聖誕祭 はっ!
おっさんの怒声のような掛け声によって聖誕祭の開始が知らされた。
窓の外を見ると街の至る所に屋台や見せ物が出されており、ルーちゃん達もご飯を作り置きして屋台を出しに行った。
冷めていたけど、普通に美味しかった。
宿の外に出てみると、昨日までこんなに人が居たか!って言うぐらいの人で溢れている。
小銭を持ってぶらぶらしていると、ルーちゃん達がやっているお店を発見した。
串焼きと酒をを売っている様でなかなか繁盛していた。
そんな、街の中を歩いていると面白い貼り紙を見つけた。
なんでも、王様と勇者達がパレードでいろんな街を回るそうだ。
多分勇者達の御披露目を兼ねて大々的にしようとしているのだろう……
良し! 取り敢えず面白い事でもやろうかな楽しそうだし、どうせ暇だし‼︎
そうと決まればこの街にいた勇者と王様が来るかをあいつに教えてくるか。
「リゼお姉ちゃん、ちょっと転移魔法で前見た魔族の所まで飛ばしてくれない?」
「うん? 別にその程度なら…… えい!」
そう言うと、前に見た魔族がいる場所の近くまで来た。
さてと、いっちょやりますか。
残念な事にあの魔族は、もう既に何処かへ行ってしまっていて此処にはいないけどこの場所にはこれがある。
「リゼお姉ちゃんこの魔法陣って確か魔力込めれば込めるほどに強い魔物が出てくるんだよね」
「えぇ そうよ」
「だったら、これに……っと よいしょ」
そう言って久々にウロボロスの杖を召喚する。
最近剣ばっかりだったからかなり久々な気がする。
「何するかは……大体分かったわ 私は何しといたらいい?」
「リゼは、街で迎撃しておいてくれ 後勇者達がくる時間が近づいたら、教えてくれ」
「了解よ じゃあまた後でね ちょっと待て
来い《ドッペルゲンガー》 こいつに俺の女子バージョンと同じ装備持たせておくから戦わせておいてくれ」
「うゎ〜マッチポンプだ〜」
「はいはい 俺はこっちで普通の姿で敵襲するからな」
「うっかり 殺さない様に注意するわ」
「殺さんでくれよ 頼むから……」
「じゃあお先に」
「あぁ、また後で」
よし、魔力注入するか!
「魔法陣の中の魔力を吸収する所に手を当ててっと おっ!」
手を当てた瞬間体からごっそりと魔力が引き出されていっている。
ウロボロスの杖の魔力はもう空になっている。
ヤバ!
気づいたら魔力の殆どを持っていかれて、魔力回復なかったらヤバかった。
俺の魔力をほとんど吸った魔法陣はもっと禍々しく巨大になっていった。
中からは、この世のモノとは思えない声が聞こえてくる。
次々と魔物が溢れ出してくる。
キマイラなんてまだ可愛い方だ。
ギガンテス、サイクロプス、エルダーリッチー、
ワイバーン、タイラントスライム、悪魔、堕天使
職業持ちのゴブリン達で作られたゴブリンアーミーしかも全員あのマッチョ共だ、ワイバーンとそれを率いる上位竜etc
こんなのきた日には絶望しかない。
勿論このままでは、使い物にならないので強制的に契約して隷属化する。
勿論、大半は隷属化できたけど何体かに抵抗された。
結局は、殺してアンデッドモンスターにするか、
殺さない程度にボコボコにするかの二択だ。
こうして、魔物の軍勢は俺をリーダーとして万に近い数まで集まっていた。
そして、着々と街へと向けて進行していく。
下の方に書き始めた小説あるので良ければ読んでください‼︎
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