第68話 旨い飯食った後ってやる気が漲る時と何もやりたくなくなる時それぞれあるよな。
2026年6月の月間PV数が10,031を記録しました!皆様ありがとうございます。
今書いてる作品はほんとに自分の好みしか入れていないものなので、それを皆さんに読んでもらって、多少なりとも好印象を持ってもらえてるという事実に日々感謝しかありません。
まぁ最近更新している話はほぼ戦闘シーンを入れてないので展開は少ないですけど、これまでと変わらず読んでいただければと思いますので、よろしくお願いします。
では、本編へれちごぅ。
「いらっしゃいませー!!」
「あ、ごめんなさいうちの契約獣がいきなり入ってしまって。迷惑じゃなかったですか??」
「あ、そこはご心配なく!!よくあるんですよ、契約獣の子だけ先に入ってきちゃって席に向かうってこと。なので、もしこれからも来ていただけるなら気にしなくてオッケーです!!」
さらっとリピーターなってねとのお誘い。
ルクスとニトの口に合うならまた来るけどどんなもんなんだろうなぁ。
「そうだった、ご注文は何にしますかー??まぁここのメニューは店主の日替わりメニューしかないんですけどね!!」
「じゃあなんで聞いたし。」
「お約束です!!初来店の人には必ず聞いてますので!!」
「............さいですか。じゃあその日替わりメニューを3つで。あとそのメニューに合う飲み物も3つお願いしてもいいですか?」
「かしこまりました!!本日の日替わりメニューはゴルパイソンとゴルボアのスパイス煮込みにエルディアパン、あとはスパークリングジュースをご用意しますね!!」
――パp.........間違った。店主!!日替わりとジュース3つ入りました!!
――あいよぉ!!先にジュース出して待っててもらいな!!
こんな混雑してるのに店員さんの声聞こえんのどんな声量してんの??
やば。
「グルゥ♬」
『るくす、たのしそう』
「匂いでうまそうってのが分かるのか?」
「グルァ!!グルル、グルゥ、グルルゥ。」
「あーまぁそうだな。スパイス煮込みって言っててこの香ってくる匂いだ。めちゃめちゃ期待はできるだろうな。」
これで匂いだけってのはまずないだろ。
ってこの匂い..........
「カレーか.......??」
『かれーとはなんじゃ?』
「ッ!?」
こいつっ!?
「(なんでまた音もなく背後に出てくんだよ!?それに姿見えるようになってないかそれ!!)」
『くふっ、今は小童以外には見えん状態じゃ。そうやって虚空に向かって話しとると変な人に見られるぞ??』
「(.........けっ、いいから今度は背後じゃねぇところに出てこい。)」
『善処するのじゃ。して小童よ、かれーなるものはなんじゃ?教えてみよ。』
「(..........じゃあ頭の中で勝手に説明するから勝手にのぞいて。それが嫌なら説明しねぇ。)」
『ふむ、しょうがないのぅ。』
えーでは。
まずカレーというのはタミル語のカリ、カリルという言葉が語源とされていて、インドを起源とした香辛料を組み合わせて食材を煮込む料理のこと。日本でカレーと呼ばれているものは元々18世紀にイギリス商船が日本へカレー粉の既製品を持ち込んだことが始まりとされている。また、カレーと称しているのは日本くらいで、海外ではカリーと呼ばれ、インドではそもそもカレーやカリーとも呼ばず、それぞれが固有の名称がある料理として存在している。
で、あとはなんだ?あー、コリアンダーやターメリック、クミンにガラムマs『もうよいもうよい!!とりあえず辛い?料理というのは分かったからやめるのじゃ!!』........へーい。
「(で、理解はできたのか?)」
『小童の想像しているカレーライス?なるものが非常に美味であることくらいしか分からん。』
「(それさえ理解できたんならいいだろ。)」
カレーをスパイスから作るやつは結婚できないとか言われてるよな。こだわりの強い男はダメとかなんとか。うるせぇこだわったっていいじゃねぇか。
「お待たせしました!!本日のスパークリングジュースになります!!あ、契約獣さんには飲みやすいお皿でお出ししますね!!」
「あ、ありがとうございます。」
「グルァ!!」ペコリッ
『感謝』
「ご丁寧にありがとうございますね!」
さていらっしゃったのはスパークリングジュースなるもの。
果物のいい匂いがするけど、なんだろ?
「では、実食!!」
――シュワァァァァ...........
――ゴクッゴクッゴクッ...........
――カンッ!!!
