これでどうだ? お気に召したか?」


 ニヤニヤと笑う見張りの男に、ソルクスは相変わらず文句を言う。


「きついんだよ! そんなに俺がこえーのかよ?」

「誰がお前みたいなガキを怖がるかよ。まだ不満があるなら言ってくれ。もっといいものを付けてやる」

「ハッ! 俺にあんまり近づかねぇようにしてるくせに、ビビってんならそう言えっての」


 挑発するソルクスのペースに乗らず、男たちは薄ら笑っていた。


「よかったよ。それだけ喋る元気があるなら、まだまだお前を甚振れるってことだろう? ああ、そうそう。これは俺が貰っとくぜ。ガキには勿体ねぇ」


 そう言うと、男はソルクスの首飾りを強引に奪い取る。


「……クソ野郎め」


 舌打ちをし、見張りの男にそう吐き捨てると、アダラが酒瓶を片手に近寄ってくる。だが一定の距離を保ち、それ以上は近づいてこない。


「さて、楽しいおしゃべりの時間だ少年」

「あんだよ」


 俺がわかる様に喋れと、ソルクスは強気で相対する。


「隣の黒髪の奴は、俺達とおしゃべりする気がないらしい」

「知ってる。聞こえてんだよ」

「そうか、お前とは違う話をしよう。お前のその戦闘技術はどこで習った?」

「は? 適当に決まってんだろ」

「そうか、お前の言うその適当で、俺達の仲間の大半がお前にやられたってのか?」

「だから知るかよ。ガキにやられるくらい弱かったんじゃねぇの?」


 ソルクスがそう吐き捨てると同時に、振り上げられた酒瓶がソルクスの額に勢いよく振り下ろされた。鈍い音と瓶の破裂音が大きく響き渡る。ソルクスの額からは血が勢いよく流れ、割れたガラス瓶が体に刺さる。血と酒が混じり、傷口や目にしみる感覚がする。


 ソルクスは額から流れて来る血と酒を舐め、口角を引き上げた。それを見た見張りの男どもは、悪寒を感じた。


「こ、こいつ!」

「落ち着け。今は拘束している。このガキにはもう何もできやしねぇさ」


 そう言いながらも、アダラは未だにソルクスと一定の距離を保ち続けている。


「お前は硬さに自信があるようだな。さて、何処まで耐えられるか。見ものだな」


 アダラが扉を開け、外にいる連中に声をかける。


「おい、お客さんがお待ちだぞ。丁重にもてなしてやれ」


 外で待機していた男達はそれぞれ鈍器を持つと、ソルクスが居る部屋にぞろぞろと入っていった。


「おい、デイヴ。ガキどもはどうだよ」


 アダラが振り返ると、山岳地帯でショウに組み敷かれたラテン系の男が酒瓶を三本ほど空けて、古びた椅子の上で踏ん反り返っている。


「おい。ここは壁が薄いんだ」


 アダラはショウが拘束されている部屋を指差した。


「悪かったよ、アダラ。でもまぁ、気にする事はねぇだろうけどな。で?」


 調子はどうよと聞かれ、アダラは眉を上げた。


「予想通りではあるさ、スラッグ。だが、思った以上だな。まぁ、残りの一人がどうだかは知らないが」

「ああ! あの金髪のガキだろう?」


 スラッグが飛び起きるように身を乗り出すと、アダラは人差し指を立てた。


「静かにしろ。それと、スラッグ。お前も仕事しろ」


 スラッグは酒瓶を新たに開けながら鼻で笑った。


「ハッ! 仕事仕事って、アダラ。お前も少しはハメを外せよ。仕事もあるけど、あのガキどもは所謂――」

「スラッグ」

「はいはい。殴るのはお前の趣味だっていうのは黙っててやるよ、このサディスト。おいおい、そんな怖い顔すんなよ。そうじゃねぇと反応しねぇのは仕方ねぇよな?」


 ほくそ笑む細身の男に、アダラは冷笑した。


「話はそこまでだ。俺は仕事に戻る」

「楽しそうな顔しやがってよ。少し叩けば、金髪は生まれたての小鳥のようにピーピー歌いだすんじゃねぇの? あーあ、キッケルの野郎がいねぇのが残念だ」


 スラッグは酒を一口飲む。


「はぁ……。渇いてしようがねぇ」

「酒灼けだろう」

「俺も、もう少ししたら、俺を組み敷いた”軍曹殿”に少しばかり挨拶してから、お楽しみの時間だ。あいつらを置いてきたからなぁ」


 くつくつと笑うスラッグに、アダラは肩を浮かせた。


「お前の趣味もどうかと思うけどな」

「それ、お前が言うかよ?」

「まぁ、いい。給料分は働けよ」

「へーい。雇われは辛いねぇ」


 スラッグの気の抜けた返事を聞き、アダラは一番端の部屋に向かった。




    *     *     *




 コナーは捕まってからずっと考えていた。


 隣から聞こえる騒音と、チラチラと聞こえるショウの声。ショウが今どんな状況かという事は容易に想像がつく。隣の様子から、ソルクスの状況も同じだろうと推察し、コナーは叫びたくなる声をぐっとこらえる。


