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Primula  作者: 澄葉 照安登
第九章 冬に咲いたサクラソウ
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 それは、いつかと違って


 運命の人が欲しかった。

 昔から、誰かに恋できることを願っていた。



 ずっと憧れていた。本当に、ずっとずっと憧れていた。

 誰かを好きになることに。恋をすることに。

 ただ恋に憧れて、恋に恋し続けていた俺はずっと思っていた。もう何年前からだったかもわからない。まだ自分の背が伸び盛りだったころから、ずっと。

 けれど、それは、頭の中で浮かべたおとぎ話でしかなかった。



 運命の人なんて欲しくない。

 今は、彼女と過ごせる時間が欲しかった。




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