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第32話 我故我、進化故我此処存在(意訳:俺らは進化することで存在を見出せるぜ!)③

「..............様、バツ様?..........バツ様ッ!!」

「...............はッ!?ここは.........あぁ、教会に戻れたか。はぁ..........」

「どうなさいましたか?」

「いや、こっちの話です。」

「そうですか......てっきり深層世界へ飛ばされていたのだとば「その話詳しく!!」っかり........はい?」

「だから、その深層世界ってのを詳しく教えてほしい!!」

「はぁ、まぁ分かりました。まずはルクス様の進化をなさってからで?」

「あ、そうですね。ルクスすまん、置いてけぼりにしてた。」

「キュー!キュッキュッ!!」

「分かった、串焼き20本で手を打とう。」

「キュッ。」

「で、では、ルクス様の進化先を確認してまいります。」


「Volo iter. Volo animam, Per lumen sacrum, per verbum aeternum,advenias, O Rex Omniscientiae, Ostende mihi fatum illius entis, Revela… Revela… Futurum absconditum............。確認ができました。」


「どれどれ........?」


――――――――――――――――

◆対象:バツの進化先について

対象情報

・名称:ルクス

・種族:小竜

・進化状況:第0進化

・進化時素体ステータス上昇倍率:1.5倍

・進化候補数:3個


進化候補一覧

○正竜

小竜の正統進化先

現状のスペックが満遍なく強化され、デメリットが軽減される

⦅進化時の取得情報⦆

・全ステータス+25

・スキルを1つランダムで取得

・攻撃スキルのレベルをランダムで+3(取得スキルがない場合はランダムで取得する)


○風毒魔竜

現所有スキルに魔法スキルがある場合に派生として出現する

所有する魔法スキルなどによって取得情報が変化する

⦅進化時の取得情報・風魔法所有、毒腺所有⦆

・DEXステータス+150

・VITステータス+100

・進化に由来する魔法等スキルのスキルレベル+2


○理外竜

契約者の影響により、理から外れた存在

この種族の未来は誰にもわからない

⦅進化時の取得情報⦆

・深淵の力の片鱗を得る

・全ステータス+150

・ステータス項目に正気度を追加する


――――――――――――――――


「うわこれを選べって言ってるようなもんがある...........」

「ふむ、バツ様も先ほど深層世界で大変な思いをされたようですね。」

「えぇそれはもうほんとに。」

「キュー??」

「ん?あぁ。お前の進化はお前自身で決めるんだ。そこに俺は何も意見は出さないし否定もしない。自分が何者になりたいかを選ぶんだ。」

「キュ............キュキュキュ、キュキュ?」

「あぁー、まぁそれでもいいが、後悔はしないな?」

「キュッ!!」

「じゃあ、大司教。理外竜へ進化させてくれ。」

「ほう、分かりました。ではルクス様、こちらへ。」

「キュ。」


一つ返事をするとルクスはセルバ大司教のもとへ。

次の瞬間あたり一面を光の柱が襲う。


それは世界に新たな種族の誕生を祝うような、はたまた世界へ稀有な存在が現れたのだと知らしめるような。それはそれはたいそう立派な光の柱だった。


教会の外では近隣住民が教会に向かって祈りを捧げ、果ての国では光の柱について調べるよう命じたところもある。それくらい影響力のある現象が今バツの目の前で起こっているのだ。


「な、なにが起こってんだ.......?」

「これは、実に珍しい光景に遭遇できました。」

「大司教、これは..........?」

「これは神の祝福の福音。この光の柱が出現することでその者は今後の未来安寧が得られるという伝承があるのです。」

「なるほどな。」


光の柱は徐々に弱まり、中から二回りほど成長したルクスが出てきた。


「グルゥ♪」

「おぁっ!?」


勢いよくバツへ飛び込んだルクスだったが、すでにバツの背丈をとうに越している、さすがのバツも尻餅をついてしまうほどだった。


「グルゥ........?」

「ん?あぁ、大丈夫だ。少し急でびっくりしただけだよ。」

「グルァ!!!」

「わぷっ!?」


顔中をべろんべろんに舐めまわされたバツ。びっちょびっちょである。


「大変微笑ましい様子ですが、急ぎ伝えなければならぬことがございます。」

「ぅあ、な、なんだぁ?」

「バツ様が経験しました深層世界についてですが。お気を付けください。」

「???」

「あなたは神から認知されました。これから予想もできない困難が迫りくるでしょう。」

「はぁ。」

「気を確かに持ちなさい。契約獣を頼りなさい。周りを頼りなさい。一人で抱え込まないでください。

「大丈夫ですよ。俺は周りに恵まれている、セルバ大司教のことも頼りにしてますよ。」

「................はい。それでは、神のご加護があらんことを。」


そういうと、セルバ大司教は裏へ下がっていった。


「ふぅ.........」

『...............』

「終わったぞ、ニト。」

『おつかれ、バツ、ニトのオリジナル、会った?』

「ん?あぁ、あれをお前のオリジナルとは全くもって思いたくもないが、まぁ会ったな。」

『そう』

「...........ん?どしたん。」

『蝕まれないで。飲まれないで。その力は人を壊す。』

「使うも何も、まだ確認してないんだ。積極的に使うかはそん時考えるよ。」

『.............ほんとにきをつけて、もちろんルクスも』

「グルゥ??グルァー!!」

『いいこ』

大いなる力には大いなる代償を支払う義務があるとかなんとか、ね。

さぁ第一進化終了しまして。次回はステータスを確認します。

どう変化するか、お楽しみに!!


では、今回もお読み頂きありがとうございます。

高評価、感想・意見等お待ちしております。

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