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第1話 俺の未来を予約する幼馴染

ヤンデレ幼馴染の純愛ラブコメ開幕!

主人公の未来の予定は全て予約!?

波乱万丈の生活スタート!!


感想やブクマしていただけると幸いです

俺、拓斗は平凡な高校2年生だ。そんな俺の普通じゃないところ。それは、美人で完璧な幼馴染の夏美が居ることだ。まさかあの夏美がこんなことをするなんて一あの頃の俺は思わなかっただろう。


朝。

「拓斗〜!起きないと遅刻するわよ〜」と母の声で慌てて起きる俺。時計を見ると、

「やっべ!?もうこんな時間!?」急いで顔を洗い、着替え、朝ごはんを急いで食べる。

「行ってきます!」靴を履き、玄関のドアを開ける。すると、

「あ、拓斗!おはよ♡」幼馴染の夏美が外で待っていた。昔から夏美は俺を待っている。なぜかは知らないがいつも申し訳ない気持ちになる。

「いつも待たせてごめん!早く行こうぜ」

「私が好きで待ってるから気にしないでいいよ〜」

一見ただの仲のいい幼馴染の関係にしか見えない。

しかし、夏美は一

「今日結構暑くなるから上着は要らないよ」

「昨日夜更かししててよく寝れてないでしょ」

など、知らないはずなのに妙に詳しい。

そこで俺は、

「なんでそんな詳しいんだ?」そう聞いた。夏美は、

「幼馴染だもん!当然でしょ?」そういうものなのかと何も疑わなかった俺だった。


登校中。

「今日は3限の小テストあるから教科書持ってきた?」

「……え?」

「はい」

「え、俺の教科書?」

「昨日机に置きっぱなしだったから」

「なんで知ってるんだ?」

「幼馴染だから♡」


学校。

「あれ?上履きが綺麗になってる」

「昨日洗っといたよ」

「勝手に!?」

「泥だらけだったから」


教室。

席に着くと、机の上に飲み物が置いてあった。

「誰だよ置いたの」と呟くと、

「熱中症対策♡」そう答える夏美。夏美は昔からなんか過保護だよなぁ


体育のあと。

「喉乾いた……」と呟くと、保健室の先生が

「あら、夏美ちゃんからスポーツドリンク預かってるわよ」

「……俺まだ来るって言ってないですよ?」

「『絶対来ます』って」


昼休み。

「あ、弁当忘れた!」急いでたから忘れてた…学食行くか、そう考えていると、

「予備作って置いて良かった〜はい、拓斗♡」と弁当を1つ俺に渡してきた夏美。

「予備…?」そう聞き返した。

「今日拓斗、弁当忘れそうだったから♡」

「なんで分かるんだ…?」

「幼馴染だからね!」そういうものなのか…?


