シン君家で晩ご飯
「あちゃー、シン君置いてきたけど大丈夫かなぁー」
「ちょっとー待ってー.....................ぜぇぜぇ.................」
「どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないでしょ!僕としては一緒に冒険者登録して一緒に依頼を受けるつもりだったのに..............」
「まあ気にすんな。文句を言うなら神様に言え」
「そんなの言えるわけないじゃないですか!シンジ君は他に何を隠しているんですか?」
「いや、何も隠してねぇけど..............あ〜あえて言うなら最下層で宝石を大量ゲットした事くらいかな」
「ほ、宝石!?」
「まあ流石に驚くよな」
「すみません、シンジ君!その宝石家で買取らせてもらえませんか?」
「へ?」
「実は..................今年は宝石が予想より少ないんですよ」
「いやいや待って。シン君の家って宝石店だったの?」
「うん。だから買取らせて!ダンジョン産のは純度が高いから値段も高く付くし」
「まあいっか。どうせいつか買い取ってもらう予定だったし」
「よっしゃ!」
ってことでシン君の家にお邪魔することになった。
「へぇ、ここがシン君の家なんだ」
シン君の家は商店街にある家のような造りでヨーロッパのように石造りだった、が日本の建物と比べると10倍ほどの大きさだった。
「はいはい、早く中に入って」
「う、うん。おじゃましまーす」
「お母さーん。もしかしたらお店の景気が良くなるかもよ」
「そんな冗談なんて言わなくていいから。早く上がりなさい」
「友達を連れてきたんだよ」
「あらあら、シンのお友達?シンには色々と問題があるけどよろしくね。」
「はい」
「で、どういうことかしら?勝手にお友達を連れて来て」
「その友達が宝石を売ってくれるんだよ!」
「まあ、そういうことなら早く言ってくれれば良かったのに」
「お母さんが全然聞かないからだよっ!」
「まあ少し遅い時間だからご飯でも食べていって頂戴」
「ありがとうございます。お言葉に甘えてご飯を食べていこうと思います」
「もー!お母さん.................」
「という事で、二人とも上がって頂戴ここで話してたら夜風に吹かれて風邪を引くかもしれないし」
なんでこうなるの...............