「ショウさん、ソルさん……」


 どうしてこうなってしまったかという雑念を押し殺し、自分が今、何ができるのかを考え、できる事を実行に移す。


 コナーは頭の中にある地図と捕まった位置を照らし合わせる。そこからどれくらい移動したかは実際のところわからないが、車から降ろされ、担がれている時の地面を踏みしめる音から平原の方には出ていないと考察した。


 何処かの林の中だという事は誰でもわかる事だろう。車で移動できる範囲というのも踏まえ、砦の時の様な山岳地帯でもなく、廃屋がチラチラと点在するプレーリー大平原でもない。車に乗せられている時間もそう長くはないことから、大体範囲を絞っていく。


 この土地には幾つもの廃坑がある。鉱山の周辺には小さな集落ができる事は、昔はよくあった事だとペトロフから聞き、デンバー基地奪還作戦を開始するまでに使ったルートにも廃坑を使用した。その時にペトロフから教わった廃坑の位置を着実に一つ一つ思い出し、自分の頭の中の地図上に並べていく。


 特定までには至らないが、片手で数えられるくらいには絞ることができた。後は小窓から差し込む陽の光を頼りに、自分の影から時刻と方角を何とか特定できないかと考えていると、扉が開き、コナーの思考は部屋に入って来たオールバックの男に持っていかれた。


 ――こいつは……


 目の前の男が、自分を捕らえた男だという事がわかり、コナーは眉を寄せ、精一杯男を睨みつける。


 外で何やら話し声が聞こえていたが、考えることに集中していたため、はっきりとした内容は聞き取れていない。コナーはこの男がこのS派の連中のリーダー格だという事は、戦闘中のショウとの会話や、隣から聞こえていた騒音で、よくわかっていた。


 アダラはコナーの必死の牽制を見て、鼻で笑った。


「おー、怖い、怖い。思わずちびっちまいそうだな」


 アダラの反応を見て、コナーは完全になめられているとわかる。自分は子供であることに加え、ショウやソルクスのように威圧感が無いと言う事は、嫌という程理解している。


「聞こえるだろう? お仲間が何されているか。やめさせたければお前の知っている事を話せ」


 コナーはショウの何事にも動じない姿を思い浮かべ、精一杯アダラの顔を睨みつける。


「わかったよ。じゃあ、これならどうだ? 今すぐお前の知っている事を俺に吐かなきゃ、他の二人と同じ目に遭わせるぞ?」


 コナーは目を閉じながらそっぽを向く。すると、強烈な平手打ちが頰を叩きつけ、強引に前を向かされる。


 コナーは頰から伝わるピリピリとした痛みを感じながらも、少しも動じず、前髪の隙間から青い瞳でじっと睨みつける。


「成る程な。ガキでも立派な軍人の端くれってか? まぁいいさ。長期戦は予定外だが、のぞむところだよ!」


 腹に重い蹴りを受けるも、コナーは耐えることに徹する。腹に受けた痛みに、どこか懐かしさを覚える。


 前かがみになったコナーの顔を鷲掴みにし、アダラは顔を上げさせる。


「いいか、まず聞きたい事は三つだ。一つ、この耳につけていた無線機の製作者、及び製造法。二つ、現在、北緯四十度線に充てられている兵力と、その指揮官の名。三つ、残っている兵力と、今A派お抱えの科学者の名前、及び何の研究をしているかだ」


 話を聞きながらアダラを睨み続けるコナーの頭の中はフル回転で回っていた。


 相手が聞きたい事から、持っている情報を分析し、何を考えているのか、自分たちを”結果的”にどうするつもりなのか。


「よく考える事だな。コナー……ウェーダー、二等兵か。まぁ、いいさ。まだパーティーは始まったばかりだからな!」


 ドッグタグの名前を確認したのち、アダラはコナーの顔を殴りつける。コナーの口腔内に鉄の味がジワリと広がる。痛みを感じながらも、動じる姿を見せないように心がける。この行為に関して、コナーは軍に入るずっと前からよくわかっていた。ジワリと身に染みこんでいる。もう自分は、相手に屈せずに耐えることができる。コナーは自分にそう言い聞かせた。


 しばらく殴られた後、アダラの蹴りで椅子ごと吹っ飛んだコナーは、見張り役の二人の男に起き上がらせられる。


「うっ……」

「ふー……意外とタフだな、お前。……面白くねぇ。おい、俺は一旦外に出る。代われ」


 見張り役の二人の男は待ってましたと言わんばかりに、楽しげに了承する。


 コナーは痛みで顔を歪めるが、すぐに力強い目で近寄ってくる男達を睨みつける。


「さて、これからどうしてやろうか……」


 アダラは薄ら笑いながら、部屋を後にした。


どうも、朝日龍弥です。

痛々しい描写が続きます。

これからも彼らの尋問、もとい拷問が続きます。


次回更新は、3/20(水)となります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