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第50話 Cランク認定戦セミファイナルA2

【5ハンド目 開始時点 ブラインドレベル1:25/50】


BTN  …… デアロ   (1300)

SB   …… レガリス  (1500)

BB   …… ポンジー  (1300)

UTG  …… 巴     (900)


ハンドはクラブのJとスペードの7。


「コールよ」

「フォールドである」

「コールさ」

「コールじゃ」


 <フロップ>

 ダイヤの6 スペードのA スペードの3


 レガリスが人差し指をこっちにむけくるくるした。

「チェックじゃ」

「チェックよ」


 <ターン>

 スペードのJ


 くるくる。

「チェックじゃ」

「ベット75」


「フォールドだね」

「フォールドじゃ」


【6ハンド目 開始時点 ブラインドレベル1:25/50】


BTN  …… レガリス  (1450)

SB   …… ポンジー  (1250)

BB   …… 巴     (1000)

UTG  …… デアロ   (1300)


「レイズ100である」

「コールだね」

「コールじゃ」

「フォールドよ」


 <フロップ>

 クラブのT《10》 スペードの5 ダイヤの6


「チェックじゃ」

「チェックである」

 レガリスは少し悩んで指を回した。


 <ターン>

 ダイヤのT《10》


 再び全員がチェックする。


 <リバー>

 ダイヤのA


「ベット100じゃ」

「フォールドである」

「レイズ300さ」

「レイズ600じゃ」

 ポンジーとレガリスの視線が交錯する。

「オールインだね」

「コールじゃ」


 レガリスがAQをめくる。

 ポンジーが勝ち誇った顔でJTを広げた。


「持っていたのか」


「ぶらいんどあっぷ ぶらいんどあっぷ」


【7ハンド目 開始時点 ブラインドレベル2:30/60】


BTN  …… ポンジー  (2650)

SB   …… 巴     (950)

BB   …… デアロ   (1200)

UTG  …… レガリス  (200)


 レガリスのオールインに対して全員がコールした。


「優しくないね」


:::::::::::::::::::::::::


 Cランク認定戦:A 4位 敗退 レガリス・エスト


:::::::::::::::::::::::::



「ちょっと待ってよ」

「おや子猫(キティ)ちゃん気が変わったのかい」

「デアロ。こいつは飛んだから部外者よね」

「ああ、守られるのはプレイ中の3人我らだけである。したがって害しようが問題はない」


 眼をつむってデアロが答える。


 両手を広げて私を歓迎していたレガリスを拳でぶん殴る。


「ここが異世界でよかった」

「へぶしっ」


 レガリスが見事に吹っ飛んでいった。


「レガリスっ」


 どこからか女の人の声がした。見るとレガリスを心配するように手鏡が浮いている。


「部外者? ああ、負けたのねレガリス。それより状況を説明してくださらないかしら。たしかあなたは真剣勝負がしたいから見ないでくれって話だったのに、なんで女の子に殴られてるのかしら? 説明してくださるのよね、レガリス」


 どこからともなく現れた鏡が1枚2枚とレガリスの死角をなくそうとするように囲い出す。鏡に女性らしき姿が映ったがここからではよく見えない。


「これは違うんだマーガレットっ。誤解だ。愛しているのは君だけだよ」


 鏡に囲まれ、レガリスは消えていった。

 会場に悲鳴が木霊(こだま)した。

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