「いやうまいけどおもろいな!!え、いやでも普通に美味すぎるんだけど!?」
「グルゥ♬」
『しゅわしゅわ............!!』
まず味はミックスジュースに強炭酸が効いてる印象。匂いは柑橘系がガツンと来るけど口に入れた途端にりんごと桃のFlavor。炭酸を感じながらまろやかに広がる味を堪能してると味覚のグラデーションかってくらいいろんな味に変化していく。ストロベリー、あ。Strawberry,にカシス、マンゴーにマスカット。ほんとにいっぱい来るなぁ!?まだまだ来るか!?あ、今のおいしい何味だったおい。
『バツ、このしゅわしゅわ今すぐどくせんする.......!!』
「はい独占禁止法ですー。」
「グルルァ!!!」
「はいそれ恫喝ですー。」
『「グルルルル............」』
「いやめっちゃ唸るやん。てかニトも唸るってどれほど!?」
そんなに美味しかったのか??あぁその表情を見るだけで分かったから無言の圧力はやめろ聞いてみるから!!
「あ、すみませーん。」
「はいはーい!!」タタタッ
「このスパークリングジュースなんですけど、樽単位とかで購入できたりしませんか??」
「あー、ちょっ.............と聞いてみますね.........!!」
ほんまにすまん。うちの子たちの目の圧に負けないで、無理なら無理でいいのよ!!
「あ、店主が3つまでなら大丈夫って!!」
「グルァ!!!」
『勝訴』ババンッ!!
「そのボードどっから出したし。」
え、でも3樽いけるんすか。なら帰りに、あーそうです。はい。うん、それでお願いします。
あ、一括現金で、はい、あ、会計は一緒で。はい、お願いします。
「てことであのジュースは3樽分確保です。でもあれだぞ、これからメインディッシュが来るんだからいい子で座ってろ。」
「グルァ。」
『かきゅうてきすみやかにたべたい、期待だい.........!!』
「あーこりゃこれからも通うことになりそうだ.........」
にしてもこいつら同じクランに串焼きづくりのおっちゃんいるの覚えてねぇのか??
当の本人は――
――ぶぃえっきしゅいぁ!!!.........ズビィーッ、だぁーくしゃみ出たー。誰か俺の噂でもしてんのか??ま、そんなやつぁいねぇか。
それからジュースを堪能しながら待つこと10分、ようやっとお出ましだ。
「お待たせいたしました!!ゴルパイソンとゴルボアのスパイス煮込みにエルディアパンです!!」
簡単に言うと、蛇とイノシシの肉を色んなスパイスを組み合わせた特製ソースで煮込みました!!って料理。まぁ肉だけじゃなくて野菜も入ってるけどな。
「いただきます。」
「グルル。」
『いただきます』
――フーッ、フーーーッ、はふはふ、パクッ.........
――ジュワァァァ...........
「.....................」
こりゃうめぇ...........
肉が味浸み込みすぎ。うま味えぐい。臭みも全くない。辛みは強いけど止まらんくなる辛さ。蛇肉はたんぱくだけど肉厚だし、イノシシの肉なんて行ったん歯抜いてきても余裕で食える。これやっばい。日替わりで終わっていいメニューじゃねぇって。パンもめっちゃうめぇし。
「ここの店主、この煮込みば量作って売ってくれたりしねぇかなぁ。」
「できますよ??」
「ぉぁっ!?」
「あ、ごめんなさい!!」
っざけんな。
「い、いえ。こちらも驚いてしまってすみません。」
「こちらこそ後ろからお声がけしてすみません..........」
「........グルァ。」
『おとなげない』
「うるっせぇ!?」
後ろはだから嫌いなんだよ!!
「で、できるってことですけど。結構な量ほしいんですけど大丈夫です?」
「ですって店主!!」
「.......................」(厨房から大きく両手で丸を描くポーズ)
「店主かわいっ。」
「そんなこといったら(ガッシャーンッ!!)..........あっちゃぁ.......」
「え、やらかしたか俺。」
でもかわいいだろむっちゃ強面ゴツイムキムキ店主が頭の上で丸だぞ。
かわいいだろ。
「....................」
「えっと、かわいいってのはやめてくれ。でもほめてくれたのは感謝する。だそうです!!」
「翻訳できるんかい。」
「そりゃ自慢の娘ですから!!」ドヤァ
自分で言うなや。
そのあとはまぁ、出してもらった料理をペロッと平らげ、追い購入して、口直しにもらったアイスもおいしくてそれも大量に買った。
後悔はしていない。
所持金はめっちゃ減ったけどな。半分くらい。
飯テロ風なお話でございました。
ちなみに、蛇の肉は鶏肉に近い味がするんですけど、ワニも似てるんですよね。
爬虫類系の肉の味は鶏に似ていくんですかねぇ。
では、今回もお読み頂きありがとうございます。
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