ダンジョン❾
今回は戦闘ないです。
面倒なことにダンジョンマスターの契約を結ばされてやっとの思いで、最寄りの村まで帰ってきた。
外は既に日が落ち始めている時間であった。
体感的には、3日ほどダンジョンで過ごしていたので、村でたった一つだけの宿屋に戻ってこれた。
とりあえず、一泊この宿で過ごして明日の朝一からのんびりゆっくり街に帰ろうと思う。
宿屋の主人に一泊分の代金を渡して早々にベットで横になって、夢の世界へと意識を沈めていった。
「新しい朝が来た!」
一回言ってみたかったセリフだったが……一応高校生なので、見られていないとはいえ恥ずかしくなった。
リゼがいなくてよかったと思う。
借りていた部屋を出て食堂で朝ごはんを食べて、荷物はアイテムボックスに入れているので、街に向かって進み出した。
途中、何かあったというと何もなかった。
まぁ、何もない方がいいにこしたことはないので、太陽の光の下吸血鬼であるにも関わらず、鼻歌うたいながら、ほのぼのとしていた。
ついでに言うと、日光を浴びる好む者の効果ですこぶる体調がいい。
「はぁ〜 平和だなぁ〜」
そんな事を言いながら街への道を進んでいった。
そして夕方ごろまでには、街に到着できた。
門を通るために、大勢の人の列の最後尾に並ばなければならない。
しかし、今の俺ならノホホンとして待っていることができる。
本当にノホホンっとしているとマジですぐに自分が列の先頭になっていた。
思ったより早いな〜と思いながらギルドカードを見せて中に入っていった。
まだ夜までに時間があるし、さっさとギルドに依頼完了の報告に行こう。
ギルドに入ると大勢の冒険者が酒を飲んだりしている。
だいたいの冒険者は、貯金なんてしないイメージがあるのは、偏見かと思っていたがどうやら当たっていたらしい。
冒険者ギルドの依頼完了の手続きは、至ってシンプルだ。
受付嬢にギルドカードを渡して、その人が受けていた依頼がしっかり記録されているので、後は受付嬢がいる紙の依頼に完了のハンコを押して終わりだ。
「ぶっっっっは、ハァハァハァふぅー」
受付嬢はカードを渡すと今まで優雅に飲んでいた、紅茶を盛大に吹いた。
流石に着ていた服が汚れてしまったので、後で服代を請求しようと思う。
「……少々、お待ちください サクヤ様」
そういうと大慌てでギルドマスターの執務室に入っていった。
良ければ感想、ブックマーク、評価、誤字報告よろしくお願いします。




