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よろず屋-狩るモノ-  作者: 幹藤 あさ
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2話

颯介が仕事から戻ってきて、全員が揃うと山上は先ず、祐斗に3日前の事から話した。祐斗は週末しかアルバイトに来ないからか、全く知らずただ驚いているばかりだった。そして、颯介にも話すために今日の事もざっくりと説明をした。颯介は腕を組んで、黙って聞いているだけだった。


山上は少し迷ったものの、京井の推測したむつが拷問のような事をされたんじゃないかという事も話した。西原と篠田も初耳だったようで、顔色を変えていた。


「だとして…という事は犯人はしばらくむつさんの部屋に居たという事ですか?」


篠田は首を傾げていた。


「3日前の夜に襲われて、昨日は宮前君たちが通報、で今日ですよね?」


「いや、違う」


山上はむつの部屋から持ってきていたのか、むつの鞄から財布を取り出した。そして、冬四郎にぽんっと投げた。


「レシート入ってるはずだ。あいつは家計簿つけてるって言ってたからな」


言われた冬四郎が財布を開けると、中にはレシートが2枚入っていた。コンビニのとスーパーの物。どちらも日付は4日前だった。


「…カメラ映像は偽装されたもの、という事になりますね。そうか、それなら連れ去られる側が、しがみついてるように見えたのもおかしくはないですね」

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