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ましかげのりゅうせい  作者: 飯塚 喆
童話というより寓話編
20/24

誰の星/Even if

 趣味で始めた彼にとってはこの旅は酷だったかもしれないけど、それでも常盤くんに後悔はなかったと断言できます。


 だって、あの好奇心に満ち満ちた顔は本物だったから。彼のことが好きだったから。


 結局のところ、集めた隕石には解決策なんてなくって、私の中に鍵である月の石は存在していたけれど。


 隕石を集める旅自体に意味はあったのだと今、感じられる。


 生きる意味はあったのだと、この星の空の下で笑う彼を守りたいからという理由があったのだと…


 私はロボットとして生を受けたけど、その隔たりはとっくに、私が忘れてしまうほどに無くなっていたのです。


 外から見れば、私の存在は寓話的だったのだと笑われ、呆れられるのかもしれないけれど、それでも私は胸を張れる。


 消滅したら、彼を少し悲しませるかな。


 ちょっとした後悔です。


 とにかく、もう時間は迫ってます。発射装置の椅子に手をかけました。ちょっとひんやりします。


 私の体はこれから空に打ち上げられて、みんなを救う流れ星になる…


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