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第42話 お披露目

続きです。


アンジェリーナが仲間に加わります。


2018/01/17 読みにくい箇所を修正しました、

 アンジェリーナが仲間に加わり、一旦家に戻ることにした。

 流石に疲れていたため、馬車を呼んでもらって乗っている。


「あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜。久しぶりの全力は疲れた」


 徐々に魔力が回復してきているため、目眩と頭痛は治ったが、倦怠感は抜けていない。


「ご主人様の魔力、今までにない凄い量で嬉しい」

「……でもいっぱいにはなってないんだろ?」

「うん。まだまだ余裕」


 俺、結構成長したと思うんだけどなぁ。


「オードリー。帰ったら鑑定してくれないか? 現状を把握しておきたい」

「はい。ふふふ、エーリきゅんとの鑑定なんて久しぶり。全部さらけ出して下さいね!」


 ……受け入れるのをためらうぞ。


「オードリー、と呼んでもいい?」


 アンジェリーナはオードリーに訪ねる。


「はい! 仲間ですから。私は……そう、アンジーって呼びますね!」

「わかった。オードリー、私も鑑定してほしい。自分を、知りたい」

「構いませんよ。どうせですから、【集団鑑定】しましょうか。幸いルイーズさんも鑑定出来ますし」

「【集団鑑定】? なんなんだ? それ」


 聞いたことないけど。


「鑑定士が2人以上いる場合に出来る、多人数の鑑定です。精神世界って、普通は鑑定士と対象者の2人しかいませんけど、【集団鑑定】は皆の意識、精神を合体させるという感じでしょうか?」


 精神が1つに……?


「それって、結構危ないんじゃないか? 他の人の精神と混ざると良くない気がするんだけど」


 自我崩壊しそうじゃん。


「流石エーリきゅん! そこに気がつきますか! その通りです。未熟な者が行うとその危険がかなりあります。ですが、特級鑑定士の私と、(現状)私よりも出力が高いルイーズさんがいれば、問題はないです」


(現状)って小さく言ったな。

 まあ、頑張って超えてくれ。


「【集団鑑定】が出来るのはわかったけど、メリットはあるのか? 危険の方が多いならやらないぞ」


「メリットは、精神を共有したことによるリンクの発動です。頭で考えるだけで相手に考えを伝えることが出来るようになります。相手の動きを見るという過程を経ずに連携行動が起こせるようになりますから、戦闘時のロスがかなり減ります」


「確かに強力だけど、リンクのオンオフは出来るのか? いつでも考えを知りたいわけじゃないぞ?」


 美女を見た時に考えていることなど、絶対に知られたくはない。


「そこは選べますから大丈夫です。何か合図を用意しておいて、それをきっかけにオンにするなどのルールを作れば良いかと思います」

「うん、それならいいんじゃないかな。アンジーもそれでいいか?」

「問題ないです。ご主人様」


 うーん、ご主人様、か。

 いや、こんな美少女にご主人様とか言ってもらうのって、男が一度は考える妄想だけど。

 今後苦楽を共にする仲間に、それはないよなぁ。


「アンジー。そのご主人様ってのを、違う呼び名にしてくれないか? 仲間にご主人様ってのはなんかな」


 アンジーは上を向いて考えている。

 ぽん!


「……マスター?」「ぐ! そそられるが、意味が同じだからだめ」

「エーリの旦那」「なぜ古風に?!」

「エーリン」「ネタっぽいからだめ」

「エーリたん」「夢のようだがだめ……だ。くぅ!」

「エーリきゅん」「私と被るからダメです」オードリー……。


「じゃあ、普通にエーリ様」「うん、もうそれで行こう」


 呼び名はエーリ様で決定!

 諦めてなどいない。


 ガタガタ……キーィ。


 お、どうやら家に着いたようだ。


「さあ、ここが今日からアンジーの家だ。借家だけど。中に2人、仲間が待ってるよ」

「わかりましたエーリ様。お会いするのが楽しみです」


 アンジーは表情の変化に乏しい。

 ぽけーっとしているような見た目と言えばいいか。

 昔のオードリーとは逆な感じだな。


 階段を上がり、部屋に入る。


「ただいまー」「「お帰りなさ〜い」」


 ステフとルイーズはお茶を飲んで寛いでいた。

 お風呂にも入ったのだろう。部屋の中がとてもいい匂いだ……。


「魔法鞄買えた?!」

「おう! どんなのだと思う?」


 ステフも魔法鞄が生物だとは知らないだろう。

 ふふふ、腰を抜かせてやる。


「え? そこにいる子じゃないの?」

「……へ?」

「その子でしょ?」

「はい。アンジェリーナと申します。このほどエーリ様に所有していただくことになりました。宜しければアンジーとお呼びください」

「よろしくアンジー! 私ステファニー。ステフって呼んでね?」

「私はルイーズ・キングリッジよぉ。好きに呼んでいいわぁ」

「よろしくお願いします。ステフ、ルイーズ」


「え、いやあの……ちょっと待って?」


 馴染むの早くない?


「ステフ……。魔法鞄が生物って、知ってたのか?」

「え? 知らなかったよ?」

「じゃ、じゃあなんで?」

「だって、いっつも何かしら非常識なことが起こるお兄ちゃんだもん。魔法鞄を買いに行って女の子が増えて帰ってきたら、その子が魔法鞄に決まってるじゃない!!」


「天才か?!」


 いや、天才だったな……。恐るべし、我が妹。


「なんか俺が悪いような気がしてくるな。ま、まあいい。それで、だ。これから色んな理由で【集団鑑定】ってのをやろうと思う」

「何それ?」


 オードリーに説明してもらう。

 ステフは了承。

 ルイーズも問題ないとのことだった。


「これで、エーリくんと心も身体も1つになれるのねぇ」

「お兄ちゃんの(よこしま)な考えとか知りたくないけど、切り替えが出来るならいいか」


 俺もこれ以上、ミリアとの『お話し』の時間を長くするようなことはしたくないよ……。


「それじゃあ始める前に、お風呂に入りましょう」

「え?」

「エーリきゅんも疲れてますし、私もお風呂に入りたいんです! アンジーも入る?」


 魔法鞄てお風呂入れるのか?


「はい。お風呂は毎日入っているので、ありがたいです」

「じゃあ一緒に入りましょう!」

「ステフ、俺にもお茶k 「エーリきゅんも一緒です!」


 グイグイグイグイ!!


「ちょっ! オードリー!! 何ふざけて……!」

 こちとら全力を出し過ぎて力が出ないんだよ!!


「ス、ステフ!」助けて!


「たまにはいいんじゃない? 私も疲れてるから早く鑑定したいし」

「行ってらっしゃぁ〜い!」


「裏切り者ぉ!!」


「ふふ! ふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! 私の時代が、来た!!」

「エーリ様、役得だと思ってはいかがでしょう?」


「無理やりは嫌ぁあああああ!!」



 俺の魂の叫びは虚しく響き渡るのであった。


15000PV、2500ユニークを達成しました!


見てもらえているというのは、モチベーションがガンガン上がります。

宜しければ、今後ともよろしくお願いします!


次回、お風呂回!

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