ダンジョン❽
眠たいながらに頑張って書きました
近々編集し直します
金銀財宝を漁り尽くして全部くすねて帰ろうとしていると、頭の中に直接話しかけられた。
恐らく念話の類の魔法かスキルだろう。
しかし、念話は直接頭に話しかけられているので、頭の中が直接見られているような物なので
途中で考えたこともそのまま、相手にも伝わってしまう。
更に、頭の中がキンキンするような感じになって慣れていないとかなりストレスが溜まる。
俺に話しかけてきている奴は、さっきから、
(オーーイ 聞こえてますよね 心の声ダダ漏れですよ〜 シカトしないでくださいよ〜 オーーイ)
といった具合で、俺に念話してくる。
俺は知っている、こんな奴には反応したら負けだということも。
(残念ながら私の話聞かない限り外に出るための魔法陣は、永遠に起動しませんよ〜)
「……ッチ」
(あっ! やっぱり聞こえていたのにシカトしていたんですか?)
「いいからサッサッと、要件を言えよ」
(はいはい わかりましたよ〜 今このダンジョンにはダンジョンマスターがいません。
なので、あなたがダンジョンマスターになって欲しいのです)
「メリットは?」
(ダンジョンマスターになることでダンジョンの中である程度の力が使えるようになること。
ダンジョン内の魔力は全てあなたのものになる
以上です)
ふーーん、聞いた限りではメリットしかない。
「ちなみにこれを断ったらどうなるんだ?」
(このダンジョンは制御を失ってダンジョンの外まで魔物が溢れて災害がおよそ3日で起こるといわれています そしてあなたは、帰れなくなりました)
「? どういうことだ」
(要するにダンジョンマスターは、ダンジョンの中にある魔力を操作してダンジョンを設定するので、ダンジョンマスターがいないと魔力が溢れて魔物の間引きもしないといけない
でも、結局私が管理しておくので名前さえ貸してくれればいいので、あとは、わたしがダンジョン運営しておきますね)
結局名前を貸すだけでいいらしく、ステータスが上がるし、そもそもこれに賛成しないと返してくれなさそうだったの。
「俺はどうしたらいいんだ?」
(う〜ん ちょっと待って はい!これに手を当てて!)
そういって俺の前には、真珠のような丸さで大きさが20cmぐらいありそうだ。
手を当てると、このダンジョンマスターになりますか?と聞いたので
ハイと答えるとダンジョンのことが手に取るようにわかるようになった。
「おおースゲェー!」
(はい ありがとうございまし後は、あの魔法陣から外に出て行けますよ)
そう言われると魔法陣の上に移動して気がついたら1階層の入り口に立っていたので、最寄りの村まで帰ることにした。
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