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第39話 ラウンズ戦4ハイレート

「気をつけて。ルタにツーペアで負けた。事前に知っていた。ううん違うわ。ツーペアを引けて当たり前という感じだったわ。賭け方も強気」

「そうか、気をつける」


 スリーオブアカインド以上の大きく稼げる期待値(インプライドオッズ)を引き上げるか。

 じゃあ頑張ってとハイタッチしようとした巴を止める。 テキサスホールデムではこう言うんだ。

 拳を作る。

 巴もまねて拳を作った。

 その拳に拳をコツンとあてた。


「グッドラック」


:::::::::::::::::::::::::


   「ラウンズ戦 バイイン25ライル 開始」


【テーブル】7


【開始時席順】


BTN(ボタン)          …… 

SB(スモールブラインド)     …… 遊都

BB(ビッグブラインド)      …… ルタ

UTG(アンダーザガン)      …… 


【ブラインド】

25/50   6ハンド刻みでブラインドレベル上昇

【開始時アンティ】

なし

【開始時チップ】

1250

【開始時刻】

10:40

【賞金】

優勝 67.5ライル

2位 30ライル



:::::::::::::::::::::::::


「二対一体の双子剣(ドッペルゲンガー)!!」


 開幕早々ルタがスキルを展開する。


「……そうか俺には自己紹介なしか」


 いや別にいいんだが。

 常時発動型のスキル……ではなくて、例えばツーペアを引く時、またはスキルの効果で上乗せしてツーペアをひける時だけ展開する……ないな。メリットがない。魔力とかの制約がないのなら、常時展開するのがベストだ。ただ展開しているのかブラフなのか分かれば、対処も可能だが、そんな自分の手をさらけ出すような馬鹿なことはしないだろう。全部ツーペアを引ける前提で動くか。固執しているようならやりようはある。大体そんな悠長にしている金がない。というか金がもったいない。対応策は安くフロップを見る(リンパーしつつ)かスーテッドコネクター待ち。同じ数字(ポケットペア)待ち。でもAAは来るなよ。


 A9弱い。25弱い。QJ参加。

 駄目だフロップが噛み合わない

 35弱い。ダイヤのJQスーテッド参加。



 <フロップ>

 ダイヤの4 スペードのJ ハートの7



 当然のようにルタがポッドの半分をかける。

 こっちもトップペアがヒットしている。


 ダイヤの2


「チェックだよ、お兄さん」


 ルタはきょろきょろ円卓を見渡している。

 聞いてた話と違うな。フラッシュを恐れている?


「オールイン」

「あー、あーー」


 髪を掻きむしるとルタは舌打ちをしてフォールドした

 何か分からないがつけいる隙はありそうだ。


 93弱い。AK参加。よしルタのチップを上回った。34参加……できない普通にそんなことしていたらチップが足りない。A9は普通にルタ以外にぶつければ良かった。

 スペードの9とクラブの9。参加。フロップが当たった。


 <フロップ>

 スペードのA スペードの3 ダイヤの9


 ルタがポッドの半分を賭ける。

 ここは逃がさない。ルタは放っておいてもがんがんチップを賭けてくる。そりゃあツーペアなんだそうなるよ。逆にレイズしてしまうとツーペア以上の何かがあると知らせるようなもんだ。


「コール」


 〈ターン〉

 スペードの2


 あっ、しまったフラッシュがありの線が出てきてしまった。ルタが……逃げる。


「ベット」


 逃げない? なんでだフラッシュの可能性もあるのに。まあいい。


「オールイン」

「コール」


 〈リバー〉

 クラブのA


 フルハウスの役を見てルタが言った。


「やるね、お兄ちゃん」


 その後チップが少し残っている2人を倒し、勝った。

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