第56話 さすがにフィールドボスには負けない。瞬殺よ瞬殺ハッハッハー!!
レッツ熊転がし!!
「やっばい敵多すぎぃ!!」
「バツさん挑発を無暗に使うからですよ!!!もー私加護のせいでスキル使わなきゃ移動出来ないぃぃぃ!!!」
「たーのしー!!追いかけっこひゃっほー!!」
えー現在。チーム鳥獣戯画でフィールドボスを倒しに来ましたが、なぜか無数のモンスターと追いかけっこ(現在も増加中)をしてます。
おっかしいなぁ俺にヘイト集めてたはずなんだけどなぁ。
あれボスもおってきてる?それは聞いてない。
まぁ原因はわかるけどさすがにいすぎじゃねぇか!?
で、事の発端は、遡ること30分前..........
――――――――――――――――
「テラノアにいるボスってどんなの??」
「もう結構なプレイヤーが倒してるから情報はすでに出回ってる、それを見るには名前は暴動熊、レベルは25から30の間でだいたい戦闘に参加するプレイヤーのレベルで決まるんだと。俺らの場合はどうせ30が出てくるさ。」
「なるほど、アーマードベアの狂乱状態が常に起きてるイメージですか。思考能力が欠如してるなら簡単じゃないですかね?」
「ま、戦ってみてだな。距離的にはそろそろっぽいし、ってここか?」
ピコンッ
【初期都市テラノアフィールドボス『暴動熊』の戦闘エリアに入りますか?】
【 はい / いいえ 】
【※注意!エリアに侵入した瞬間戦闘開始となります!】
「エリア入った間から戦闘だって、そうする?」
「一旦私バフかけましょうか。...........はい、かかりましたよ。」
「はっやぁい!?」
「あぁ、あとは誰が攻撃するかだが、二人とも、完全獣化して戦うか?今回は俺とルクス、ニトで気配察知から陽動、ヘイト管理全部やるわ。」
「いいんですか?遠慮なんてしませんよ。」
「いいのー!!?ぼく早速獣化しちゃおっと!!”完全獣化・白虎”!!」
「あ、ちょっと!!もう、”完全獣化・白鳥”。」
――パァァァァァァ.............
スキル名を唱えた途端、体が光で包まれ、次の瞬間虎と白鳥がそこにはいた。
『バツさーん!!ぼく虎になったー!!』
『私は白鳥ですね、でもこれじゃブラックスワンじゃないですかっ。』
「おー二人ともいい感じだ。カルナは大人の虎に比べると小さいがかっこいいし、アンナはブラックスワンか。かっこいいな。俺は好きだぞ。」
「す、すすすすすすすす................!!!!」
「あ、アンナおねぇちゃん!!!しっかりぃー!!」
あ?何してんだあいつら。
まぁいっか。はいをポチッと。
【承認を確認、エリアへ移動します】
――ブォンッ
はいを選択した次の瞬間景色が一気に様変わり。
森のきれいな景色だったのが火が燃え盛る森へと変化した。
「は?聞いてた話とちげぇぞこれ。」
「こんな景色の中戦ったって人いましたっけ......?」
「んー、なんか山火事みたーい。」
「熊の攻撃だけじゃなくてこの火の中で戦うことも意識しなきゃいけねぇのか..........めんどくさっ。」
『影はだいかつやく』
「そうだけど、俺らには一溜りもねぇんだよ。」
「グルゥ?」
「ルクスも今回は風魔法はできるだけ使わないようにな。山火事がひどくなってもダルい。」
「グルァ!」
――GRRRRRRRRROOOOOOooooooooooOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!!!!
【出現!暴動熊が現れました!!】
【CAUTION!!予期せぬ介入により、テラノアフィールドボス『暴動熊』が『狂い群れる赤熊』へと進化、討伐対象が変化します!!】
ピコンッ
【ギルドクエスト『エリアボスを討伐せよ』の対象が変更されたことによりクエスト内容を一部修正、クエスト名を『未知のモンスターを討伐せよ』へ変更します】
おいおいおいなんだよあの熊!!
てか熊は群れちゃあかんだろ!?
「カルナ!!金太郎とヘイト管理!!アンナはピュリィ、ジャック、スレインと周りの雑魚敵処理!アンナ自身は敵に近すぎるな!ルクスとニトは本体ゼンツッパ!!以上、作戦開始ぃ!!!」
各自散開、ボスの変容に戸惑いつつも作戦を実行しよう。
今回の討伐対象『狂い群れる赤熊』は掲示板などで言われていた情報と異なり、通常種の熊畜生の数倍の体格と金魚の糞のように後へ続く雑魚敵、まぁ雑魚敵といっても普通にレベルは20程度はありそうだ。
全体の動きを見るに周りは囲んでは来なさそうだ。
これならまぁ誘い出し各個撃退はできそうだ。にしても俺も直接ダメージを出す手段が欲しすぎる。
えぇー今加護とか称号とかの内容確認しちゃダメか?まぁダメか。
この戦闘終わったら絶対に確認しよ。あとは余り散らかしてるLPも消化しよ。
「金太郎トレース!!ニコイチで敵のヘイト買って動き回るよ!!」
「ぷぅ。」
カルナと金太郎は大丈夫そうだ。
あの様子じゃ体の動かし方もかなりトレース効果が高くなってると見える。
「ジャック、スレインは囲い込み!!ピュリィは囲まれたところに攻撃して!!」
「「わふっ!!」」
「ピィー!!」
アンナたちもひとまずは大丈夫か。うまく契約獣との連携も取れてる。
で、俺たちは...........
「ルクス!!地上戦をあまり仕掛けるな!地の利を生かせ!!ニトは足止めにフォーカスしすぎるなよ!」
「グルァ!!」
『”影針突壊八撃”、後ろ足にきず』
「ナイス!!ほらほら機動力のねぇデカブツはただの的ジャコラァ!!!」
ニトの攻撃で機動力を失った赤熊へルクスとニトの追い打ちが入った。
いいダメージは入ってると思うが、自分でDPS出せないのがもどかしすぎるぅ..........!!
「結構きちぃな、DPSが足らねぇ........!!」
「バツさん!!」
「なんだ!?」
「このボス、エリア外からモンスターを呼ぶ修正があるかもです!!一向に雑魚敵が倒しきれません!!」
「そんなクソモンだったのかよこいつ!!」
どうする、挑発で全部俺にヘイトを集めるか?
でもそうすれば元凶への対処がなぁ..........
もう脳擦り切れ覚悟を一回やってみるか??
「カルナ!アンナ!戦闘対象チェンジ!!お前らで赤熊叩け!雑魚は俺が対処する!ルクスにニト!雑魚敵対処対応にチェンジだ!!"挑発"、発動!!」
バーカバーカ、お前の母ちゃんでーべそー。
え、怒りました??怒るとか図星ですかぁ???
だから雑魚敵なんですよプライドないんですかぁ??
.........せいせいせいちゃいますやんかそんな怒らんでもブチギレで草ァ!!!!!!!
「うぉぉぉお逃げるんだぁぁ!!!」
「あ、ボスもそっち向かってった。」
「なぁぁぁぁぁぁぁあんでだぁぁぁぁあああ!!!!!!」
死んでたまるかぁぁぁ!!
挑発したら全員連れた。
そりゃあんな煽られたらブチギレマスワナ。
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