昼休み後。

授業中、先生が突然言う。

「じゃあ9月の修学旅行、班を決めるぞ」

教室がざわつく。

拓斗は遥輝の方を向く。

「一緒の班になろうぜ」

「おう」

そう返事した瞬間、

夏美がスッと立ち上がる。

「先生」

「私たち、もう希望提出済みです」

「ああ、そうだったな」

「え?」

「拓斗と夏美の班は昨日決まったぞ」

「昨日!?」

「サプライズ♡」

「サプライズじゃない!」


その後。

「なあ拓斗」

「ん?」

「お前、本当に気付いてないの?」

「何が?」

「夏美さん、お前のこと全部知ってるぞ?」

「幼馴染だし」

「いや普通、寝不足まで分からん」

「そういうもんじゃね?」

「……無知って怖ぇ」

「え?」

「いや、何でもない」


放課後。

先生が、文化祭の実行委員は拓斗と夏美な〜と言ってきた。

「え?」困惑する拓斗。

「よろしくね?」

「なんで毎回一緒なんだ…?」聞き返す。

「偶然だよ偶然」

「そうなのか…?」何も疑わない拓斗を横目に、親友の遥輝は「それ偶然じゃなくて必然じゃね?」と言っていたがそれが拓斗に届くことはなかった。


帰り道。

コンビニに寄ってレジに行くと、

「彼女さんが先に払いましたよ」

「はい?」横を見ると、

「財布無いだろうと思って払っておいたよ♡」

「あれ?ほんとだ、ありがとな夏美」


コンビニのあと。

猫が飛び出してきて、

「危なっ!」

「ほら」

サッと腕を引く。

その直後、

自転車が猛スピードで通過。

「助かった……」

「今日15時42分にここ通ると危ないと思って」

「未来見えてる?」

「勘♡」


そして駅前のくじ、拓斗がくじを引こうとすると、夏美が

「今日は引かない方がいいよ?」

「なんで?」そう聞き返しながらくじを引く俺。

結果は一

「ぜ、全部ハズレ…?」

「なんで分かったんだ?」

「勘だよ♡」

「そうか…」疑う事を知らない拓斗であった。


休日。

夏美にラノベ借りてたことを思い出した俺は夏美の家まで来ていた。

インターホンを鳴らす。夏美のお母さんが出てきて、夏美の部屋に通される。まだ夏美は帰ってないらしい。

夏美の部屋にはカレンダーやスケジュール、付箋が壁に貼られていた。そこには一

4月「拓斗と同じクラス」

5月「文化祭実行委員」

6月「体育祭実行委員」

7月「花火大会」

8月「夏祭りデート」

9月「修学旅行同じ班」


詳しく見ると、

2030年「プロポーズ成功」

2031年「両親へ挨拶」

2032年「結婚式」

2034年「第一子」

2037年「犬を飼う」

2045年「家族旅行」

2060年「老後は海の見える家」


さらに横には、

「拓斗の好きな食べ物」

「苦手な食べ物」

「血液型」

「好きなゲーム」

「身長の推移」

「体重」

「靴のサイズ」

「寝言ランキング」


「……何これ」思わず後ずさりする俺。すると後ろから

「見ちゃったんだ予定表」真後ろに夏美が居た。

「うわあああ!?」びっくりして尻もちをつく俺。

「だ、誰の予定表なんだ…?」そう聞き返す俺。

「私たちの予定表だよ拓斗♡」

「私たちの……?」


「拓斗の未来の予定は私が全部予約済み♡♡」


「予約!?」

「私頑張ったんだよ?文化祭も体育祭も、修学旅行の班も、全部、全部」

「頑張ったで済むのか…!?」

「色々根回し大変だったけどできたよ?」と満面の笑みで言う夏美。しかしハイライトが無くて怖い。

「……怖」そう言うと、夏美がどんどんこちらに近づいて来た。後ずさりしていると壁にぶつかった。夏美が壁ドンをしてきて、

「大丈夫♡♡」

「拓斗は何もしなくていい」

「私が拓斗を幸せにするから♡♡」

「へ?」

そこへ夏美のお母さんが、

「おやつできたわよ〜」良いタイミングで来た。

「おばさん!夏美が!」

「夏美ったら、昔から『将来、拓斗のお嫁さんになる!』って言ってるもの」

「え?」

「うん♡」

「"まだ"経過の範囲内だよ」

「"まだ"…?」


母親が部屋を出たあと。

「これ全部本気なのか?」

「もちろん」

「でも人生って思い通りにならないだろ?」

ニコッと笑って

「だから頑張ったの」

「頑張れば運命は作れるから」

「…………」

「でもね」

「まだ全部じゃない」

「え?」

スマホを見せる。


そこには⸻


『拓斗結婚計画』


進捗率37%


「まだ37%なの!?」

「これからもっと頑張るね♡」

「頑張る方向がおかしい!!」


拓斗は壁を見回す。

すると、

「拓斗観察日記」というノートが並んでいる。


①小学生編


②中学生編


③高校一年編


④高校二年編

全部分厚い。

「え……?」


一冊開く。

『4月15日

拓斗は朝ご飯を残した。

苦手なピーマン入り。』


『5月2日

新しい靴。

歩幅が3cm広くなった。』


『6月18日

寝癖右側。かわいい。』


「日記ぃぃぃ!?」

「もう十五年分あるよ♡」


帰宅。

「今日は疲れた……」

「あら、お帰り」

「そうだ」

「夏美ちゃんから預かってるわよ」

封筒を渡される。

「え?」

中を見る。

一枚の紙。

『拓斗未来計画書』

現在の達成率37%


次の目標

【拓斗とデート♡】


達成予定日

来週火曜日


裏を見る。

小さく、※変更不可

「変更不可って何ーー!!」


その瞬間。

スマホが震える。夏美からメッセージだ。

「見てくれてありがとう♡」

「もう次の予定も始まってるよ♡」

「始まってるって何!?」


その日の夜。

ベッドに寝転がる拓斗。

「……いやいや、さすがに夢だよな」そう思ってスマホを見る。

新着通知。

「おやすみ♡」

「明日は7時13分に起こしに行くね」

「時間まで決まってる……」

画面を閉じる。

その直後。


窓の外から一

「おやすみ、拓斗♡」

「え?」カーテンを開けると、街灯の下で手を振る夏美。


ニコニコ笑顔。

とても僕好みなヤンデレ幼馴染ちゃんが完成しました。とても癖に刺さりますね。さて主人公君、君がこの予約された予定をどう攻略するのか見ものですね。

第2話お楽しみに!!

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