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第46話 影の英雄が帰ったけど実際その場面って見られてないから英雄じゃないんだよね

休憩も終わり、街へと帰ったバツたち。

西門を通り抜けると目を疑う光景が広がっていた。


「え、なにこのお祭り騒ぎ。」

「何か記念日なのでしょうかね?」

「おぉ!!帰ったかお前ら!!」

「あ、ザンさん!!」

「あ、串焼き屋さんだー。」

「お、そうかそうかお前さんもバツ達と一緒に行動してるんだったか!!いやぁ、あの怪物を倒したんだ、今日はお祭りだ!!」

「あぁーまぁそうか。あいつくそしんどかったし。」

「なっ!?おま、あのバケモンとやりあったってのか!?」

「やりあったってか、直接屠った。」

「.........は?」

「いやだから、直接h「契約者は戦闘できないはずだろ!?どうやって直接.......!?」........あー、ルクスと融合して俺の体でちょちょいっと。あはは..........。」

「何やってみたらできましたーって顔してんだよお前は!?」

「ザンさん串焼き100本買ってもいいですか?」

「はいよー、ちょっと待ってな......ってお前さんらも驚かないんだな!?」

「だって、さっきその報いは受けてたっぽいし、それ以上に詰めてもしょうがないかなって。」

「そうですね。それにその状態でも支えるのが仲間だと思ってます。」

「........はぁ。まぁお前らがいいならいいんだがな。とりあえずギルドいって報告上げてこい。魂魄契約者にはそう共有するよう街の住民には連絡があったから伝えるが。当分の間は無茶すんじゃねぇぞ。わかったか?」

