↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
448/535

【150話後感想返信】エステラ、ヤシロに『ぎゃふん』と言わせたい

――四十二区、領主の館


エステラ「ヤシロに『ぎゃふん』と言わせたいっ!」

ナタリア「では私は、ヤシロ様に『うっふん』と言わせましょう」

エステラ「ヤシロに何をする気だい!?」

ナタリア「それはもう……『いやん』なことを……」

エステラ「領主の品位を落とすようなことはやめてくれるかな!?」

ナタリア「『そういう』領主だと思われれば落ちる心配もありませんが?」

エステラ「思われたくないんだよ、ボクは!?」

ナタリア「それで、どのようにしてぎゃふんと言わせるおつもりですか?」

エステラ「ふっふっふっ……変装をする!」

ナタリア「変態紳士に?」

エステラ「なるメリットがないよ、それ!? 街娘に身をやつして、ヤシロに近付くんだよ!」

ナタリア「そして、隙を見計らって『ザクーッ!』」

エステラ「刺さないよっ!? 恨みはないから!」

ナタリア「では『いゃ~んっ!』」

エステラ「何した!? ボクと思しきその人物はヤシロに何をしでかしたんだい!?」

ナタリア「エステラ様…………破廉恥ですっ!」

エステラ「君こそがだよっ!?」

ナタリア「しかし、変装……ですか」

エステラ「凄く可愛らしい格好をしてさ、ヤシロに近付くんだよ。ほら、ヤシロって可愛い女の子好きだろ? きっと、ボクだって気付かずにデレデレするはずなんだ。そこで種明かしをして悔しがらせてやるんだ!」

ナタリア「…………それは、どうでしょうか?」

エステラ「ん? どういうこと?」

ナタリア「ヤシロ様は可愛い女性を好んでいると……そう思っていらっしゃるのですか?」

エステラ「だって現に、ヤシロの周りには可愛い女の子が集まってるじゃないか。……最近ちょっとデレデレし過ぎなんだよ、ヤシロは。少しくらいお灸をすえてやらなきゃ分からないんだ」

ナタリア「……つまり、『もっとボクのことを見つめててくれなきゃ、嫌なんだからねっ!』……と、いうことですね?」

エステラ「ちっ、ちち、ち、ちちち、ちが……っ!」

ナタリア「乳、乳となんですか、はしたない!」

エステラ「そんなことは言ってないよ!?」

ナタリア「それで、乳がなんですか?」

エステラ「乳の話はしてないよ! とにかく、ボクをボクだと分からないくらいに可愛く、女の子っぽく変装させてほしいんだ」

ナタリア「…………かしこまりました」

エステラ「ふっふっふっ……ヤシロめ……驚くぞぉ」


――大通り。変装したエステラとナタリア。ヤシロを発見し接近する


ナタリア「(コソッと)エステラ様、ヤシロ様です。こちらには気付いていないようですね」

エステラ「よ~し。それじゃあ、ちょっと運命の出会いを演出してくるよ」


――エステラ、ヤシロのサイドから回り込み体当たりする


ヤシロ「ぅわっと!? なんだ!?」

エステラ「(可愛い声で)ぁぅう……ごめんなさいですぅ」

ヤシロ「………………」

エステラ「(可愛い声で)どこかお怪我はありませんかぁ?」

ヤシロ「頭が……」

エステラ「ぇっ!? 頭を打ったですかぁ?」

ヤシロ「ついに、頭が大変なことになったのか、エステラ?」

エステラ「なんでバレてんのっ!?」

ヤシロ「なんだ。変装のつもりだったのか?」

エステラ「どう見てもボクには見えないと思うんだけどなぁ……どうして分かったの?」

ヤシロ「あのなぁ……昨日今日の付き合いじゃないんだぞ。俺がお前を見間違うわけないだろうが」

エステラ「ヤ……ヤシロ…………そっか……ふふ……そう、なんだ」

ヤシロ「これほどのぺったん娘は、お前以外にいない!」

エステラ「そんなことないだろう!? 他にもぺったん娘な女の子くらい沢山…………誰がぺったん娘だぁ!?」


――遠くから見守るナタリア


ナタリア「エステラ様。ヤシロ様は可愛い娘が好きなのではなく、ヤシロ様が大切に思われている方たちが『たまたま』可愛いだけなのですよ。そこに気が付いていないのでしたら……先は長そうですね」


――ナタリア、そっとその場を離れる。………………そして、そのままヤシロに体当たり


ナタリア「(可愛い声で)ぁぅう……ごめんなさいですぅ」

ヤシロ「何がしたいんだ、お前らは!? これ、さっき見たわっ!」

ナタリア「(可愛い声で)ナ~ちゃんってば、おっちょこちょいさん☆ てへぺろっ☆」

エステラ「…………ボク、こんな痛いことしてたんだ……自重しよう」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。