↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
西国無双の美女  作者: 亜井下茶女
PR
2/7

囚われの身

西国無双の美女ニ


幕府軍は、攻めるのに苦労していました。


原城には、地形的に船で海からも攻めることができます。


幕府軍が攻めこもうとしてもキリシタン一揆の水軍が其れを阻みます。


そうしてるうちに二ヶ月が過ぎて行くと、、


食糧や爆薬などが底をついてきます。


「父上、私が物資を補給してきます、、」


「うぅ、そうだな、やってくれるか、真葛、」


「はい、お任せあれ、、父上、」


虎姫は、手下数十人を連れて船に乗って本渡に向かいます。


それから十日後、幕府軍の目を盗んで船から荷を下ろしていたら、、


唐津藩・細川藩の軍勢に虎姫は捕まってしまいました。


虎姫は、細川藩の捕虜となってしまったのである。


そして、三ヶ月が過ぎて、、


キリシタン一揆軍は、幕府軍の総攻撃を受けました。


かなりの抵抗をしましたがキリシタン一揆軍は敗退します。


キリシタン一揆軍の総大将、天草四郎時貞は斬首になりました。


しかし、若い首が幾つも運ばれてきますが、どれが天草四郎の首か分からずにいました。


其処で、益田好次の妻、さね(洗礼名、マリタ)を連れて来て、、


どの首が天草四郎時貞のものか確かめていくと、一人の首の前でさねは泣き崩れています。


肥後細川藩士の陣佐左衛門の討ち取った首が、天草四郎時貞のものと判明しました。



肥後細川藩に捕まっていた虎姫は、陣佐左衛門の沙汰で愛妾になるなら罰は問わない、と、


虎姫は、しばらく考えた末に陣佐左衛門の申し出を受けたのであります。


陣佐左衛門は、絶世の美女を殺すには惜しいと思ったのであった。


虎姫は、陣佐左衛門の屋敷で囲われの身となるのです。


男勝りの性格だった虎姫は、逢瀬には無頓着でありました。


、、というか、処女であったのであります。


陣佐左衛門と閨の床で虎姫は、微かに震えていました。


其れを察して、陣佐左衛門は虎姫にいろいろと教え込むのであります。


その夜に虎姫は、処女を喪失したのであります。


男を知った虎姫は、陣佐左衛門を毎晩誘います。、、


心が通い陣佐左衛門は、虎姫から預かっていたタネガシマ(スペンサー銃)を渡すのであります。


虎姫は、生娘という鎧を脱ぎ捨てて大きく羽ばたこうとしています。


これで何かが宿したかのように奮闘していくのでありました。


『 西国無双の美女 』の異名を東国まで響き渡ることでしょう。


そうなるには、まだまだこれからの活躍次第であるのです。


虎姫は、馬屋に行き灰色の馬を世話します。


其の灰色の馬を『ハク』と名付けました。


ある日、虎姫がハクの身体を洗っていたら、、、


「その馬が気に入ったのか?虎姫、」


「はい、、陣佐様、」


「ならば、その馬を虎姫にあげるとしようかな、、」


「えっ、良いんですか、陣佐様、」


「あぁ、大事にしてやってくれ、虎姫、」


「ありがとうございます、陣佐様、」


それから、虎姫は、ハクに乗って領内を探索することを許されたのである。


但し監視役として、沢城佐之助が付いて廻るのであった。


そうしてるうちに、虎姫は沢城佐之助と密会するようになっていく、、


虎姫は格子窓を開けて外を見ると、軒先の灯籠に火は入っていないので暗闇に沈んでいる。


夜風が肌をすべり、夜空を眺めていたら、、、


庭から白い玉砂利を歩く音が聞こえてくる。


虎姫は、誰が来たのか?分かっていた。


そうです沢城佐之助であると、、暗闇でも虎姫は気配で感じていた。


顔を見るなり二人は抱き合い奥座敷に消えていく、、、


虎姫の美貌にのめり込む沢城佐之助であった。


虎姫と沢城佐之助が恋仲になっているのは、勿論、陣佐左衛門には秘密にしていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。