「「「りょーかい(はーい)(分かりました!)」」」

「ったく、三者三様だな。んじゃ、串焼き作って待ってっからまたあとで来な!」




――――――――――――――――




「あ、バツさん!!おかえりなさい!!」

「英雄さんのお帰りじゃねぇか!!」

「よくあのバケモンに喧嘩売ったよなぁ笑」

「にしても契約者が戦闘できない成約にどう対抗したってんだ……?」


ギルドに入った途端、出迎えムードだったことに驚きつつも受付にいるエミルさんの所へ向かう。


「エミルさん、無事に氾濫食い止めてきましたよ。」

「はい......!心配でしたよ.......!!」

「そんな心配しなくても、この人なかなか死なないから。」

「そうそうゴキブリみたいなね!!」

「私は壁を歩いて逃げましたじゃねぇから。誰が黒く光る災害だよ。」

「え、黒く光ってたよ?」

「やめとけ??」


いつも通りのバツたちを見て安心したエミルは、大事なことを思い出した。


「あ、そうだ!ギルドマスターがお呼びですので、こちらに!」

「??なんだろ、聞きたいこととかあるんかな?」

「もしかしてもしかして、報酬の件とかかな!!」

「そうかもしれないですね!あれだけ大変でしたから、貰える報酬も凄そうですよね……!!!」

「まぁまぁ変に期待しないでいこうや。自分らで上げて下げるとか話にならねぇだろ。な?」

「ふふっ。そう言っていただけて助かります。」


ただ、実際何が貰えるのかはバツ自身も期待感があった。

圧倒的格上に対してほぼソロキル。何故か討伐したにも関わらずリザルトが出てないことにも関係があるのでは?と色々勘繰ってしまう。


コンコンッ

「ギルドマスター、鳥獣戯画の方々をお連れしました。」

『おぉ、来たか。入ってくれ。』


ガチャッ

「失礼します。」

「ギルマスー、話って何です?」

「失礼しまーっす。」

「失礼いたします。」

「おぉ、まずは座ってくれ。」


促されるままにソファへと腰掛ける。


「まずは、今回一番危険な前線で殲滅にあたってくれて本当にありがとう。この頭しか下げれないことを許してほしい。」

「いえいえ!!そんな深々と頭を下げなくても.........」

「いや、今回の氾濫は過去にない規模だった。その予兆を報告、ましてや最前線で戦ってきてくれた恩人達に不義理などできまいよ。」

「感謝は素直にうれしいから受け取るよ。でもその話だけじゃないんだろ?」

「あぁ。まずは鳥獣戯画から今回の氾濫の話を聞かせてもらいたい。」


そのあと、今回バツたちの身に起こった出来事、戦闘などの顛末を報告した。

もちろん制約を超えて自ら戦闘したことも含めて。


「ふむ........ゴブリンの大樹との戦闘、それも禁忌を犯してまでのことだったとは。再三になるが、申し訳なかった。」

「いいんですよ終わったことだし。実際自分の手で屠れたあの快感は最っ高でしたからねっ!!」

「あ、快感とかそこら辺の話は無視しちゃっていいですから。」

「そ、そうか?まぁ顛末は把握した。これは後程資料として記録させてもらう。不足している情報とかがあったらたまに確認するから、その時は協力してもらえると助かる。」

「そん時は連絡ください、予定なかったらすぐ行くんで。」

「かたじけない。」


街の危機を救ったといってあまり畏まられても困ってしまうが、ギルド支部統括者としては義理を通したいのだろうな。


「もういいんですってば。ハイ終了。ってなわけで、報酬のお話がしたいでーす。」

「うわ、恩着せて報酬のお話ですってアンナさん。」

「え?でも初めに報酬渡すって話じゃ.........」

「あーそこは乗ってきてよアンナさーん。今の流れはまるで井戸端会議風に話す流れで行くやつじゃんかー。」

「ん?え?そういうものがあるんですか??」

「おいカルナ。」

「はい?」

「後で説教だ。」

「なぜだ!?」

「あー、報酬の話をしてもいいか?」

「あ、はいすみません。お願いします。」


バツたちは姿勢を正し、ザルスの発言を待った。


「今回ギルドからチーム『鳥獣戯画』に対して提示する緊急クエスト対応の報酬についてだが、3つ候補がある。」

「3つ?どれか1つ選んでってことですか?」

「そうだ。その候補は...........」

「「「候補は...........?」」」

「土地、権限、装備。この3つだ。」

「土地で。」

「権限がいい!」

「魔法のための装備が欲しいです。」

「「「........あ?(え?)(んー?)」」」

「はっはっは!!物の見事に割れたなぁ!!」

「いやいやいや、俺らの目的何さ!!クラン作ってこの街に拠点置くんだろ!?なら手っ取り早く土地もらったほうがいいだろうが!!」

「なんでさ!!権限もらってこの街での地位確立したほうが後々便利でしょ!!土地なんて権限もらってからでも買えるじゃん!!」

「装備もらってギルドランク上げの効率高めれば自ずと高ランカーによる権限もらえるじゃないですか!!なら、普通じゃ手に入らない装備とかをもらったほうがいいに決まってます!!」

「「「...........こうなったら、、、」」」


シュバッ!!


「「「さーいしょーはグー!!じゃんけんポイッ!!」」」


バツ:パー

アンナ:グー

カルナ:グー


「っしゃぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」

「ちっくしょー!!!」

「私の........私の夢の魔法装備が.........!!」

「お前ら..........」

「そんじゃ、土地を報酬としてもらうわ!!」

「わかったわかった。この後実際に渡す土地を見て回るから、その中から選んでくれ。いいな?」

「はーい。」

「「...............はーい。(わかりました。)」」

「いやいや負けた二人が悪い!!?」

「んじゃ、さっそく向かうぞ。後についてきてくれ。」

じゃんけんの結果、土地をもらいます。

見て回る話は次回たっぷりと!


あと、作品を書いてて思いましたが、地図とかの情報媒体は掲載したほうがいいんですかね?

たまに別作品を読ませていただいてるとき掲載してる作品もあったりするのでね。

ちなみに私は画像で掲載しているなら受け入れる派。文面に入っているなら受け入れられない派です。


では、今回もお読み頂きありがとうございます。

高評価、感想・意見等お待ちしております。

ブックマークも待ってます。

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