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学園大好き
「はあ〜、空気がおいしい〜」
最後のところに転移装置があったので、乗ったら外に出てきた。
幸い、人がいない時間帯だったので騒がれる事はなかった。
「緊急の依頼はやったしダンジョンは攻略したし、次は何しよっかな〜」
こっそりと聞き耳をたてながら歩いていると、面白そうな話が聞こえてきた。
「魔法都市シェイノートで高等魔法学園の入学受付が始まるんだってさ」
「そんなのウチには関係ないさ、ウチのバカ息子が入れるわけないからね」
「そうかい、いらない話だったね」
「ああ」
ふむふむ、この世界には学園があるのか、しかも魔法の。
「面白そうだな。行ってみるか」
「ギルド職員さん」
「はい?」
「魔法都市シェイノートってどこにありますか?」
「ここから急いで1週間くらいですね」
「わかりました」
その後も情報を集めていき、道を確認していった。
そして、真治は魔法都市シェイノートへ出発した。