ダンジョン➓
依頼完了の報告にギルドに行ったが案の定足止めを食らってしまった。
そして受付嬢が慌ただしく執務室から戻ってきた。
「はぁ……はぁはぁギルドマスターが合うそうなので執務室まで来てください。
なんか前にもこんな感じなことがあった気がする。
それにしても、この時間帯は人が多いので二階にある執務室に行くための階段を登っているるとやたら冒険者から見られる。
流石に不特定多数の人に見られるのはは、ゾッとするので一回だけ睨んだが特に何もなかった。
(今度から殺気も混ぜておいてやろうかな?)
そんな不安な事を考えていると、執務室室の前までやって来た。
「ギルドマスター、サクヤさんを連れてきました」
「入れてくれ」
そういうと中に通されたのだが中は前来た時と同じで書類やらなんやらが散らかりまくっているカオスな状態だった。
俺が入るとギルドマスターが、
「サーシャ もう通常業務に戻っていいぞ」
「えっ……私もう用済みですか?」
「うん もう用済みだよ〜」
ギルドマスターはなかなかの笑みでそれを言った。
こいつ絶対性格悪いだろ。
「それとも、今から話す内容は……場合によっては、知っているだけで色んな人から目をつけられると思うけど、それでも知りたいなら別にいいんだけどね?」
「いえ、平ギルド員サーシャは通常業務に戻らせてもらいます」
受付嬢…いやサーシャさんはこれまでかというほど背筋を伸ばして敬礼をしている。
そういうと、サーシャさんは、足早に執務室から出ていった。
「ふぅ〜とりあえずソファーにでも掛けてくれ」
俺は促されるままにソファーに座った。
「はぁ〜〜また面倒なこと起こしてくれたなぁ
はぁ〜〜前にお前が倒した牛鬼の討伐関係もまだまともに終わっていないのに
ほら、さっさっとカード出してくれるか
最近どこかの誰かさんのせいで残業多くて辛いんだよ」
「ギルドマスターもなかなか大変な仕事なんですね」
さっさと帰りたかったので、ギルドカードをギルドマスターに渡してしまった。
基本的には、ギルドカードの項目は全て自分で非表示などできるが、今回それはしていなかった。
すると、俺のギルドカードを見たギルドマスターの顔色がだんだん真っ青になっていった。
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