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西国無双の美女  作者: 亜井下茶女
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7/7

遊撃隊

西国無双の美女七


総大将虎姫率いる遊撃騎馬隊は、女岳山近くに陣を構えていた。


三方に偵察隊を送り込んだのであります。


そして、次の日、偵察隊が戻ってくる。


偵察隊の情報によると、女岳山付近に反乱軍の砦があるとのことであった。


規模はそんなに大きくない千人ほどの兵士たちの砦のようである。


その場所には、遊撃騎馬隊の陣から半日はかからない距離であった。


総大将虎姫は、夜を待って裏山からと側面から奇襲をかける作戦をとった。


本隊は正面の谷から攻めて行くつもりである。


裏山からの遊撃騎馬隊の合図を待っていた。


そして、裏山から合図の火矢が天を突く、、、


正面と側面から総攻撃をかけていくのであった。


遊撃騎馬隊のスペンサー銃が炸裂するのである。


反乱軍は、逃げようとしない、砦で迎え撃つのであった。


今までの反乱軍とは違う、統制の取れた隊列で応戦している。


これほど遊撃騎馬隊を苦しめた者は居なかったが、、


沢城率いる裏山からの部隊が砦に入っていく、、、


沢城部隊に遅れをとるなとばかりに側面部隊の攻撃も激しくなっている。


そして、遂に500人の反乱軍は降参してしまったのであった。


やはり反乱軍の捕虜になっていた偵察隊二人を牢から救い出す。


「まさか助けにくるとは思いませんでした、大将、ありがとうございます、」


「当たり前だろう、大事な部下をほっとくと思ったか、、」


虎姫の仲間を見捨て無い姿勢に皆心を打たれたのであった。


沢城は、反乱軍の隊長と呼ばれていた者を虎姫の前に連れてくる。


さすがに隊長と呼ばれているだけあって他の者とは違う面構えをしている。


「名前から聞こうか、、」


その者は、虎姫を睨みつけて何も言わない、、、


「もう一度聞くなんと申す、、、」


「幕府方の犬には、応えたくないが、、岩田大膳(いわただいぜん)、」


「ふぅーん、面白いヤツだ、、」笑


「11年前にキリシタン一揆軍の応援に行ったことがある、何故?幕府方についているのだ!」


「まぁ、いろいろあってな、百姓の為なら犬にでもなるさ、、」


「コイツ無礼なことを、大将、直ぐに処刑しましょう、、」


「まぁ、待て、沢城、、」


「あぁ、覚悟はできている、早く処刑したらいいだろう、、」


虎姫は、しばらく考えていた、、、


「処分は、あとで決めるとして、先ずは援軍に来たのだから、それを優先するとしよう、沢城、」


「はい、分かりました、、虎姫大将、、」


遊撃騎馬隊の負傷者と第五小隊を残して、、、


虎姫率いる遊撃騎馬隊は佐賀藩の本陣に向かうのであった。


佐賀藩の本陣には、総督・澁谷朔太郎が指揮を取っていた。


虎姫率いる遊撃騎馬隊と合流して、作戦を練り直すのであった。


反乱軍は総勢三千人の兵士で、幾つかの小隊がバラバラに配置している。


それらを海側に追いやるのが、今回の目的である。


先ずは、遊撃騎馬隊が先陣をきって反乱軍を撹乱するのが良いだろうと言うことで、、


沢城率いる第一騎馬隊と第二騎馬隊が先陣をきって突撃していた。


佐賀藩の本隊は、北西からジリジリと追い込んでいく、、、


虎姫率いる第三騎馬隊と第四騎馬隊とで南東部からジリジリと攻めて行く、、、


その作戦が嵌り反乱軍は、海側へと追い込まれて行くのであった。


反乱軍が撤退して行くところに勝海舟率いる海軍兵が待ち構えていた。


その反乱軍をゲベール銃で狙い撃ちしていく、、、


遂に反乱軍は、海軍兵によって全滅してしまったのであった。


その知らせを聞いて、肥前佐賀藩と虎姫率いる遊撃騎馬隊は退却していく、、、


遊撃騎馬隊は、女岳山に向かったのである。


其処で反乱軍の残党たちの処分を決めないといけない、、、


反乱軍の砦を全て焼き払い捕虜を連れて谷へと向かう。


総大将虎姫は、沢城を呼んで、、、


「捕虜の縄を解いやれ、、、沢城、」


「えっ!何を言ってるんですか、虎姫様、」


「あぁ、元は百姓だった者を殺すわけにいかない、沢城分かってくれないか私の気持ち、、」


「はい、なんとかですが、、仕方ありませんね、虎姫様に従います、、」


沢城は、捕虜たちの縄を解いいく、、、


「何故?解放してくれるのですか、虎姫様、、」


「あぁ、岩田と言ったか、、又何処かで会うやも知れないが、今度は容赦しないから、そのつもりで、、」


虎姫率いる遊撃騎馬隊は、反乱軍の戦利品を持ち帰って行く、、、


勝海舟率いる海軍兵は、そのあと横浜港へと帰って行くのであった。


岩田大膳率いる反乱軍が持っていた銃を騎馬隊が押収していた。


幕府方が持っているゲベール銃より遙かに射程距離が長いミニエー銃が二十丁を没収していた。


虎姫は、熊本城に帰ったら直ぐに細川藩主にミニエー銃を購入するように進言した。


細川藩主は、虎姫の提案で長崎商人からミニエー銃を200丁購入したのである。


其処で細川藩主は、豊後との境界線に小城を造るように虎姫に命じた。


虎姫は、早速小城を造設することにしたのである。


其れを聞いた百姓たちが集まって、虎姫の小城建設を手伝っていくのであった。


そして、三ヶ月後小城は完成するのである。


この小城から、遊撃騎馬隊を出撃できるように設計していた。


小城を守る警備隊を百姓たちの若い者から募ったのである。


細川藩主から、ミニエー銃を50丁頂いてあった。


警備隊を訓練してミニエー銃の扱いを完璧にしたのである。


遊撃騎馬隊も千人という規模になっていく、、、


ここから何処にでも派遣できる体制にして置いたのである。





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